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速いフレーズを吹くために必要な息のスピードの作り方

どうもごんざです。
多くの人は吹奏楽部で最初にホルンという楽器に出会います。
吹奏楽曲のホルンの譜面て、今でこそ細かい音符を担当する楽曲も増えていますが、それでも多くの曲はハーモニーや刻み、いわゆる裏方を担当することが多いです。

いつも長い音符や刻みを担当していると、急にテンポがはやく細かいフレーズが出てきたとき、うまく吹けなく苦戦することが多いです。

今日はそんな時に役立つ、息のスピードの作り方について紹介します。


速いフレーズに出会った時にまずやること

速いフレーズに出会ったとき、多くの人はまずゆっくりから練習し始めますよね。それでも指を間違えずに順番に押すようにする練習にはいいと思います。

ただ、速いフレーズに出会ったとき一番大切なことはズバリ、

テンポに合わせた息のスピード!

ぼくは長い間これをわかっておらず、速いフレーズがとっても苦手でずいぶん苦労しました。

実際の譜面をもとに解説していきます。

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コープラッシュという教則本の21番。
アレグロヴィヴァーチェ、と書いてありますね。ちょっとゆっくり目ですが例えばテンポ120であなたがこのエチュードに取り組んでいたとします。

まずテンポ120でブレスすることがポイント。
3/4ですので、3拍かけてブレスをします。
最初の2拍で吐いて、3拍目でテンポに合わせて息を吸います。

テンポに合わせて息を吸ったら、次はテンポに合わせて息を吐き下の楽譜のように頭の音を伸ばします。

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たったこれだけ。
簡単ですね^^

次に進みます。

同じ音でテンポに合わせてタンギング

次にテンポ通りにブレスをすることは続けながら音を細かくしていきます。

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テンポ通りブレスをしながらテンポ通りの息のスピードで四分音符を吹いてみます。

できたら次はもっと細かく。

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とにかくポイントは、テンポ通りに息を吐くこと。
息が速いスピードで流れているので、タンギングはそれを一瞬だけさえぎるイメージで。

今回の場合、舌をつく、舌を離すといった一般的によく言われる言葉よりも息の流れをさえぎる、の方がしっくりきやすいです。

できたきたかな?と思ったら次に進みます。

スピード感をキープしながら楽譜通りに吹く

さあ、楽譜通りにまずは一小節吹いてみましょう。

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今回の譜面の場合、B♭シングルホルン、またはフルダブルホルンを吹いている人であればB♭の0で吹けますので、ぜひ指を変えずに取り組んでみてください。(Fシングルの人は頑張って^^)

息の流れを第一に考えて吹いたら、いつもより楽に吹けませんでしたか?

速いフレーズはこうやって取り組むと、早くできるようになりますよ!

演奏中に出来をジャッジしない

もう一つだけポイントがありました。
それは、「演奏中に自分で出来をジャッジしない」ということです。

吹いている最中に(あ、音外した)とか(うわー指間違えた)とかってついつい考えちゃうんですが、速いフレーズを吹いている途中にそれを考え始めると、大抵その後がつっかえたりボロボロ崩れていったりしてしまってうまくいきません。

なので反省は吹き終わってから!

これ結構大切なのでやってみてください。

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お待たせしました。
譜例によってはじまりの音は変わりますし、少し取り組みも変わりますが基本的なやり方をコプラッシュを題材にまとめました。

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