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ジブリパーク「ジブリの大倉庫」内覧会メモ・攻略法

ジブリパークの「ジブリの大倉庫」訪問記


googleマップに投稿したもののなぜか掲載されないため、こちらに投稿。

2022/10/23 スポンサー企業向け内覧会で訪問。10時の入場チケットを持って40分ほど前に施設に到着したが、どこに並べばいいのか表示も案内もなく、同様の訪問者が建物周囲をウロウロしはじめた。

9:30にスタッフがアイススケート場の前に並ぶように指示をされる。アイススケート場の前では1列で並ばされるが、入場10分前に建物入口前への移動を案内されるも、そこへの移動にスタッフが付き添わないため、それまで並んでいた列と関係なく、建物に向かって走るモラルの低い客によって順序の逆転が発生していた。

また、建物入口前のチケット確認の列が3列に分かれ、好きな列に並んでいいことになるため、ここでも並び順の逆転が発生する。(おそらく本公開でこれをやると喧嘩が発生しかねない)

3列のチケット確認はスタッフの段取り、客の段取りによって手間取りが発生すると、別の列の客がどんどん入場してしまう。
私は、最前列に並んでいたのだが、だいぶ後ろの方にいた子連れが3列に分かれる際に隣のレーンの最前列になり、結局最初の入場になっていた。

さらに建物入場開始時に、写真撮影に関する注意事項の説明やオリオン座での映画チケットの配布を行うため、入場に時間がさらにかかる。

ようやく入場し、階段を降りていくのだが、順路案内や館内マップもなく、どこに何があるか全くわからない。
口頭で「左右ご自由に御覧ください」とスタッフが案内しているが、どちらに何があるかすらわからないので戸惑う。
戸惑いながら階段を降りて左手に行ったところ、メインの展示と思われる「なりきり名場面展」があったので、そこに最初に入った。
階段を降りて右手に行ってしまっていたら、大倉庫で一番行列するであろう「なりきり名場面展」の列に並べず大後悔しただろう。
ジブリの大倉庫の攻略法として最も重要なのは、「エントランスを入って階段を降りたら左手の「なりきり名場面展」に直行することだろう。

以下は、特に行列ができていた留意すべき施設についてコメントしておく

■「なりきり名場面展」

映画の名シーンの主人公になりきった写真撮影ができるエリア。

最初に、千と千尋の神隠しのカオナシと写真撮影ができるのだが、これがこの施設最大の行列のボトルネックになる。
撮影せずに単に見学したい人も、この行列に並ばされるため、入るまでに1-2時間かかる可能性もある。
またガラス張りの施設で太陽の直射日光があたり温室状態になるため、季節によっては辛い行列になると思う。

一人ひとり交代交代で撮影したり、家族で撮影したりするのにとにかく時間がかかる。また、撮影する人と行列客が交錯する。
撮影場所も床に足跡やカメラマークをマーキングしておくべきだろう。

カオナシの次はラピュタのシーンでの撮影行列が2つほど続くが、ただ見るだけの人は、カオナシの列を過ぎたら、自由に歩くことができる。
上のフロアに移動すると、若干列ができるのがもののけ姫のシーンでのなりきり撮影。
これは施設側の問題なのだが、照明が暗いところから明るく変化していく演習をしているため、1人あたりの撮影を終えるには照明の変化を待たなければならず、非常に回転が悪かった。いずれ、常時、明るい照明に変更しそうな気がするが。

カオナシ、ラピュタでの写真撮影が特に人気だが、「コクリコ坂から」の考古学研究会の展示がディテールまでこだわったもので最も見ごたえがあった。大倉庫を訪問する前に、映画を復習しておくと感動がより深まるだろう。

「なりきり名場面展」で展示されているシーン


■ラピュタの庭の「ロボット兵」

庭というには残念な狭いスペースで、倉庫の角のスペースを利用した展示。
ラピュタの紋章とロボット兵と写真が撮れるのだが、ここも開館から早めの時間帯、なりきり写真館を観た後に早めに行っておくべきだろう。
しばらくたつと行列が長くなっていたし、行列し始めると、離れてラピュタの紋章とロボット兵をアングル内に収めるために引いた場所から撮影できにくくなる。

