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中古ガラクタ双眼鏡の見分け方・使い方

リサイクルショップで見かける双眼鏡。
星を見たり、野鳥の観察など外出先で手軽に使えることが魅力的、
、、ですが。
 中古で販売されている双眼鏡を手にして悩みます。

販売価格「○○○○円❕」。
安いのか?
 高いのか❓
値段相応なのか❓❓

悩みどころですね。

(がらくたジャンクの)見分け方

①レンズにカビが生えていないか?
②可動部分が正常に可動するのか?
③レンズに割れ、欠け、ヒビ、がないか?
④レンズに曇り、はないか?
⑤覗いてみて曇りがあるか?
⑥ネジや可動部分に緩みはあるか?
⑦焦点は合っていいるのか?
⑧(のぞいてみて)見える範囲にゆがみはあるか?

ワタクシが選定するときの基準。
値段と勘案して許せる範囲、実用性で影響の少ない範囲(妥協できる)を
判断するとき、点検する項目ですね。

それではご説明をいたしましょう。
ジャンク度数を星の数で表示いたします。
星1つから5つの段階で評価。
★ 実用上影響少ない
★★★★★ 致命傷。


①レンズにカビが生えていないか? 
 ジャンク指数 ★~★★★★★

レンズのカビ①

レンズに白い綿模様、もしくは白い点々が見えますね。
これが、カビ。
生育している場所、範囲によってジャンク指数が変わります。

レンズのカビ②

このカビは範囲・大きさが小さい2mm 位か。

レンズになんでカビが生えるの?
湿度やほこりが入り込んで暖かく育成します。
手指の油を栄養として発生。
レンズのコーテイング溶剤を栄養?として生育します。
内部へ侵入したダニなどの虫の死骸に繁殖する。

カビの生え具合で使用度がわかります。
これは中古のカメラレンズの選定にも共通することです。

レンズ全体的にカビ。
   ジャンク度 ★★★★★
  (破棄)買ってはいけない、ダメ。
          素人お断り(笑)

🍁部分的にカビ。
ジャンク度 ★~★★★ 
 (発生場所と深度による)
  素人お断り(笑)。
  場合によってお買い得。

*この程度の小さなカビ、薄い色合いのカビは自分で除去できます。
 ここでは説明解説いたしません。
 自己責任で。


②可動部分が正常に可動するのか?
  ジャンク指数 ★★★

各種の可動部分


写真を見てください。
可動部分として
中央のたて白模様ダイアル部分。(緑色枠)
ここを回すと接眼レンズ(両眼で覗く部分)が連動していまして左右同時に動きます。
 このダイアル部分を回転させると接眼レンズが遠近調節機能の役割をいたします。

🍁動かない。
 ジャンク度 ★★★★★
 (破棄)買ってはいけない、ダメ。
    素人お断り(笑) 
    修理職人技必要。

🍁渋い。
 ジャンク度 ★★★ 
       素人お断り(笑)。
      場合によってお買い得。
      違いの判る人は購入。

          
🍁ユルユル。
    ジャンク度 ★   
    値段と相談、使える、、、かな。



③レンズに割れ、欠け、ヒビ、がないか?
   ジャンク指数 ★★★★

🍁中央部分にある。
  ジャンク度 ★★★★★
  (破棄)買ってはいけない、ダメ。

🍁
レンズ端にある。
  ジャンク度 ★★ 
     素人お断り(笑)。
    「範囲と深さに」よる。
     場合によってお買い得。

*レンズのヒビは時間経過と共に割れの範囲が拡大し「割れる」危険あり。
 判断困難な場合は購入棄権(笑)


④レンズに曇り、はないか?
ジャンク指数 ★★★★

 これは先ほどの「カビ」と共通しますが、
 水蒸気などによる「くもり」なのか「カビ」なのか判断が難しいです。
      以下、判定。

🍁レンズ全体的にくもり。
   ジャンク度 ★★★★★
  (破棄)買ってはいけない、ダメ。
     素人お断り(笑)。
   しかし、玄人は買う(かも)

