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【ONE】猿田洋祐「自分の、覚悟を決めた試合を観てください」=12月7日(金)ONE Championship

12月7日(金)ONE Championshipマレーシア・クアラルンプール大会で、猿田洋祐(和術慧舟會HEARTS)がアレックス・シウバ(ブラジル/EVOLVE MMA)と対戦する。2週間前の緊急オファーを受けた修斗ストロー級世界王者は、初の海外試合で元ONEストロー級(56.7kg)王者との対戦を前に何を思うか。

──ONE緊急参戦となった猿田洋祐選手です。対戦相手は内藤のび太選手と1勝1敗の元ONEストロー級(※56.7kg)王者・アレックス・シウバ。オファーを聞いたときは?

「ちょうど2週間前にオファーをいただき、その何日か前から、もしかしたら(ONEで試合が)あるかもしれないと聞いていました。50パーセントくらいだけどと」

──試合をすることに迷いはなかったですか。

「やるだったらその数日前の時点で覚悟を決めないと間に合わないと思いました。練習の強度はそれほど試合前と変えていなかったので大丈夫だと思いましたが、対策でいろんなことをやろうと思ってもものにするのは難しいので、戦う心を決めたら(対策は)シンプルに考えて、出来ることをはめていく感じでした」

──減量が大変そうだった、とほか選手から聞きました。

「いやー、ほんとうにキツかったです。尿酸値とかほんとうにギリギリでした。250リミットで243とかそういう数値です。2週間で6kg近く減量があったので、節制しているだけで水分が抜けてしまって、尿の色もずっと濃かったので心配でした。ちょっと多めに落としておいて、その分、計算して1、2時間ほど前から200gほど水を入れる感じでした。尿検査が先なので、そこで200gほど出るので。ただ、キツかったなかで前々日と前日も1回でクリアできたのはツイていました」

──計量をクリアしその先で待つのは、アレックス・シウバです。どのような選手と感じていましたか。

「このストロー級という階級で、5分3RだったらONEで一番、強いと思います。チャンピオン(ジョシュア・パシオ)よりも強いんじゃないかなという印象です。ほんとうにトップ選手。3Rだったらのび太選手にも勝っていたんじゃないかと思います」

──練習のなかで、アレックス・シウバと戦うイメージは?

「自分も修斗でストロー級に落としてから相手を選ばずにほんとうに修斗のトップどころと勝負してきた、世界でも通用するんだという自負はあります」

──修斗の話が出ましたが、7月の前戦、田丸匠戦では最後の最後に後回し蹴りで逆転負けでした。あの試合をどうとらえていますか。

「(カットでTKO負けの)結果が出ていることについては何も言うことはありませんが、田丸選手は身体、大きかったですけど、組みでもある程度コントロールできたこと、打撃でも追って圧力をかけながら距離を縮めてなかに入っていくことはできました。それは今までやってきたことなので、その部分での手応えはありました」

──田丸戦後、取り組んできたことは?

「スパーリングができない時期もあったので、打撃も柔術もレスリングも基礎からつきつめてやってきました。打ち込みをやってきたおかげでスパーリングに戻ったときにしっくりきて、レベルが上がっている実感はありました」

──その間、ONEでの状況も徐々に変化があるように思います。内藤vsパシオ戦の判定を観ての率直な感想は?

「難しいですよね。あれほどコントロールして、負けなんだなと」


──打撃ではアウトボクシングも評価されるなか、組みを得意とする選手にはタフな要求ですが、猿田選手の強みであるコントロール、その先のフィニッシュへ向けての動きもより重要となりそうです。

「ONEだけでなく、修斗でもコントロールしてしっかりダメージを与えることは意識してきたことです。そこの課題に向けて練習してきたことを試せるとも思っています。スタミナにも自信がありますので──5R戦の方が得意なんですけど──3R以内に仕留めに行く、勝ち負けをつけにいくイメージはできています」

──試合を楽しみにしているファンにメッセージを。

「これである意味、人生が変わると思います。アレックス・シウバ選手は知名度も高いですし、ここで勝つことで世界に名前も知られると思うので、結果を出したいです。ファンの皆さんには、ぜひAbemaTVで試合を観て、応援していただければと思います。観て後悔はさせないんで、自分の、覚悟を決めた試合を観てください」

◆ONE Championship クアラルンプール
12月7日(金)アクシアタアリーナ
19:30~AbemaTVで生中継


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