高音域のピッチをバシッとキメるための息の使い方と指づかいのコンビネーション Op.71
どうもごんざです。
ホルンに限らずどの楽器にも個体差があって同じ機種でも音色が違ったり、ピッチにクセがあったりと様々です。
ホルン全般的に当てはまるピッチのクセで言うと、1・2番を押して出す音は総じてピッチが高い傾向にあり(GやD)、1番を押して出す音は低くなることが多いです。(真ん中のCや上のAsなど)
ではどうすればいいのか?
みんなクセを把握して意識して高めに吹いたり低めに吹いたり、替え指を使ったりして切り抜けていることがほどんどなのが実情です。
が、
ある時、
『上のAsから先の音がどうしてもピッチが低くなるんです』
と悩んでいる方とレッスンしていた時に、倍音を用いた吹き方と本来の指づかいを使った吹き方を順に取り組むことによって、ピッチがぼくの想像していた以上にバシッと決まることがあったので、その時使用した譜面を今回紹介します。
この出来事は(あーこのために普段からリップスラーの練習が必要なのか)とぼく自身目から鱗の出来事でした。
ホルンて音を切り替えるキーが4つしかないから、指に頼らず口で操作しながら吹いているイメージが強かったんですが、知らないうちに実は結構指に頼っていることがわかったんです💡
上のAs、A、B♭、Cの音のピッチが低くなる方におすすめのレシピです。
まずはいつもの指づかいで
まずはいつもの指づかいで譜例の2段目までを吹いてみてください。きっとたどり着いた音のピッチは結構低いはずです。
念のため吹いた後チューナーでピッチを確認してみましょう。
次に自然倍音で
次は段の最初に載っている指づかいで、三段目の自然倍音をリップスラーで吹いてみましょう。
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