🍁
部分的にくもり。
  ジャンク度 ★~★★★ 
  (発生場所と厚さによる)
    素人お断り(笑)。 
   場合によってお買い得(玄人志向)。

*カビ❓、くもり❓❓
の区別が困難な方は、
購入をあきらめましょう。


⑥ネジや可動部分に緩みはあるか?
   ジャンク指数 ★★

 これは先ほどに書きました②と同様でさらにレンズ周囲や本体周囲を固定している
部分に緩みやガタツキは有るかの確認です。

🍁本体とレンズ筒部分のガタツキ。
  ジャンク度 ★★★★★
 (破棄)買ってはいけない、ダメ。
    素人お断り(笑
    修理職人技必要。

🍁本体と接眼レンズ部分のガタツキ
  ジャンク度 ★★★★★
 (破棄)買ってはいけない、ダメ。
     素人お断り(笑
     修理職人技必要。

単純なネジの緩み、ガタツキであれば購入検討あり。
*単純か?複雑?
  判定困難な場合は 購入棄権(笑) 
判定に職人技必要。
玄人指向(笑)


⑦焦点は合っていいるのか?
  ジャンク指数 ★★★★

覗きながら中央部分のダイアルを回転させ、像が鮮明に合えば合格。
 ぼんやりしか見えない❓。
以下を疑う。

  a見ているものが近すぎる?
  bレンズにカビが生えていないか?
  c反対側から覗いてみて白く見える?
 (プリズムのくもり、カビ)

焦点が合わないものは、
 ジャンク度 ★★★★★
(破棄)買ってはいけない、ダメ。
   修繕に職人技必要。
   購入は玄人指向(笑)


⑧(のぞいてみて)
  見える範囲にゆがみはあるか?
ジャンク指数 ★★★★★

以下を疑ってみる。
a焦点が合っているのか?
b本体、レンズ筒にゆがみは無いか?
cレンズ反対側から覗いて白くみえるか?
d本体を振ってみて怪しげな(?)
音がする?

c、d、e、の判定が困難な場合は
  ジャンク度 ★★★★★
 (破棄)買ってはいけない、ダメ。

cとdに該当する場合は
 ジャンク度 ★★★ 
  素人お断り。
  買ってはいけない、ダメ。
   修繕に職人技必要。
    玄人指向(笑)




①~⑧までの判定基準と販売価格を考慮し、お財布に痛くない範囲で、
笑いながら判断してください。


選別に生き残った双眼鏡( ´艸`)

使ってみましょうか。



双眼鏡の使い方

お約束です。
 絶対に太陽や強烈な光源を見ないでください‼



各部分の呼び名

①接眼レンズ(視度調整) *赤色枠
②レンズ筒(対物レンズ) *水色枠
③本体(鏡筒)      *茶色枠
④焦点調整ネジ(ピント合わせネジ)*黄色枠⇑
⑤中心軸         *白色枠⇑

こんなところでしょうか。
*上記は正式名ではありません。
 なんとなく意味が通じるかなの呼び名。


接眼レンズ部分に
こんなゴムが付いている場合があります。

接眼レンズのゴム

これはメガネを使用している人のためです。
裸眼(メガネ非利用)であればこのままで使用します。

眼鏡使用の方は、☟

眼鏡使用者

ゴム部分を反対に?
巻き上げて❓使用いたします。

接眼レンズを左右の目の幅に合わせます。
中央の中心軸で本体を曲げて調整します。

左右が広い

中心部分の軸がありまして、左右に広がります。

左右が狭い

左右の接眼レンズ幅が狭くなります。

左右の目の幅に合っていません。


左右の眼に接眼レンズの位置が合わないと二重に見えます。

適性。

左右の眼の位置が合うと1つの円形に見えます。
これが適切な位置です。

接眼レンズを見てください。
左右どちらかに『目盛り』が付いていませんか?

赤色の左右のどちらかに目盛り。

目盛りが付いている接眼レンズを回してみてください。
目盛りのある接眼レンズだけが回転して伸びたり縮んだりしませんか?

①黄色のダイアルを回し、目盛りの無い接眼レンズから遠くの景色をを観て
(ピント)焦点を合わせてください。
②次に目盛りが付いてる接眼レンズだけで景色を観て接眼レンズ(深度調節リング)を回し、(ピント)焦点を合わせてください。

これで左右の眼で見ると違和感なく眺めることができます。
この調整が不十分ですと頭痛がしたり、目が疲れやすくなります。

快適な双眼鏡観察を楽しんでください。

お付き合い、
ありがとうございました。


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