Google Research:Googleは、Forbesの「2015年、最も価値あるブランド企業」のリストの三位に入った。ただ、誰もが彼らは検索で一位であることに異論はないだろう。Googleは、この10年で機械学習能力で多くの進化を果たした。彼らは、画像、動画、言語の理解を深めるための開発に力を入れている。 Googleは調査、買収(2014年に買収したDeepMindなど)やImagenet Large Scale Visual Recognition Challenge(単語と画像を紐付けるデータベース)とのパートナーシップなどを通して、ディープラーニングの新しい分野での検証と適応に注力してきた。最近Googleは、初めて見る画像を説明するためのキャプションを自動で付ける機能を公表した。Googleの検索アルゴリズムにこのような画像認識と検索機能が実装された場合を想像してみよう。 そんなに遠い未来のことではないだろう。Geoffrey Hintonは、Redditの「Ask Me Anything(何でも聞いて)」のセッションで「次の5年で最も面白い分野は動画とテキストの内容の理解だと思います。次の5年内に、例えばYouTubeの動画から、何が起きている内容かを説明する機能が出来ていなければ、がっかりします」と説明している。
Facebook FAIR:世界で最も人気のSNSは、検索でも強いプレイヤーに成長した。今後もこの分野においてマーケットシェアを拡大していくだろう。Facebook AI Research (FAIR)はFacebookが人工知能とディープラーニングを未来のソーシャル、購買活動とメディアへの応用に注力していることを表すものだ。事実、彼らの顔認識ソフトウェア、Torch(ディープラーニングのための開発環境)のオープンソースモジュールへの貢献、最近ではMike Schroepfer (FacebookのCIO) がFacebook AIが 動画内の登場人物の動きを認識できるようになったことを発表したことを考えると、Facebookは、ディープラーニングによる学習能力を最も活用している企業であると言えるかもしれない。
Microsoft Project Oxford:最近発表したhow-old.netの顔認証プロジェクトで Microsoftの技術を多くの人が知ることとなった。しかしほとんどの人はこのプロジェクトは、Microsoftの機械学習研究チームによって製作されたことを知らない。Microsoftのブログによると「数人の開発者が、ウェブページと機械学習APIを統合し、リアルタイムでアナリティクスをストリームするこのソリューションを全て構築するのに、一日しかからなかった」と伝えた。これは始まりに過ぎない。このようなプロジェクトの他にも、近い内にProject OxfordとCortana(Microsoftの「パーソナルアシスタント」)がWindows 10とInternet Explorerの代替ソフトであるEdgeに実装されるだろう。