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【Krush】王者・島野浩太朗「通過点だと思って獲れるほどKrushのベルトは甘くない」vs 挑戦者・大岩龍矢「Krushのベルトしか見ていない島野選手とその上も見ている自分とでは志が違います」=12月16日(日)「Krush.96」後楽園

12月16日(日)「Krush.96」後楽園ホール大会[Krushスーパー・フェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で対戦する王者・島野浩太朗と挑戦者・大岩龍矢のインタビューが主催者より届いた。(C)Good Loser

◆島野浩太朗「後楽園ホールのKrushの熱量は他の大会にないものがあって、僕はその熱量が大好きです」

――6月にKrushのタイトルを獲って、今回が初防衛戦になります。タイトルを獲ってどんな変化がありましたか?

島野「周りの人からかけていただく言葉が変わりましたね。ただ自分の練習やトレーニングは今までの延長線上にあるものだし、僕自身は何も変わっていないと思います。むしろこれからの戦いはもっと厳しくなるし、戦いに終わりはないんだなということを感じています」

――年内には初防衛戦をやるつもりで準備していたのですか?

「そうですね。自分としてもそうなるだろうなと思って準備していました」

――挑戦者として大岩選手が選ばれたことについてはいかがですか?

「タイトルを口にしているところも見ていましたし、いずれタイトルに絡んでくる選手だろうなと思って見ていました。今まで対戦する機会がなくて初対決なので『大岩選手で決まったのか』って感じですね。もちろん試合は見たことがありますけど、防衛戦の相手に決まって、初めて頭に入ってきて……という感覚です」

――大岩選手のファイトスタイルについてはいかがでしょう?

「あの鎖は一目見たら忘れられないのと(笑)、試合はパワフルだし、フィジカルが強そうだなと。どっしりしていて安定感があるので、どんなコンディションでも一定のパフォーマンスが見せられる選手だと思います」

――大岩選手が層の厚いスーパー・フェザー級で4連勝していることは評価していますか?

「僕はKrushで勝ち続けることの難しさやKOして勝つことの大変さを知っているので、4連勝という結果や2連続KOという結果だけ見てもレベルが高くて強い選手だと思います」

――Krushのベルトは島野選手にとって思い入れのあるベルトだと思います。そのベルトをかけた試合をする心境は普段と違いますか?

「僕はKrushのベルトを防衛して初めて、周りから『お前はKrushのチャンピオンだよ』と認めてもらえる部分もあると思うんですね。僕自身も納得してKrushのチャンピオンになったという気持ちを感じるためにも今回は必ずベルトを防衛したいと思います」

――対戦カード発表記者会見では大岩選手から「この試合は通過点。目標はK-1チャンピオン」というコメントがありました。この言葉を聞いて、率直に島野選手はどう思いましたか?

「目標があることは良いことだと思いますけど、通過点と言って先を考えてしまうと足元をすくわれると思います。僕は目の前のこと・決まっている試合がすべてだと思うタイプなんで……通過点だと思って獲れるほどKrushのベルトは甘くないです」

――2018年のKrushを締める試合ですが、ファンのみなさんにはどんな試合を見せたいですか?

「後楽園ホールのKrushの熱量は他の大会にないものがあって、僕はその熱量が大好きです。Krushの後楽園ホールにしかない熱を爆発させるためにも、Krushらしい試合をして2018年を締めくくりたいと思います」

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◆大岩龍矢
「今までパンチを効かされてダウンしたは一回もない。島野選手のパンチじゃ倒れない」

――念願のタイトルマッチが決まりました。大岩選手としては年内にタイトルに挑戦したいという気持ちがありましたか?

大岩「はい。自分はずっと年内にタイトルマッチをやりたいと言い続けてきたし、それだけの結果も残してきたので、今年最後のKrushでタイトルマッチが決まってうれしいです」

――スーパー・フェザー級はK-1・Krushでも層の厚い階級ですが、大岩選手は今年4戦4勝(2KO)と無敗です。好調の要因はなんだと思いますか?

「今まではただ勝てばいいと思って試合をしていたんですけど、最近は勝つのは当たり前で『どういう内容で勝つか?』や『どうやって倒すか?』まで意識して戦うようにしました。それがいい方向に出ているのだと思います」

――普段の練習に取り組む姿勢も変わりましたか?

「練習での気持ちも意識もかなり変わったと思います。具体的には対戦相手の試合映像もしっかり見て、頭を使って考えながら練習するようになりました」

――6月に島野選手が郷州征宜選手からタイトルを獲った試合はどう見ていましたか?

