見出し画像

【Krush】スーパー・フェザー級王者・郷州征宜「もう一度ベルトに挑戦して獲るという気持ち」vs 挑戦者・島野浩太朗「Krushのベルトは自分と菅原道場の思いがつながったベルト。必ず獲る」=6月30日(土)「Krush.89」後楽園


 6月30日(土)に東京・後楽園ホールで開催される「Krush.89」の[Krushスーパー・フェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で対戦する王者・郷州征宜と挑戦者・島野浩太朗のインタビューが主催者より届いた。(記事・写真提供=(C)Good Loser)

――少し時間が経ってしまいましたが、郷州選手にとって「K'FESTA.1」3.21さいたま大会はどんな大会でしたか?

「一番に思ったのは、会社を1カ月間休ませてもらったのに、結果を出せなくて本当に申し訳ないな、と。子供たちも応援に来てくれたのに優勝する姿を見せられなかったのは申し訳ないなと思いました。でも(第4代フェザー級王座決定)トーナメントの準決勝で武尊選手に負けたことによって、自分が気づく部分があったというか。K-1の王者の力を肌で感じることができて、まだ自分も強くなれるなと思いました。負けてよかったではないですけど、いい勉強をさせてもらったと思います」

――結果的にチャンピオンになる武尊選手と戦えたことは大きな経験になりましたか?

「そうですね。あらためて試合映像を見直してみると反省点だらけで……。悪い部分がたくさんあったので、そこをもっと直していけるように練習をすれば、もっともっと強くなれると感じたので、これからしっかり練習していきたいと思います」

――そしてKrushスーパー・フェザー級王者としての初防衛戦で島野浩太朗選手と対戦することになりました。島野選手は今まで何度も対戦する可能性があった相手ですが、戦うことがなかった選手です。

「もともとK-1のデビュー戦で戦う予定だった相手が島野選手でしたし、いつか戦うことになるんじゃないかという気はしていました。(※当初、郷州と島野は2016年4月のK-1-60kg日本代表決定トーナメントのリザーブファイトで対戦予定だったが、島野が本戦繰り上げとなったため、対戦は実現しなかった)3月の山本直樹選手との挑戦者決定戦も凄く気合いが入っているようだったので、自分もその気合いに負けないようにしっかりと気を引き締めてベルトを防衛したいと思っています」

――記者会見でも島野選手は非常に緊張感を持っていましたが、郷州選手も感じるものはありましたか?

「島野選手は会見場に入ってきた時から目が鋭くて、気合いが入っているな、気を引きしめないと足元をすくわれるなと思いました」

――郷州選手にとっては初防衛戦ですが、どんな気持ちでベルトを守りたいと思っていますか?

「3月に武尊選手に負けているので、防衛戦という気持ちよりは、もう一度ベルトに挑戦して獲るという気持ちです。繰り返しになりますが、武尊選手に負けたことで反省点が色々と見えてきて、その反省点を直せば自分がもっと強くなれるんじゃないかと思ったので、今はワクワクしています」

――お互いにベルトへの想いを強く持った選手同士の試合なので、気持ちと気持ちがぶつかる試合になる予感がします。郷州選手はどんな試合になると思いますか?

「島野選手は2年前に対戦が決まったときから礼儀正しい選手で、本当に選手として尊敬している部分がたくさんありました。島野選手を見習ってではないですけど、尊敬している選手と試合できるのはうれしいです。ただ、うれしいだけでは終われません。勝つのは絶対に私なので、しっかり私が勝ってベルトを守ります」

――――――――――――――――

◆挑戦者・島野浩太朗、正面突破でスーパー・フェザー級王者・郷州征宜に勝つ!「郷州選手は勝ちを徹底できる戦闘マシンのような選手。自分とぶつかったところを見てほしい」

――島野選手は3月10日の「Krush.86」で山本直樹選手とのスーパー・フェザー級次期挑戦者決定戦にKO勝利しました。改めて山本戦を振り返ってもらえますか?

「負けられないっていうのはもちろんあったんですけど、倒さないと勝てないという気持ちでした。戦術的にも見合ってやりあうよりも、1Rが始まったときから3Rの中で倒しきってやる、と。試合のゴングと同時に腹を決めて、結果につながったという試合でした」

――ダウンを取る直前には飛びヒザをもらってぐらつく場面もありましたが、ダメージはなかったですか?

「あの時は試合映像を見直すと、膝もガクン!と来てるんですけど、一発二発もらってもいくんだという心の準備があって。まずいなという焦りよりも反射というか、決めていた気持ちが出たパンチが当たったのかなと思います」

――逆転KO勝ちという形で、自信になった部分もありますか?

