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安定の捨て方

「こいつ心の底から社畜だな」と思った友人のセリフがある。

その友人は、YouTuberが銀行員どっちを選ぶ?といういう質問を向けられたときに「銀行員だな。やっぱ働いた次の月に確実に給料が入るのはでかい」と答えた。

「ああ、会社員ってそういう感覚なのな。こいつとは一生わかり合えない」と思ったことは内緒にしといてください。

ということで今日は社畜の話です。

僕らは物心ついたころから、たくさん勉強をして、いい大学に入り、いい企業に入って出世して高給取りになれ。と教えられてきた。

なぜなら安定して、高い給料をもらうことが幸せだとされているからだ。そして一般的に僕らはその安定した生き方しか知らないし。

事実として、会社を辞めると安定はしていない。でもほんとに安定って必要なんでしょうか?

僕はこんな仕事をしているので「会社を辞めたい」という人の悩みを聞くことが多い。

この人達は日々頑張って副業に勤しみ、なんとか副収入を得ている人も少なくない。副業で稼いでいるのに、それでも会社をやめる最後の一歩が踏み出せない人も多いようだ。要するに安定を捨てられない人たち。給料の奴隷、いわゆる社畜だなと心の底から思ってる。

どれだけ稼いでも給料もらって生活している限り僕から見れば社畜なんです。

今日はそんな人のために、安定とはなにかを説明して、安定を捨てる勇気と知恵を授けたいと思う。

安定とはいったいなにか

安定とは一言でいうと、恐怖を排除したある意味理想的な世界のこと。

ここにいれば来月も確実に生きられて、衣食住を満たすことができる。マズローで言う生理的欲求と安全欲求を満たすもの。いわば割とレベルの低い欲求を満たすためだけのもの。

枠に囲まれた世界のから一歩も踏み出さずに、言うことを聞いておけば食にありつけて繁殖もできる。その中から出なければ、敵もいないし殺されることもない。そんな世界。

その状態ってなにかに似てると思いませんか?まさに家畜。だから会社員のことを社畜っていうのだと思う。

なんだかんだ言って命を守るための本能で、僕らは会社員として人生を捧げ、自分の命を守ってる。

ただそのために失っているものが多すぎないか?自問自答してみてほしい。

会社員であるかぎり、必要最低限の生活は手に入れている。でも別に余るほどのお金は手にしていないし、贅沢ができるようにはできていない。

だから最低でも1日8時間を週5日の計40時間を会社で過ごし、残業や休日出勤と接待ゴルフや接待飲み会などをして、人生の大半を誰かの利益のために過ごす。

そうやってなんとか会社への忠誠心を示し、給料をもらって自分の生命を未来へとつなぐ。それが安定。

安定を捨てる

そこまでして安定しなくたっていいんじゃないでしょうか?

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