「島野選手と郷州選手の試合はどちらかがいいパンチを当てれば勝つ可能性があった試合だったと思います。結果的には島野選手がチャンピオンになりましたが、あの時も僕はどちらと戦っても勝つ自信はありました」

――改めてチャンピオンの島野選手にはどんな印象を持っていますか?

「ファイトスタイルとしては自分と似ていて打ち合うタイプなんで噛み合う試合になると思います。島野選手は会見で倒して勝つと言っていましたが、自分は今までパンチを効かされてダウンしたことって一回もないんですよ。だから島野選手のパンチじゃ倒れないと思うし、逆に島野選手は打たれ弱いんで僕が一発当てて倒します」

――大岩選手は打たれ強さには自信がありますか?

「僕はもともとラグビーをやっていて、当時は100kg以上の選手たちに自分からタックルで突っ込んでいってたんですよ。その時に打たれ強さが見についたんだと思います。自分がちゃんと見えているパンチだったら絶対に効かないです」

――大岩選手はフェザー級時代に2016年8月のKrush名古屋大会でタイトルマッチを経験しています。あの時は僅差の判定負けでベルトを巻くことが出来ませんでした。今回ベルトに挑戦という部分での心境はいかがですか?

「前回(2016年8月)は地元・名古屋でタイトルマッチを組んでもらったのに、あと一歩のところで勝てなくて…。あの時の悔しさは忘れたことがないですね。あの負けがあったからこそ今の自分がいると思うし、選手としても強くなれたと思っています」

――対戦カード発表記者会見では大岩選手から「この試合は通過点。目標はK-1チャンピオン」、島野選手からは「僕にとってはこの一戦がすべて。先ではなく防衛戦にすべてをぶつける」というコメントがありました。島野選手の言葉を聞いて率直にどう感じましたか?

「ぶっちゃけ僕は島野選手からその発言が出た時点で勝ったと思いました。僕は通過点という言葉を使いましたが、それはKrushのベルトを軽く見ているわけじゃなくて、K-1のベルトだったり、K-1で活躍することだったり、もっと上のものを目指して頑張っています。Krushのベルトしか見ていない選手とその上を見ている選手では志そのものが違います。それが試合に出ると思います」

――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをいただけますか?

「ここまで来れたのは応援してくれる人たちのおかげです。しっかりKrushのベルトを巻いて、次はみんなをK-1まで連れていきます。ついてきてください」

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◆Krush.96
12月16日(日)後楽園ホール

開場・17時
プレリミナリーファイト開始・17時10分
本戦開始・18時

▼第9試合 メインイベント Krushスーパー・フェザー級タイトルマッチ 3分3R・延長1R
島野浩太朗(王者/菅原道場)※初防衛戦
大岩龍矢(挑戦者/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)

▼第8試合 セミファイナル 第6代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント準決勝 3分3R・延長1R
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)
ビクトー・サラビア(米国/ムエタイ・アメリカジム)

▼第7試合 第6代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント準決勝 3分3R・延長1R
軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)
椿原龍矢(月心会チーム侍)

休憩(※約10分)

▼第6試合 スーパー・フェザー級 3分3R・延長1R
郷州征宜(K-1ジム総本部チームペガサス)
山本直樹(優弥道場)

▼第5試合 スーパー・ウェルター級 3分3R・延長1R
神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
平塚洋二郎(チーム・タイガーホーク/大道塾仙南支部)

▼第4試合 スーパー・フェザー級 3分3R・延長1R
西京佑馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
アリ・ザリンファー(WSRフェアテックス・イラン)

▼第3試合 スーパー・バンタム級 3分3R・延長1R
桝本“ゴリ”翔也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
森坂 陸(エスジム)

▼第2試合 女子アトム級 2分3R・延長1R
C-ZUKA(T-GYM)
福原 優(K-1 GYM EBISU FREE HAWK)

▼第1試合 女子アトム級 2分3R・延長1R
高梨knuckle美穂(Y'ZD GYM)
MOE(若獅子会館)

▼プレリミナリーファイト第3試合 フェザー級 3分3R
山浦力也(北斗会館浅科道場)
斗麗(WIZARDキックボクシングジム)

▼プレリミナリーファイト第2試合 スーパー・フェザー級 3分3R
久保一馬(FIGHT CLUB 428)
勇治(ネクサスジム)

▼プレリミナリーファイト第1試合 フェザー級 3分3R
安達元貴(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
勝輝(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)

【チケット】
前売り券は全席完売。K-1.SHOPにて「スタンディング・一般/3,500円」を販売。※枚数に限りあり。観戦エリアは「南側最後方」のみ。


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