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天皇賞・春 予想

見解なども勉強になるから書いてほしい!』という要望もありましたので久しぶりに真面目にG1の記事を書いてみたら3500字以上になりました。
買い目付きで記載してます。私も実馬券買ってアップ予定。

桜花賞 ◎スターズオンアース1着 〇ウォーターナビレラ2着
皐月賞 ◎ジオグリフ1着     〇ドウデュース3着
とたて続けに的中させてます。
天皇賞もコース形態、枠順、隊列からひも解いて予想してます。
3連続G1的中できるように頑張ります!!

阪神11R 天皇賞(春) 
15:40発走 / 芝3200m (右 外-内)

◎ ⑯タイトルホルダー
〇 ⑱ディープボンド
▲ ⑰シルヴァーソニック
△ ⑦テーオーロイヤル
(面白くないとか言わないで、最後まで読んでください・・・!)

コース解説

まずはこの特殊なコース、阪神3200mについての解説からしていきます。
もともと天皇賞春は京都3200mで行われていましたが、現在は改修工事のため2021年に続いて2回目の阪神3200mコースでの開催となります。このコースが使われるのは松籟ステークスと天皇賞春のみ。現在まだ3回しか走られていないコースとなっております。

まず大事なポイントなのですが、『このコースでは内外に有利不利は存在しません』

枠順発表後に2強と称されるディープボンドとタイトルホルダーが大外の8枠に入ってしまったことからTwitterのタイムラインでもガタガタ抜かす予想家の方々がいましたが、何をどう考えて8枠が不利だと感じたのか理由を聞いてみたいです。

なんで枠による有利不利が存在しないかというと

①スタート地点から初角までの直線が割と長い
②初角が外回りコースで角度が緩やかになっており、急な減速を強いられない

この2点が理由です。傾斜も緩やかに登って下るだけなのでポジションとりたい馬は出して行けばそれなりに取れるコースといえます。隊列は比較的早くに決まるものの、ペース自体は1周目ゴール前まではある程度流れて中間しっかり緩み、また3角~4角を回ってからロングスパートを要求されるという形になるのはほぼ間違いないです。

12.8 - 11.3 - 11.7 - 11.9 - 12.1 - 11.9 - 11.8 - 12.1 - 13.1 - 12.6 - 12.1 - 12.0 - 11.9 - 12.1 - 12.3 - 13.0

こちらが昨年のラップ。前半は59.8としっかり流れたにも関わらず、逃げたディアスティマは0.9差の6着と健闘。これは下線部分のゆるみが効いているのが大きい。最終的には上り最速を使ったワールドプレミアが鮮やかに差し切ったに見えるが上りは36.7と鈍足。上り2位のディープボンドが37.1である。そもそもここに回ってくる馬に『切れ味』などいう概念は必要とされない。以下に減速を最小限に抑え最後まで走り切ることができるかのほうが重要なのです。

さらにこれはコースの形態にもポイントがある。阪神3200mは外回り+内回りという特殊コースで、最終の直線は357mとかなり短め。後方から一気に差すのはさすがに無理がある。

隊列予想

次に隊列を予想していく。

阪神3200mを58キロの斤量で走る、というのはほとんどの馬にとって未知の領域で基本的にはスタート後から無理して出していける馬など存在しない。よく逃げれば大丈夫などというコメントを目にするがとんでもない。これが未勝利レースとかならいざ知らず、天皇賞春では5着でも2000万円という多額の賞金が出る。逃げて最終コーナー前に失速、最悪故障して競争生命終わるなどという博打に打って出るのは正気の沙汰ではない。まずは無事に回って来て、チャンスがあれば上位を切り崩したいというのが出走各馬の大抵の心理になるはず。

またタイトルホルダーが16番という枠に入ったという意味はかなり大きい。というのもこの馬外枠超不利な中山2500mで行われる国内最高峰レースの有馬記念で強く出して行ってパンサラッサの2番手、まあ実質1番手といえるポジションを取って先行しているのです。ほとんど鈍足の相手と比べたらテンの速度が別格。アイアンバローズがもまれるとダメだから逃げるといってる方もいましたが、あの馬が逃げたのは超鈍足決定戦のステイヤーズS(失礼)だけ。その時の入りは13.2 - 12.3 - 14.4 - 13.3ですよ?ひどい話ですがダート未勝利馬でも逃げれちゃうくらいの鈍足戦でした。

さらにディープボンドが18番に入ったことでタイトルホルダーの動きを見れる枠。鞍上の和田騎手からすれば仮想敵は完全にこの1頭に絞られるので少なくとも4角では捉えられるようなポジショニングをしたい。そう考えるでしょう。それをマークしたいのが川田騎手のシルヴァーソニック。そもそも前意識も高いですし、このあたりがコーナー被せ気味に前のポジションを抑えそう。タイトルホルダーが出して行ってくれるのでこれを追いかけてポジションを取れるというメリットがあるので17番、18番という枠は決して不利にはならないのです。

