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【RIZIN】浜崎朱加と対戦、浅倉カンナ「いまはほんとうに“勝つ”ための練習をやっています」


12月31日、さいたまスーパーアリーナで開催される「Cygames presents RIZIN.14」にて、元Invicta女子世界アトム級王者の浜崎朱加(AACC)を相手に、「RIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチ」に臨む、RIZIN女子スーパーアトム級トーナメント2017優勝者・浅倉カンナ(パラエストラ松戸)が18日、内藤のび太をパートナーに公開練習を行った。ワールドクラスの強豪がそろう米国修行を経て、「やられて、自信がつきました」という浅倉の心境とは?

──ここまでの練習環境は?

「アメリカに2週間ちょっと行ってきて、すごいいい練習ができて、今まで知らなかった世界を見てきた感じですね。階級が上の選手ではあるんですけど、いままで感じなかった実力差を感じて……こんなに向かい合って怖い人がいるんだって、初めて思いました。すごいボコボコにはされたんですけど、やられて、自信がつきました。勝つことはできなかったけど、その練習を乗り越えてすごく自信になりました」

──San Diego Combat Academyでの練習で気持ちがめげそうになることはなかったですか。

「気持ちがめげそうになることはなかったですね。練習がすごく楽しかったので、もうちょっといたかったなと思ったほどです。リズ・カムーシュ(UFC4勝4敗)、この間、Bellatorで防衛(世界女子フライ級)したイリマレイ・マクファーレン、アンジェラ・ヒルとかと練習してました。アメリカでの練習では特にフィジカル差を感じました。そこは強化していかなきゃいけないところなんだろうなと思ったんですけど、そこで自分の得意なテイクダウンとかは使えることも分かったので、いまも日本に戻ってきて、とてもいい練習ができているので、あとは追い込みをやりきって試合をやるだけです」

──試合のキーポイントは?

「ほんとうに厳しい戦いにはなると思うので、最終的には気持ちで負けなければいけるかなと思います」

──浜崎選手は左構えで前手も効きます。スタンドの対策は?

「スタンドの対策は結構やっています。今回、初めてのサウスポーの相手なので、自分もサウスポーですけど、道場にサウスポーの選手がいっぱいいるので、そんなにやり辛い感じはないですね。サウスポーになって練習もつきあってくれているので」

──この試合の位置づけは?

「自分のなかで去年もここまで来たんだ、と思ったんですけど、今年はその上を行くという感じです。まさか浜崎さんとベルトをかけて戦えると思っていなかったし、やるとしてももう少し先だと思っていたんですけど、いまは試合に集中して練習できています。ほんとうに過去最高の相手だと思うので、それを倒してまたベルトを巻きたいです」

──トーナメントでベルトを獲ったのに、またベルト(RIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチ)がかかるのかとは思いませんでしたか。

「まあ(笑)、でも贅沢できるなという意味にとらえて頑張ります」

──練習仲間の黒部三奈選手が9月大会で浜崎朱加選手にほぼ一方的に敗れたことはどうとらえていますか。

「あの試合は黒部さんの良さが出る前に結果が決まっちゃったなという感じだったので、もうちょっと試合を長く見たかったです。そういう意味では……黒部さんの想いもというものまでは背負ってないですね。黒部さんは黒部さんでしっかり浜崎さんと戦ったので、自分は自分でしっかり浜崎さんと戦いたいと思います」

──同じアリーシャ・ガルシアとも対戦していますし、浜崎選手のイメージはつかめているのでしょうか。

「そんなつかんだ感覚はないんですけど、今回は自分の実力を出し切れば絶対に勝てると思うので、ほんとうにその練習ですね。自分のすべてを出し切りたいですね」

──会見でRENA選手が「浜崎選手が勝つ」と言っていたことについては?

「うーん、まあそういう意見もあると思いますが、そこはそんなに気にせずに自分のやれることをやればいいと思うので。まあちょっと、ん? とはきましたけど(笑)。まあ、でもRENAさんには2回勝っているので、自分は次の浜崎さんを見てやっています」

──ご自身としてはどのくらいの確立で勝てると考えていますか。

「正直、試合が決まるか決まらないか、というときはほんとうに勝てるかな……というのがずっとあって、でも試合が決まって練習していくうちに、自分ならやれるんじゃないかなという思いもだんだん強くなって、いまはほんとうに“勝つ”ための練習をやっています」

──女子の試合の比率が高いなかで代表的な存在だが?

「“代表”となると自信はないですが、ほんとうに女子の試合がこうして多くなっているのは自分も嬉しくて、そのなかでもレベルの高い試合を見せられればいいなと思っています」

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