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ガンある 金ない 2  #ガッデムちんぽ

初めて行った病院で
その日
即日ガンがあります
と言われたので

思い切りおどろいて
本当ですかっと
声をボリューム大にして言ったら

べっ甲フレームの眼鏡先生

私は嘘は言いませんっ    😤   
と鼻息を荒くして
キッパリ
(うわ~なんか感じわるぅ〜)
 お偉い
 お医者様先生だから
 お高いであろう
 べっ甲メガネ
 
いやいや誰も嘘つき
 呼ばわりしてないですよ〜
(このジャマイカ納豆)

(今あの時を思いだすと
患者用の灰色の丸椅子から腰が
かなり高く
ジャンピングしていたと思う 
あまりにも痛烈打撃な驚きで)

さらに(かっこで   このジャンピング時に丸椅子を看護師が引いたなら
小麦利秋はお見事にひっくり返っただろう)

甲状腺のエコー検査の結果写真を
見せられて
ここに甲状腺のがんがありますと
(甲状腺乳頭ガン)

このガンは手術してとれば
完全に治ります
と言われ

こっちのほうは
検査の結果がでないと
わからないので

1週間後に
また来てくれと


こっちのほうとは 

無職 マネーなしの小麦利秋
My軽自動車運転中
何気に左首を触ったら
枝豆くらいの
固いゴロゴロが

ああっ
世界が変わった瞬間
衝撃的電気ショック
暗くゆがんだ瞬間的空間

即座にガンだっ
とわかりました

理由はわからないが
とにかくガンだっ

絶対不動にガンだっ

危機的第六感シグナルの発動


って言うことで

こっちのほうとは
左首の所の
枝豆くらいのゴロゴロです

2005年6月スマホのない時代

小麦利秋
無職 金なしなので
パソコンも携帯もなく

これは
何事なのか調べるのに
市立の図書館に行き

病気の本棚コーナーで
首のゴロゴロ
体のだるさ 疲れてどうにもならない
寝汗 などなどの症状がある
病気を調べてみると

なんだ なんだ
リンパ線のガンが
ガッツリ
あてはまるでは
ないかっ
いやーな予感
 
悪性リンパ腫なら
抗がん剤治療 
髪の毛なくなるし
激烈気持ち悪いんだろう

骨髄検査 
猛烈じこくの痛みだとか

こんなガンは当然お断りなので

これは
体だるさ 疲れやすい症状の
甲状腺が悪いことにしとこ💯😆💯
甲状腺の病気も
似た感じなんでね🍥😆🍥

家にかえり
タウンぺージで
甲状腺の病院を探して

月曜日に行ったところが
べっ甲メガネ先生の

べっ甲内科クリニック(仮名)

(わろとこ🤭)

待合室の小さな本棚に
名医名鑑などと言う
本が目についたので

見てみたら
なんだよぉ〜

載ってるじゃないかょぉ~
べっ甲内科クリニック

べっ甲たける医院長(仮名)
  (なぜにタケル)

(やっぱり わろとこ🤣)

