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1オクターブの不思議

※このレシピはTwitterにて、『冒頭の1オクターブが吹けるなら普通にできるはずシリーズ』の1から15をつなげて整理し、見やすくアドバイスを新たに書き込んだものです。あらかじめご了承ください。


このレシピで出てくる音域はFからFの1オクターブのみ。
ホルンを始めて、早い人は3ヶ月くらいで出るようになる音域かもしれません。

いわゆる、多くの人にとってなんでもない音域。

なんですが。

ホルンの4オクターブあるうちの、たった1オクターブの音域の中で、様々なパターンのタンギングやスラーに取り組むことで、ハイトーンにつながる練習であったり、速いパッセージをカチッと吹けるようになるコツだったり、どの音もムラなく鳴らせるよう心がけて吹くことで音色が安定したり。

不思議とそういう効果が見込めることに、ある時思いついて自分で取り組んでいて気がつきました。

たった1オクターブの中でも様々なパターンが同じ音量でよどみなく吹けると、そこから可能性はぐんとひろがります。なかなかばかにできないです。

様々なパターンを作り続けるうちに、楽譜7枚分にまでなりました。ほとんどのパターンで最初に音階を吹くことを求めています。

「1オクターブ吹けるならできますよね?」という圧です。圧というか確認です。それだけ見れば小難しく感じるパターンでも、(1オクターブ吹けたからできるっしょ)と取り組むだけで、気持ちが変わります。練習というのは自分の機嫌を取りながら取り組むことも大切なので、そのためのオクターブ。

「今日はあんまり時間ないけど、ちょっとでも基礎練したい!」という方や「ちょっと今日は調子悪いかもなあ」
なんて時にいくつかピックアップして取り組むのもおすすめ。

勘のいい方はすぐに気づくと思いますが、いろんな音域でこれらができるとさらにできることが増えますよ。

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