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202310 ブラタツノブ 山形市♯6

 ホテルについて、フロントのお姉さんにお礼を言おうと思ったら、お兄さんに代わっていて「戻りましたー」とだけ声をかけて。明日の朝はいるかなぁと思いながら部屋へ。名古屋店OBLINEに「明日もたくさん歩くぞー、今から作戦立てるぞー」とLINE送ったら、島ちゃんから「今日はどれくらい歩いたんですか?距離とか歩数とか?」と聞かれるも「わかんないな」と返したところ「iphoneですか?」「iphone」「じゃあ、ヘルスケアのデータ見たらわかりますよ」って教えてくれて。いわれたとおりに見てみたら、なんと本日20,500歩も歩いてたー。「距離も見れますよ」「どう見るの?」「『すべてのデータを見る』でいろいろ見れますよ」そしたら、ウォーキング+ランニングの距離がなんと、12.3キロメートル! 

スポーツみたい

 島ちゃん「歩きましたねー」って。 いい機能を教えてもらってよかった。これからも健康のためちょくちょく見よう。と大満足して就寝。

 翌朝、フロントはお姉さんだったけど、おしょうしなさんを教えてくれた方とは違う人。よろしく伝えてもらおうかとも思ったけど、ややこしくなるかなと思って普通にチェックアウト。お世話になりました。

 今日最初に訪ねたかった山形市郷土館は9時オープンっていうのを調べてたのでホテルを8:45頃出る。まずは今日の「小瓶」を調達に昨夜のファミマへ。そこで、また蓑輪説を立証する出来事に遭遇。ここのファミマのレジって「フォーク並び」なんだけど、それに気づかず悪気なく割り込む形になってしまったお兄さんがいて。当然、レジスタッフから注意され。お兄さんが「あぁーっ、すみませんーっ」って、そんなに謝らなくても大丈夫だよってくらい平身低頭。それもさることながら、次の順番で待ってた少なからず強面のおじいさんが「あぁ、いいよいいよ。払っちゃいなっ」って。「山形の人ってやたらと優しいんですよ」って蓑輪君の言葉がまた響いた。

 朝からちょっとほっこりした気持ちでファミマを出て、そのまま山形駅のコインロッカーへ直行。荷物を預ける。カギ式じゃなくて開けるときに開錠番号をタッチパネルに入力する式の今風のコインロッカーで。英語の説明も書いてあるんだけど、隣で欧米の方がコインロッカーを相手に手こずってたので、身振り手振りで教える。シャイな方で小さな声で「サンキュー」と言われて、欧米だからと言ってだれでも彼でも明るくてオーバーアクションなわけでもないんだな、そりゃそうだよな、とひとりごちる。まずは今日も霞城公園南門へ。向かう途中で昨日の観光案内所を横目に見ると、マスクのお姉さんが今日もいて。「今日は〇のところ、行きますよー」と思いながら通り過ぎる。

 また霞城公園南門から入って9:20頃、山形市郷土館へ。

中庭から見上げるとこんなかんじ

 国指定重要文化財 旧済生館本館とあり入館料無料。とっても洋風な佇まい。四階建て。一階と三階は八角形で二階は十六角形。明治11年2月着工でわずか7ヶ月で落成という超スピード工事だったよう。当時は山形県立病院。そして12月に「済生館」と命名。のちに山形市立病院として使用されて昭和41年12月に国指定重要文化財。明治初期の「擬洋風建築」というらしいです。建設当初は医学校が併設されそういった役割も担ってて、明治13年にはオーストリア人医師ローレツ博士が就任して約2年間ドイツ医学の普及に尽力いただいたようです。

ステンドグラスがあちこちに

 館内をめぐると洒落たステンドグラスが随所にあったり、昔の医療器具が展示してあったり医学校の面影も多くあります。中庭も見事な庭園でずっと見てても見飽きない。

よく手入れされてる

  天気も良くて中庭はもちろん屋根や壁がいい色に映えて写真もたくさん撮っちゃいました。そしてNHKのブラタモリのポスターも発見。タモさんが古めかしいトランクを片手に、地方の駅で列車だか電車だかに今まさに乗り込もうとしてるカット。左には「山形行き」っていう切符と「まだまだ歩きたいとこあるんだよね」ってタモさんが発したかのようなコピー。いいポスターで思わず撮る。

俺ももっと歩きたい

 建築自体が当時としては目立つ建物だったので空襲の標的にならないように四階部分を取っ払ったりしたとのこと。

正面はこんなかんじ

 館内に霞城公園内に移築復元との説明文があったのでひととおり見終わったあと帰り際、受付のおじさんに「どこから移築したんですか? 七日町って書いてあったんですが、あの七日町堰の七日町ですか?」「そうそう」「じゃあ、わりと近いですね?」「そうだね、今の山形市立病院済生館があるあたり」「あっ、昨日そのあたり歩きました。だからかー」「七日町に建物の上の部分だけ置いてきてあるんだよ」「あっ、そう言えばそれらしいものありました」っていうやり取りがあり、自分の脳内で少しずつピースが組み合わさっていくおもしろさ。周囲には桜の木も多くあり、霞城公園全体もですが春に来ればまた違った良さが見えるんだなと想像する。



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