予想

上記を踏まえて予想に入っていきます。
本命はゆるぎなくタイトルホルダーです。

まず第一のポイントとしてこの馬が確実にハナを切るからです。有識者の方はご存じの通り、競馬は逃げた馬が圧倒的に有利で、3角先頭を買い続けるだけで基本的には回収率はプラスになります。今回のように隊列が読みやすいレースはほとんどないといっても過言ではないくらいにこの馬のハナは確実。ちなみに有馬記念では同じ理由から私はパンサラッサを本命にしました。結果は敗れてしまいましたが、4角回るまでは先頭でしたし、期待通りのレースではありました。有馬記念ではタイトルホルダーが16番、パンサラッサが2番という枠の有利不利があったからという理由もあります。そんな超不利な枠から前のポジションを取りに行って5着に粘ったタイトルホルダーが弱いわけはないですし、こんな鈍足揃いのレースで逃げれないわけはないのです。余裕でハナを切ります。

そしてこの馬が余裕でハナを切ることによって隊列争いも激化しません。というのも晩手のポジションがほぼディープボンドやシルヴァーソニック、テーオーロイヤルあたりで固定されてしまうからです。全員がタイトルホルダーを交わす、もしくはディープボンドを交わすことを想定してレースを運ぶので道中つつくことよりも脚を溜めることに終始します。ですがタイトルホルダーはそれほど遅い馬ではないので前半の1000mは1分1秒前後くらいでは回ってくるはず。こうなってくると鈍足ぞろいのメンバーでは追走自体がかなりキツイ。菊花賞、有馬記念と負荷の高いレースを続けてきたタイトルホルダーとはかなり負荷が違うレースになるはずです。なのでどの馬も結局脚が溜まらず、最後までタイトルホルダーの影を踏むことなくズブズブでレースは終わってしまうでしょう。

こうなると前崩れにはなりません。後ろも同様に脚は削られてますし、そもそも2週目内回りコースで差し勢不利、今の阪神はまだまだ内前有利とバイアスもかかっています。単純に3コーナーで前目のポジションを取っていない馬には勝負の権利すらないでしょう。

相手1番手は全く面白くもないですがディープボンド。昨年も同コースでワールドプレミアに差されてはいるものの2着と健闘。海外帰りの有馬記念でも2着。消耗戦させたらこの馬の右に出る馬はいないでしょう。ただタイトルホルダーを捕まえきれる脚もないのかなというのが正直なところ。結局はコントレイルの露払いに徹した勝ち切れない馬の究極系という印象がぬぐえない。他の馬は完封できると思いますが、タイトルホルダーを負かしに行く強気な競馬をしたら隙もできるかもしれない。

3番手にシルヴァーソニック。オッズ次第ではこちらを2番手にあげてもよいくらいには思います。3000m以上の鈍足戦においては3着4回と馬券内を外していないステイヤー。鞍上は日本最高峰騎手の川田騎手。無策なわけもないですし、無理な騎乗もしない。タイトルホルダーの隣外枠と動きを取りやすい枠で好位のポジションは確保できそう。ディープボンドが強きに行って、その一枚後ろを取れたら最高。多分マークするのはタイトルホルダーではなく、それを追いかけるディープボンドに絞れるのは馬券的にはかなり妙味あり。マカオンドールとの差はポジションの差。

4番点がテーオーロイヤル。正直この馬かなり強い。強いが阪神3200mをこなすタフさがあるのかといわれれば甚だ疑問。前走東京3400mのダイアモンドSを勝っているが絶対スピード値が違うので勝ち切ったようにも感じる。4キロの加増で消耗強いられるG1戦では崩れる可能性も否めない。なので3番人気なるならあえて買いたくない。

馬券としては◎の単勝を厚めに50%。
そこから◎→〇▲への馬連を20%10%。(といっても◎→〇は激安)
跡は3連単◎→〇▲の2点と◎〇▲の3連複1点。10%と10%

◎〇▲の1点突破が決まるかどうかという勝負。
◎1着ならとりあえずプラス。
◎→〇ならちょい付加あり。◎→▲はかなりボーナス。
◎→▲→〇まで来たらフィーバーという馬券構成。

阪神5R 3歳1勝クラス12:25発走 / 芝1400m (右)


推奨 ★★★★
◎ ⑤タイセイブリリオ
〇 ②トータルリコール
▲ ⑦ブッシュガーデン

本命はタイセイブリリオ。前走は抑えが効かず暴走気味に前を追ってしまい最後に失速。距離短縮して1200-1400にしてきたほうが良いと睨んでいたところ今回即距離短縮して使ってきました。以前阪神の芝は内も死んでおらずまだまだ高速傾向は続きそう。雨の影響はあるかもしれませんが、ダートでも3着としているようにパワータイプで苦にしなさそう。

相手にはトータルリコールから。こちらもシルバーステート産駒で1400mのほうが適性高そう。鞍上も福永騎手へと強化されますし前進あってもよい。同じくブッシュガーデンもリオンディーズ産駒で距離短縮歓迎。フィリーズレビューでも好タイムで6着としており、ここでも人気上位との差は埋めれると見ています。

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