news 2014.12.12-

失敗説がささやかれる「Google Glass」にExpediaが投資する理由

なぜExpediaはGlassに投資するという決断を下したのか――Kim氏は3つのポイントを挙げた。

1つ目は「インターネットを付けている」というパワーだ。Kim氏は「Glassをかけていることは、インターネットを装着しているのと同じ。目の前でインターネットのパワー、瞬時にナレッジにアクセスできるパワーを得られる」と述べる。
 2つ目は、Glassやウェアラブルがつくるこれまでとはまったく異なる状況だ。「HTMLもマウスもないし、セッションもない」とKim氏、そのかわりユーザーは24時間365日オンですぐにアクセスできるという環境にある。「そのような端末をどのようにして活用するか、考えなければならない」と課題を語る。PCやスマートフォンのようにExpediaのウェブサイトを目の前で表示するのは不適切であり、これまでとは考えとアプローチを変える必要がある。
 3つ目は、ウェアラブルが人間の体験の限界を広げてくれるという期待だ。たとえば、ある場所に行ったときに、Glass経由でその場所についてのプライベート(自分の父親が若い頃に勤務した会社があった場所、両親が最初に出会った場所など)なメモが表示されたらよいのに、とKim氏は語る。

 一方で、Oculus VRなどの仮想現実ヘッドマウントディスプレイにより、人々は仮想でバケーションを楽しむようになるという予想に対しては、「そのようなことは起こらないだろう」との見解を示した。


「この先、ネット上の長文コンテンツを支えるのは定額制モデル」ーー長文メディア「Longreads」創設者の言葉

Longreadsは、2009年設立のメディア。ロサンゼルス・タイムズやタイムなどで記者やデジタル戦略を担当していたマーク・アームストロング氏らが中心となって生まれました。
 1500語以上を長文コンテンツと定義して、ノンフィクション/フィクションのどちらもキュレーション。月額3ドル、年額30ドルの有料課金制を採用しており、すべてパブリッシャーや著者に還元しています。 
 知らなかったのですが、Longreadsは2014年4月に、WordPress.comを運営することで有名なAutomattic社に買収されていました。現在はキュレーションですが、マネタイズの先には独自コンテンツの制作も視野に入れているとのこと。
 マーク・アームストロング氏は、「いま、多くの会社が長文のストーリーテリングにお金を注いでいます。それは素晴らしいことですが、多くの場合、実際に支えるモデルがありません。(中略)この先、読者によるサブスクリプション(購読/定額制)が、ネット上でストーリーテリングの質を保証するのに重要です」とサブスクリプションモデルの重要性を語ります。


立花隆氏がNHKの「クローズアップ現代」で番組の取材内容をことごとく否定

学生は、ネット検索の結果を見出しと150文字ほどの概要を見て、わずか1秒で必要な情報かどうかを判断している
 読書の効用についても「ネットだけだと掘り方が浅くなるんですよ。もうちょっと深い情報を得たいと思ったら、本なりその他もろもろがありますから」


Facebook、Bingを捨て独自検索ツールに集中

検索は、深く堀り下げることが非常に難しい領域であり、Facebookの検索サービスは、10億を越えるアクティブユーザーと1兆件以上の投稿から成る閉鎖されたネットワークとして、独自の難題に直面することになる。Zuckerbergは7月のアナリスト会見で、しばしば同社の検索エンジン技術者から、Facebookは世界最大のウェブ検索データ群であることを念押しされると言っていた。
 それは困難ではあるが、Facbookがインターネットにおけるソーシャル分野を支配し続けるためには、乗り越えなくてはならない重要な障壁だ。ソーシャルの巨人は登場して10年以上になり、人々の生活全体がFacebookに記録されている。コンテンツは指数関数的に増加していることから、このネットワークに特化された検索が不可欠になることは間違いない。



世界スマートフォン販売、サムスンは首位維持もシェア減--ガートナーQ3報告

サムスンの第3四半期世界スマートフォン販売台数は7320万台で、市場シェアは24.4%だったという。前年同期の同社のスマートフォン販売台数は8040万台で、市場シェアは32.1%だった。
 同市場の総販売台数は、2013年の2億5030万台から2014年には3億100万台と大きく増加している。
 第3四半期に販売台数を大きく伸ばした企業の1つはAppleで、前年同期の3030万台から2014年には3820万台にまで増加した。中国を拠点とするスマートフォンメーカーのHuawei(ファーウェイ)とXiaomiも販売台数を大きく伸ばした。Huaweiは前年から430万台増加し、1600万台となった。Xiaomiは中国と周辺諸国を席巻し、販売台数は2013年第3四半期の360万台から、2014年同期には1580万台にまで増加した。