診断能96%とか
色々と
すご腕先生らしく

もと県立ガンセンターの内科部長で
かなりのプロフェッショナルで
 全国的有名な医師だとか

ジャマイカ納豆とか
医院の名称とか 
べっ甲先生の名前を
勝手につけて
笑い者にしたり
馬鹿にする気はもうとうなく
 素晴らしい先生だったと思います


なぜジャマイカ納豆

小麦利秋の大親友
大場まことが麻雀で負けた時に🀄

ガッデムちんぽー

と言った時があり

チキショーちんぽって
なんだろう
まるっきり
意味不明なんだけど

よっぽど
くやしかったんだろうと
すごく良く伝わりました

ガッデムちんぽと言いながら
魅せる悔しい顔
しぐさリアクション
雀卓にお茶を吹くほどの
おもしろ出来事だったので
永遠に忘れることはないです

ジャマイカ納豆も意味不明の
心の奥底から湧き上がる衝動的言葉


衝動的言葉その2

小麦利秋が大親友の
松本慎一の所に
遊びに行き
いつもなら
ピンポ~ンと呼び鈴を鳴らして
慎一く〜んって言うんだけど

なんか
モンテカルロく〜んって
いいたくなり

二階には友達もいっぱい
集まってるみたいだから
なおさら絶対に言いたくなり

日曜日 のどかな昼下がり

慎一の
両親と兄貴がいるのは
気配的に
わかってたんだけど

ピンポ〜ン

元気よく大きな声で

モンテカルロく〜ん

意味不明なモンテカルロく〜んに

2階の友達が
大いに大爆笑してるのが
聞こえたので

慎一の家族を無視して
堂々と胸を張って
元気よく

モンテカルロくぅ~ん
 

って言ったかいが
ありました🍥😆🍥

と言うことで

モンテカルロくぅ~んも
ジャマイカ納豆も
やっぱり意味不明な衝動言葉です

慎一の家は近く
道路を
はさんで斜め向いのだったので
小学生の頃から
よく遊びに行きました

ピンポーン
慎一くぅ〜ん
だいたい慎一の母親がでてきて

あっ小麦くん
ちょっと待っててね

慎いちー小麦くん    
またきたよー

あまりにも頻繁に
毎日よく行ってたので

慎一の母に
また来たなんて言われ
煙たがられてた小麦利秋

慎いち家族の気配をマスターするほど
頻繁に通い続けた小麦利秋
22歳の頃にうんざりされてた
慎いち家族宅で
モンテカルロくぅ~んを発動


待合室の名医名鑑には
細胞診とか載ってあったので
どっひゃー やるんかーい
ガチガチに岩みたいに硬い
左首のゴロゴロに
無理くり針刺して
ちゅーちゅーちゅーちゅー
ゴロゴロ細胞のエキス吸い取るやつ
痛いんだろなー まいったなぁ〜

     検査かいしぃー

胸のレントゲン
どうってことない

採血 注射針ちく〜
どうってことない

喉のエコー検査
のどに透明ゼリー塗り塗りして
その後
虫刺されのキンカンの
デカいバージョンで
(キンカン🤣適当すぎる)
のどスキーミングごろごろ
ノドボトケ押されて
へんな感じ
どうってことない

さてさて
いよいよ真打ち

岩みたいな硬いゴロゴロに
針を刺すには
それはそれは
最大MAX強く刺すんだろうな
いてーだろうなー
猛烈過激に

いよいよ来た

その時

べっ甲たける医院長の
お出ましだよー
(ドキドキ)
近づいてきたよー
(さらにドキドキ)
痛い道具は絶対に見ないように
見ないように 見ないように

たける医院長
左首のゴロゴロに
なんかあてて
カチッ カチッ カチッ
そんな感じで

ぜんぜん痛くない
で終わった

何にしろ2005年6月の出来事
今は  2024年6月
記憶を呼び戻して書いてます

ってことで
そんな感じで
ぜんぜん大丈夫でした🍥😆🍥

めでたし めでたし


では
ぜんぜんありません
その一連の検査の後に

甲状腺乳頭がん宣告をうけ

ふらふらと待合室に戻る時

まずは薄っぺらな
ピンクのカーテンを開けると
中待合室と言う
狭い空間に待機してる
奥様方がズラーリ

バッチリ聞こえてたんだろうな
がん宣告されたのをさ
ぺなぺなカーテン越し
丸聞こえであるよ

まだ若いのにがん宣告されて
かわいそう風味の空気が

中待合室などと名ばかりの
狭い空間に漂い充満してる

ズラリ大奥様方の前を
通る時の恥ずかしさ

大ショックのガン宣告の
思い気持ちよりも

上回る
この恥ずかしいと言う思い気持ち
なんなんだろう
なんでなんだろう
なぜなんだろう

ガン宣告の思い気持ちが
大きく強くもどったのは

来週の検査結果の出る日の
次の受診の予約と
支払いをすませ病院をでる時でした


まだまだ新緑の輝く季節
雲ひとつない青空の日

ガン宣告をうけて
確実に変わった この世界

新しい世界に来てしまった
新緑輝く青空の日

いい世界なのか 悪い世界なのか

この日のこの時この時点では
最悪の日

時折ぐらぐらと

暗くゆがみ
波打つ変わった世界を

ぐにゃぐにゃに存在して

時がたっていった





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