■千と千尋の神隠しの「にせの館長室」

ここも撮影の列が長くなっていった。撮影に適した場所が狭く、並ばないと撮影ができないが、千と千尋の神隠しファンにとっては必見スポットの1つ。

■「ネコバスルーム」

フワフワのネコバスに乗って写真撮影ができるのだが、これもスタッフが「自由に撮影ください」というだけで、順番待ちの列すらなく、無法地帯となっており、割り込みも発生するし、どの順番で撮影を待ったらいいのか全くわからない。
人気のキャラだけにここも大混乱が起きるだろう。

■ショップ「冒険飛行団」

入場者に対して、店は広くない。また稼働しているレジも3つ程度だったため、会計の行列が異様に長くなっていた。
開店時間から遅くなると商品の補充も追いつかず、買い荒らされた売り場のままになるので、早めに買っておくことをおすすめする。

■カフェ「大陸横断飛行」

とにかく座席数が小さいため大行列必至。ちょっとしたファミレス程度のキャパだろう。


店の入口にメニューがあるが、おしゃれにするためか黒板に文字でメニューと金額が書いてあるだけで、これを観ても決めることができないだろう。


店内に入り、ガラスのショーケースにサンドイッチ、ピザが並んでいるので、口頭でスタッフに注文する。

だいたい1つが650-900円程度、ドリンクは500円前後。無料の水などはない。
先に席を確保するように案内もしていなかったので、席がないのに商品を受け取ってしまい難民発生しかねない。

また、注文したものを受け取るには、番号で受取場所で待っていなければならない。このため、店内の狭い受取場所に多くの人が立って待っているうえ、口頭で番号をいうだけでフードコートの呼び出しベルのようなものや、ディスプレイ表示のようなものもないため、聞き逃したり間違って受け取る可能性がありそう。

特に気になったのは、ピザやサンドイッチのメニューなのに紙おしぼりの配布がないこと。また大きめのピザを切り分けるナイフなどのカトラリー類もないこと。水もないことである。この辺は改善すべきだと思う。

行列しているときは、スターバックスのように行列客に写真付きのメニューをみせて、注文するものをだいたい決めておいてもらうなど行列時間を有効に使う工夫もほしい。

■シベリあん

「風たちぬ」で登場するシベリア(カステラのようなパンに餡子を挟んだもの)と牛乳などの飲み物を売っている。とにかくシベリアのサイズが小さいのが気になる。そしてサイズに対して値段が高い。
ただここ以外に食べものはカフェ「大陸横断飛行」以外ないので、しかたなくここで小腹を満たす人もいるだろう。

【全般/その他】

・スタッフの数が多いものの、指示命令系統がはっきりしておらず、ボケっとしているスタッフばかり。特に行列の裁きが全くできていない。なんの列かもわからないし、「なりきり名場面展」は撮影するレーンと、単に館内をみるだけの人と列をわけるべきだろう。

・大倉庫内では、飲み物の自販機もないし、食べ物を買える場所も「シベリあん」のシベリアと牛乳など、あとは「子供の街」にレトロな昔の瓶のジュースがあったのをみかけたくらいだったため、水分補給の準備は事前に必要

・館内の少ない椅子やベンチで持ち込んだコンビニ弁当などを食べる家族連れがいて、世界観を壊していた。持ち込み弁当などを食べるエリアを、屋外に設けるべきだろう。

・「公開倉庫」はおそらく貴重なものもあるのだろうが、その説明が一切なく、単に暗い部屋にいろいろな制作物・造形物が置かれているだけなのが残念だった。

全体的に、「テーマパーク」ではなく、「美術館」といったものだと思って訪れるべきものだろう。
映画に思い入れがなかったり、小さな子供は退屈すると思う。

運営のプロがコンサルに入っているような感じがしない運営のグダグダぶりがあちこちで目についた。
徐々にこなれていくことを期待したい。


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