「自分の強みとして、ここを磨くべきだっていうのを再認識したというか、改めて感じることができた試合になりました」

――そして今大会では王者・郷州征宜選手と対戦することになりました。記者会見で郷州選手と並んで、感じたものはありますか?

「オーラのある選手だな、チャンピオンだなって思いましたね。勝利に対する気持ちというのが人一倍というか、誰よりも強い選手だなと近くにいて感じました」

――会見では郷州選手の印象として「勝ちへの執念が王者の強み」という言葉もありました。

「郷州選手は激闘派というイメージが強いですけど、対戦相手によって瞬時に戦術を変えたり、一番勝つ技を反射的に出したり……そういうところは普段の生活や練習を突き詰めてやっている選手じゃないとできないと思います。その気持ちをリングに乗せるというところを含め、勝ちを徹底できる戦闘マシンのような選手だなと、対戦が決まって改めて思います」

――そんな郷州選手だからこそ「気持ちを引き締めないといけない」という言葉も出たんですね。

「はい。試合展開としてはベルトを防衛するため、勝つために郷州選手はガンガン来ると思いますけど、自分はあの選手を倒すためだけにガンガンいくので。そこでぶつかったところを見てほしいですね」

――今日の会見でKrushのベルトを間近で見た感想はいかがでしたか?

「僕が今まで試合をしてきて、良かったときも悪かったときも支えてくれて、ファイターとしての自分を作ってくれた人たちがいます。その人たちに自分がずっと感じてきたことを、Krushのベルトを獲って、形にして伝えたいなと思います。自分が感じてきた気持ちを伝えたいと強く思います」

――やはり自分がデビューした場所であるKrushのベルトには特別な思いがありますか?

「そうですね。うまく言えないですけど……Krurshのベルトは自分としてもそうですし、菅原道場としても思いのつながったベルトだと思っているので、Krushのベルトは必ず自分が獲るんだという気持ちでいます」

──────────────

◆「Krush.89」
2018.6.30(土)後楽園ホール
17:00開場/17:10プレリミナリーファイト開始/18:00本戦開始

▼プレリミナリーファイト第1試合◎Krushバンタム級/3分3R
久保田悠悟(A-BLAZE×KICKGYM)vs
橋本裕也(K-1ジム五反田チームキングス)

▼プレリミナリーファイト第2試合◎Krushバンタム級/3分3R]
晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vs
桑田裕太(Ωmega)

▼プレリミナリーファイト第3試合◎Krushスーパー・ライト級/3分3R
眞暢(TEAM ONE LINK)vs
蓮實光(パラエストラ栃木)

▼第1試合◎Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
西京佑馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vs
横山巧(リーブルロア)

▼第2試合◎Krushヘビー級/3分3R・延長1R
K-Jee(K-1ジムFUKUOKA)vs
植村真弥(WSRフェアテックス幕張)

▼第3試合◎Krushバンタム級/3分3R・延長1R
出貝泰佑(TEAM GYAKUSAN)vs
隼也ウィラサクレック(WSRフェアテックス三ノ輪)

▼第4試合◎Krushスーパー・バンタム級/3分3R・延長1R
小倉尚也(スクランブル渋谷)vs
玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)

▼第5試合◎Krushスーパー・バンタム級/3分3R・延長1R
亀本勇翔(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vs
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)

▼第6試合◎Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
安保璃紅(team ALL-WIN)vs
覇家斗(K-1ジム・ウルフ)

~休憩~

▼トリプルメインイベント第1試合(第7試合)◎Krush女子アトム級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]
松下えみ(王者/T-KIX GYM)vs
443(挑戦者/NEXT LEVEL渋谷)

▼トリプルメインイベント第2試合(第8試合)◎【ランドハウジング Presents】
Krushバンタム級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
軍司泰斗(王者/K-1ジム総本部チームペガサス)vs
金子晃大(挑戦者/K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)

▼トリプルメインイベント第3試合(第9試合)◎【ランドハウジング・木更津きらら歯科 Presents】
Krushスーパー・フェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
郷州征宜(王者/K-1ジム総本部チームペガサス)vs
島野浩太朗(挑戦者/菅原道場)

◆Krushイベントスケジュール
6月30日(土)後楽園ホール
7月22日(日)後楽園ホール
8月5日(日)後楽園ホール
8月18日(土)名古屋国際会議場イベントホール
9月30日(日)後楽園ホール
10月28日(日)後楽園ホール
11月21日(水)後楽園ホール
12月16日(日)後楽園ホール
※大会は都合により変更・延期・中止となる場合があります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?