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ガイアフォースの強さを2回の敗戦から考えてみる

どうもごんぬです。

昨日行われたセントライト記念ではガイアフォースがアスクビクターモアとの熾烈な叩き合いを制して勝利。

この勝利から『ガイアフォースは世代最強の1角』に名乗り出たといっても過言ではないと思っています。

そのことについてピッチカウントの観点から考えてみようと思います。

ガイアフォースのタイプ

ガイアフォースが阪神2000mの未勝利戦を勝った時のピッチカウントが269という数字。同じコースの大阪杯でジャックドールとエフフォーリアという古馬屈指のストライド馬が270だったことと比較しても、これはかなりストライド寄りのカウント。

そしてガイアフォースの武器としてゲート後のピッチはそこそこに早く、巡航状態になってからのストライドの伸びが他馬よりも優れているという点にあります。

これにより
スタート後→すっと前につけ好位を確保可能
道中→緩まない流れを作り出し、他馬の脚を削ることが可能
ラスト→最後まで長く脚を使い、他馬に抜かせないことが可能

とかなり万能な逃げ馬になっています。

ガイアフォースの敗戦

そんなガイアフォースですが現在5戦3勝(3-2-0-0)と準パーフェクトながら2度の敗戦があります。この負けについて敗因考察していきます。

敗戦のどちらにも言えるのが『ピッチ有利なレース』だったことが挙げられます。

第一の敗戦は初戦ドウデュース戦
相手は朝日杯とダービーを勝った世代ナンバーワンホースなので仕方ない、という見方もできますがここがめちゃくちゃミソで、このレースは圧倒的にドウデュースに有利な流れでのレースでした。

ドウデュースは中山2000mの皐月賞のピッチカウントが291だっためちゃくちゃピッチタイプの馬。初戦のラップは
12.9 - 12.6 - 13.2 - 12.6 - 12.4 - 12.2 - 11.8 - 11.4 - 11.1
というラストの瞬発勝負のラップで、こういうレースを得意とするのはピッチタイプの馬です。またコースも小倉1800mという小回りのコースでした。

この条件下でわずか『クビ差』におさまったガイアフォースは条件さえ整えば十分にドウデュースをも負かしうるポテンシャルを秘めていたことになります。

またもう一回の敗戦はセントカメリア戦のあずさ賞。相手は素質馬とはいえ牝馬。ここに負けてしまったのはいただけないのですがここは先ほどのドウデュース戦よりも条件が悪化。

というのも同日は『重馬場』での開催でした。ストライドタイプの馬は基本的に馬場が渋るとストライドを伸ばしにくくなり不利。さらにセントカメリアに先手を取られ溜め逃げされてしまったことによりラスト瞬発戦に持ち込まれるという不利が重なるレースでした。

セントカメリアはこのレースを285というピッチ寄りのカウントで走っており、道悪も苦にするタイプではなかったことで適性の差が顕著に出てしまったレースだったといえます。

ガイアフォースの今後

ではガイアフォースは今後どのようなレースで狙うべきか、またどんなレースでは避けるべきかを考えてみます。

狙いたい条件
・東京コースなど広いコース
・開幕週など時計の速いレース
・先行馬が揃い、ペースが緩みにくいレース
・明確な逃げ馬が他にいるレース(パンサラッサやジャックドールなど)

避けるべき条件
・阪神2000mや2200mなど内回りコース
・瞬発戦に持ち込まれるレース
・時計のかかる雨馬場や荒れた馬場(有馬記念など)

です。
今後の活躍が期待できる馬ですので、引き続き注目していきましょう!!

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