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【DEEP-RIZIN】元谷友貴「トータルで勝てるように」=8月12日(日)『RIZIN.12』で祖根寿麻と対戦(※両選手前々日コメント追加)

8月12日、『RIZIN.12』(ドルフィンズアリーナ・愛知県体育館)で修斗環太平洋バンタム級王者・祖根寿麻(ZOOMER)と対戦する元谷友貴(フリー)。6月30日には、強豪ムン・ジェフンの打撃に苦しみながら、2R、三角からのパウンドで勝利している。いまの日本MMAで柔術をもっとも駆使しているファイターの1人である元谷は、強豪が揃うバンタム級戦線でいかに存在感を示すか。ジェフン戦後のコメントをあらためて振り返る。

――ムン・ジェフン戦では、序盤はジェフンの距離のようでした。

「そうですね。序盤、ちょっとあっちが優勢でペースを握られて。ラウンドの終わりに(自分が)テイクダウンができて。1Rはまあまあ、五分五分かなという感じでした」

――元谷選手は距離で外すときもありますが、ブロッキングからの返しもあるので近い距離で戦うときもあって。ジェフンのボディ打ちは強烈でした。その後にも……。

「右ボディ打たれて、左ミドルですね。左ミドルが効いて、ウッとなって。思ったより入ったので。ジェフン選手、強かったです。やっぱり打撃が強いので、いいプレッシャーしてました」

――オーソからの左の蹴りや右ロー、蹴りがなかなか見えづらかったでしょうか。

「わからなかったです。あのアンソニー・バーチャック戦でもジェフン選手の二段蹴りが効いていて、ガードすれば大丈夫だろうと思っていたら、ガードしてもその下からきたので、やはりうまいなと思いました」

――1Rは終盤にテイクダウンからマウント&パウンドで取り返して、2Rダブルレッグテイクダウンから寝技になると元谷選手のペースでした。苦しい場面になると、柔術が助けてくれているように見えます。

「そうですね。いつも劣勢になると、正直、柔術に助けられています」

――ギロチンからめくって、というあの作りは一見パスされそうな形ですけど、足を効かせてしっかりめくれる。いつも練習している形でしょうか。

「そうですね。練習どおりです。いつもの流れというか。ほんとうはあそこは立ち際をスプロールしたかったんですけど」

――ジェフンに立たれた。そこから最後はもう一度ギロチンから引き込み、今度はラバーガードのなかに入れて三角に組んでマウント&パウンドでした。

「あれも三角に組んでひっくり返す、柔術であのパターンが多いので、練習どおりでした」

――打撃を効かされる場面もありましたが、堀口戦の判定負けから2連勝、ジェフンという強豪相手にフィニッシュできたことは、この階級での手応えにもなったでしょうか。

「どんな試合も、全部が全部リードできるわけではないので、こういう展開も今後も絶対あるので、そこのリカバリーを冷静にできたのは、いい経験になったと思います」

――リング上でもRIZINのことが出ましたが、祖根寿麻選手というMMAファイターのなかでも特に打撃の巧みな選手との試合が決まりました。今回、打撃の攻防を実戦で試したのは、次戦を見据えた部分もあったのでしょうか。

「そうですね。相手も打撃で嫌がった顔も見れたので、ちょっと打撃でもいこうと思ってやりました。今回、ちょっと打撃で劣勢になりましたけど、打撃でもいけるように、トータルで勝てるように練習してきます」

――祖根選手は魚井フルスイング選手との試合では、距離を支配し、蹴りでパンチを封じました。そしてケージレスリングも巧みです。今回はRIIZNのリングのなかで、元谷選手と祖根選手がどんな距離でどう戦うのか、興味深い試合になりそうです。

「いつもどおり、つくるものつくって、やるだけです。楽しみにしていてください」

◆元谷友貴(試合前々日コメント)「蹴りと1発倒すパンチを警戒したい」

「だいぶリラックスしています。2連勝してまあいい調子で、しっかり勝てているなと思います。祖根選手は蹴りが、ハイキックがかなり鋭いのと、パンチでも1発倒すパンチがあるので、そこを警戒したいです。普段は相手の映像を観て癖とかを見つけるんですが、今回はあんまり映像が無かったので、対策というのはしていなくて、どんな展開になるかわからないです。いつどおりやる感じです。でも最近、映像が少ない選手が多かったんで(気にしていない)。しっかりKO、一本勝ちして、会場が盛り上がる試合をしたいと思います。(この先、堀口にリヴェンジも?)そうですね。しっかりひとつずつの試合を勝っていって、いずれ戦ってもいけるという感じになれば、勝負したいです」

