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202310 ブラタツノブ 山形市♯ 7

 10時頃、この郷土館にけっこうなレベルで満足して次の「山形県郷土館 文翔館」へ向かう。がその途中にまた最上公の騎馬像公園を通過するので、またあらたに4枚撮影。

撮影用スマホスタンドも設置

 とにかくかっこいい。最上公と一緒に写真撮りたい。道草しながら25分くらいかけて文翔館に辿り着く。文翔館は旧県庁舎かつ旧県会議事堂でもあり、メイン通りのズドーンとド真ん前、突き当りに鎮座まします。だからこれまた見栄えがいい、映える。ここでも5分くらいかけていろんな角度から何枚も撮る。かっこいいい。

正面から
正門込み

 入場料無料。明治10年に県庁舎、16年に県会議事堂が建設されるも同44年の山形大火で焼失。大正2年復興着手、同5年完成が現在のもの。

映画のセットみたい

 昭和50年まで現役として使用され、同59年 国重要有形文化財指定。ここはとにかく見どころ満載。「順路」がたしか3パターンくらいあって、どこから見ようか?ってくらい。まず迎える中央階段の壁の漆喰塗もステンドグラスも美しい。ステンドグラスは当時のものでクリーニングしただけとパンフレットに記載。昔のガラスだから波打ってるように見える。

絨毯も立派

 次々と重厚な部屋に通されて(順路通り進んでいるだけですが)、「正庁」「バルコニー」「貴賓室」「知事官房」「群市長控室」と、まだまだ書くのが大変なくらい続く。

見事な漆喰

 目を見張る漆喰天井やシャンデリアや復元された重厚な絨毯、カーテンが、それぞれもれなく圧巻。

正庁 バルコニーにも通ずる

 各部屋の暖炉も当時のものとのこと。復元も当時の写真や幾度も張り替えられた壁紙の一番下から見つかった柄を選んだりととにかくやることが緻密緻密っ。「高等官食堂」では壁の腰板の背がとにかく高い。説明では「腰板の反響で食事中の会話をよく通るようにするため」とか。そんなに違う?ホンマかいな?と思いつつ。当時は普通のことだったのかなぁ。

見上げすぎて首が痛くなる

 加えてこの部屋では両棟を文化財として保存することになって重要文化財指定のあとの館修理工事の様子がビデオで紹介されてて食い入るように視聴。すんごい興味深かった。特に正庁や貴賓室の天井の漆喰の再現。とにかく緻密、細かい、職人気質。あっ、しまったー と思い、通された部屋を5つくらい戻って天井部分を何枚も撮影。

ケーキみたい

 ふー、よかったぁ。撮り損ねるとこだったよ。次に中庭から見える時計塔を撮影。これも正面からの撮影とはまた違った風情がある。いい。中庭も石畳で演奏会やギャラリーとしても使うとパンフレットに記載。

2階のガラス窓越しに撮影

 このあと、「復元の記録」という展示室でビデオを見る。昭和61年から平成7年までに10年に及ぶ修理工事の様子をさっきの「高等官食堂」のビデオのおそらく編集前のテープで何倍もの詳細さで放映されてる。これもまた食い入るように観る。

各部屋に暖炉

 あとから計ったら50分も見てた。これがもしかすると今回の旅で最も感銘を受けたことといえるかも。そしてここでもまた、ブラタモリ山形バージョンポスター発見し撮影。

俺もあるよ

 まだまだ、文翔館の順路は続く。ほんとに入場料無料でいいの?ってかんじ。一階に降りてさっきまで二階から見ていた中庭に出てちょっと歩く。天気が良くてテーブルと椅子が並んでて、記憶があいまいですが、飲食ができる日もあるんだっけか?さっきの重厚な部屋でも、この中庭でも「るろうに剣心」の撮影が行われたと看板あり。

囲まれてて落ち着く感じ

 看板には撮影中の佐藤健さんが写ってました。その後、渡り廊下を渡って県会議事堂へ。ここもなかなか荘厳な雰囲気。上品な講堂ってかんじ?

威厳

 議員席は固定されていないので講演会や演奏会にも使われたようです。いまでもギャラリーや演奏会に使用とのこと。ここも資料に基づいて復元されてます。

入口を向くと明るい

 当時としては珍しい水洗式トイレの展示もありました。あとからカウントすると、結局ここ「文翔館」に1時間50分ほどいました。あー楽しかったー。

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