ベクトル、ニュース記事解析・配信ネットワーク提供のJX通信社とアドテク領域で提携

今後ベクトルは、同システムについて、ネイティブ広告プラットフォーム「Native News Wire(ネイティブニュースワイヤー)」との連携、マイクロアドとの合弁会社「ニューステクノロジー社」での活用を進める。


PCの月間ネット利用者数は昨年より8%減/スマホの月間ネット利用者は30%以上増【ニールセン調査】

同社アナリストの高木史朗氏は今回の結果について、「スマートフォンについて、直近の弊社の調べでは、16歳~49歳では70%の普及率にまで伸長しました。来年以降の大きな伸びしろは50代以上(普及率17%)に限られるため、スマートフォン利用者数はこれまでのような急成長から、緩やかな成長へと移行していくと考えられます。2015年以降、スマートフォンからのサービス利用を拡大するには、カテゴリ内シェアを高めていくことが、これまで以上に重要となるでしょう。」と見解を述べている。


IoT広告市場、2020年には約5倍に成長/生活者関連データは約45倍に【国内IoT広告市場調査】

ネット接続可能なIoT生活者デバイス数は、1人あたり平均6.8台に
 ネット接続が可能な生活者デバイス数は、2013年時点で国民一人当たり推定2.83台だが、2015年には3.04台、2020年には6.78台に増加すると予想される。


地域情報をGoogle Glassにプッシュ配信、NTTレゾナントが実証実験


横須賀市がIngress特設ページ 自治体初 猿島行きフェリーの「Ingress割」も

Ingress割は、東京湾に浮かぶ無人島「猿島」行きフェリーの料金が、通常の1300円の半額・650円に割り引かれる企画。レベル2以上のエージェント向けで、三笠桟橋のチケット売り場でゲーム画面を表示すると割り引きを受けられる。期間は12月20日~2月28日まで(冬期は土日祝のみ運航)。
 ブロガーなど向けに「イングレス in 横須賀」体験ツアー12月25日に実施。「よこすか海軍カレー」を食べながら横須賀市のIngressへの取り組みの説明を受けたり、フェリーで猿島に渡るなどのイベントが盛り込まれたツアーで、ブログやSNSでツアーの様子を発信してくれるエージェントを10人募集する。応募は22日午後1時までにメールかFAXで。


ソニー、メガネに装着できる有機ELディスプレイを開発

2015年内の量産開始を目指しており、アイウェアやウェアラブルデバイスとの連携を想定しているとのこと。2015年1月6~9日、米国ラスベガスで開催する「2015 International CES」にも展示する。


乗り換えアプリ「駅すぱあと」が移動予測データを使ったネイティブ広告

「職場は山の手線内で職場から20分以内の駅に在住」「週末はよく青山、代官山や銀座などおしゃれな街に出かける」といったユーザーに、的確にイベント情報などの広告を配信できるようになる。
 また、広告の掲載方法に、経路検索結果画面と合わせたネイティブ広告を採用することで、メディア体験を損なわず広告の視認性やより深い関心が得られるとしている。


日本は最もモバイルコマースが浸透している市場に【Criteoモバイルコマースレポート】

Criteoがモバイルにおける消費者の購買行動やトレンドについてまとめた「State of Mobile Commerce」によると、世界のオンラインショッピングにおけるモバイル使用率は30%に拡大したことがわかっている。特に日本および韓国での使用率は圧倒的に高く、日本は調査対象国でも最高の49%、韓国は45%を占める。また、日本と韓国でのモバイル使用率はさらなる伸長が予想されており、Criteoでは両国とも2015年には50%を超えると見解を示している。
 デバイス別にみると、Androidスマートフォンが5.7%と最も高く、次いでiPadが5.1%、Androidタブレットが4.7%、iPhoneは4.3%となっている。



中高生はインターネットを使って何をしているのだろうか

もっとも多く行われている行為は「動画サイトの視聴」、そしてほぼ同率で「情報検索と見る・読む」。中高生がYouTubeなどの動画をテレビ同様に観賞し、その内容を同級生などとの間で語りあう共通のネタとして用いる事例はよく見聞きすることではあるが、それが裏付けられた形となる。ネットをする中学生にとって、インターネットはインターネットテレビ的な存在でもある。