◆祖根(試合前々日コメント)「気をつけるのは寝技くらい。レスリング的には負ける気がしない。打撃では絶対に勝てる」

「いつもよりがっちり仕上がっています。減量も。(RIZINについて)華やかだなと。自分をアピールできて目立てる場所だなと。勝ってチヤホヤされたい(笑)。目立ちたいです。これに勝って年末に出たいです。勝ち方はKOで行こうかなと。(元谷は)地味に強い。派手さは僕が持っているんで。気をつけるのは寝技くらいですかね。フロントチョークとか。たぶんレスリング的には負ける気がしない。四つの展開とか。打撃では絶対に勝てるんで。KOします。(どうアピーする?)アピールは当たり前なんですけど、どうやって勝つかと。それと勝った後のパフォーマンスを見といてもらいたいですね」(写真=(C)RIZIN FF)

【AOKI AWARD】第6回受賞者は史上最年少DEEP王者・元谷友貴

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◆RWEDDINGS presents RIZIN.12
2018年8月12日(日)14:00開場 / 15:00開始
ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
※市役所駅(名古屋市営地下鉄名城線)7番出口より徒歩5分

▼第12試合 RIZIN MMA特別ルール 70kg契約 5分3R
矢地祐介(KRAZY BEE)
ルイス・グスタボ(ブラジル/EVOLUCAO THAI)

▼第11試合 RIZIN MMA特別ルール 61kg契約 5分3R ※ヒジ有り
元谷友貴(フリー)
祖根寿麻(ZOOMER/修斗バンタム級環太平洋王者)

▼第10試合 RIZIN MMA特別ルール 77kg契約 5分3R ※ヒジ有り
ストラッサー起一(総合格闘技道場コブラ会)
住村竜市朗(TEAM ONE)

▼第9試合 RIZIN 女子MMAルール 65kg契約 5分3R ※ヒジ有り
KINGレイナ(FIGHT CLUB 428)
ケイトリン・ヤング(米国/MINNESOTA MARTIAL ARTS ACADEMY)

▼第8試合 キックボクシングルール 59kg契約 3分3R
内藤大樹(ストライキングジムAres)
般若HASHIMOTO(クロスポイント吉祥寺)

~休憩~

▼第7試合 RIZIN MMA特別ルール 66kg契約 5分3R ※ヒジ有り
日沖 発(ALIVE/stArt Japan MMA)
朝倉未来(トライフォース赤坂)

▼第6試合 RIZIN MMA特別ルール 120kg契約 5分3R ※ヒジ有り
ロッキー・マルティネス(グアム/スパイク22/DEEPメガトン級王者)
侍マーク・ハント(Martial Arts Fighter team侍)※桑原清

▼第5試合 キックボクシングルール 65kg契約 3分3R
海人(TEAM F.O.D/シュートボクシング日本スーパーライト級王者)
小川 翔(OISHI GYM/WBCムエタイ日本ライト級王者、HOOSTCUP日本スーパーライト級王者)

▼第4試合 RIZIN女子MMAルール 53kg契約 5分3R ※ヒジ有り
村田夏南子(フリー)
アンジェラ・マガーナ [Angela Magana](プエルトリコ/フリー)

▼第3試合 キックボクシングルール 59kg契約 3分3R
Ryuki(RKS顕修塾/英雄伝説2017年-60kg級アジア王者)
直也(VERSUS/INNOVATIONフェザー級3位、WMC I-1-58kg級王者)

▼第2試合 キックボクシングルール 70kg契約 3分3R
松倉信太郎(TRY HARD GYM)
奥山貴大(GSB名古屋/シュートボクシング日本ウェルター級1位)

▼第1試合 キックボクシングルール 53kg契約 3分3R
瀧谷渉太(KSS健生館)
佐藤執斗(GSB名古屋/WMC I-1 51kg・54kg王者)

【当日券】

8月12日(日)『RIZIN.12』ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)大会のチケットが「A席完売」となっていたが、演出プランの一部変更により、若干枚数が当日券として発売が決定。12日14時から西側入場口周辺の「当日券売り場」にて発売される。

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