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エリザベス女王杯【1週前メモ】

◆アカイイト(幸英明)
昨年の優勝馬でもありこの条件は合う。
やはり東京コースではスピード不足で差しきれない競馬が続く。昨年同様ある程度流れる消耗戦なら浮上して来るか。

体重500キロを超える大型馬でもあり内から捌くのは苦手そう。枠は外枠が良い。

1週前追い切り︰坂路で軽め。いつもより頭が高い点は気になる。

現時点での評価︰△


◆アンドヴァラナウト(R.ムーア)
イマイチこの馬の適正を掴み切れないでいるが気性的にはこの距離延長はマイナスだろう。

また血統的にもこの牝系だから広い東京コースの方が向くはず。

乗るだけでストライドを伸ばしてくるムーアでどこまでやれるか。

1週前追い切り︰映像無し。

現時点での評価︰消し


◆イズジョーノキセキ(C.ルメール)
府中牝馬Sはインを上手く立ち回りソダシを差し切った。しかし2着のソダシとは2キロ差があった点と、前半が57.9とある程度流れた中でこの馬は後方のインでしっかり脚を溜められていた点は考慮しなくてはならない。

今年は例年以上に牡馬混合重賞で勝ち負けして来た馬が多く、条件戦→牝馬限定重賞→G1の3連勝が叶うほど甘くはない気はする。

岩田パパがやらかした為乗り替わり。まさかのルメールが空いていたのは不幸中の幸い。

1週前追い切り︰CW3頭併せ最内。長めに追って最後まで抜かせない。軽めだが手前替えもスムーズで非常に良い動き。

現時点での評価︰消し


◆ウインキートス(松岡正海)
この馬は個人的にはあまり評価していない。好走する時は必ず内前有利のバイアスやペースによる展開利が働いていた時。

今回はローザノワールがハナにしても2番手以下をウイン軍団で固められそうなのは良い。

出来れば内枠が欲しい。

1週前追い切り︰ポリトラック単走。モヤで映像量は少ないものの動きは良さそう。

現時点での評価︰消し


◆ウインマイティー(和田竜二)
一時はスランプ気味だったのか、ここに来て急に力を付けてきた印象。
2走前のマーメイドSは先行抜け出し。前走の京都大賞典は牡馬相手に馬群をジリジリ伸びて3着と違う競馬で好走している点は評価したい。

ここも1着は厳しいかも知れないが3連系なら組み込みたい1頭。

1週前追い切り︰映像無し。

現時点での評価︰△


◆ウインマリリン(D.レーン)
小回り向きの脚質で、特にラチを頼って走る馬の為内枠必須。
前走札幌記念3着は9番枠からのスタートだったが1角に入る時点では最内の3番手を確保すると言う松岡騎手の好判断、好騎乗が光った。

牡馬相手でも対等に戦える力があり、前走の札幌記念の1.2着馬が天皇賞秋で2.4着なので能力比較としても悪くない。

阪神2200mはかなりベストに近い舞台。恐らく来年で引退だからここがラストチャンス。
先行意識の高い最高の鞍上を引き入れてここで悲願の初G1を。

1週前追い切り︰南W併せ。モヤがかかっていて映像はあまり確認出来ず。遅れたが相手はシュネルマイスターなので仕方ない部分はある。動き自体は良い。
日曜日に輸送し水曜日は栗東での最終追い切りとなる。

現時点での評価︰内枠前提で◎


◆クリノプレミアム(武豊)
小回り向きの脚質で捲りも打てるのが魅力。
ただ距離は長い印象でメンバー的にも能力面で見劣りする。

揉まれ弱いので外枠を引いてどうにかこうにか。

1週前追い切り︰南W単走、軽め。モヤで映像量が少ない為充分な判断出来ず。

現時点での評価︰消し


◆ジェラルディーナ(C.デムーロ)
オールカマーは展開や通ったコースにも恵まれた。で良さそうだが(ウインキートスの3着が指標)それでも重賞では毎回掲示板に来る安定株であり軽視は禁物だろう。

日本でも重賞14勝を挙げているCデムーロは心強い。

1週前追い切り︰CW単走。直線に入ると直ぐに手前を替え非常にいい動きで最後までしっかり伸びていた。

現時点での評価︰△


◆スタニングローズ(坂井瑠星)
秋華賞は完璧な競馬で世代最上位の実力を示した。
後は状態面だが、この馬は春の時点でも牡馬混合レース含め8戦使われてきたタフな馬でもあり秋3戦目のこのローテーションも問題無さそう。

あとは世代間レベルだけ。

1週前追い切り︰坂路で単走。ラスト2F12.6→11.9の加速ラップで相変わらず状態は良さそう。

現時点での評価︰○


◆デアリングタクト(松山弘平)
前走オールカマーは1~3着馬がインの前で競馬していた事を踏まえると大外で後方から差してきたこの馬には相当不利なレースだった。

実際宝塚記念3着は強い競馬だったし能力面での衰えは一切ないだろう。
牝馬限定戦になるここではまともなら力が違うか。

ただしそこまでコーナリング性能が高くは無く宝塚記念、オールカマーは4角外を回る競馬で位置取りは後ろからになってしまっている点はマイナスで舞台適性は微妙か。

1週前追い切り︰3頭併せ真ん中で長め追走。外から迫るベレヌス(一杯)を最後まで抜かせない良い動き。
1週前追い切りNo.1はこの馬としたい。

現時点での評価︰○


◆テルツェット(池添謙一)
クイーンSを連覇している様に小回り向きの脚質。
ただ昨年のエリザベス女王杯は11着に負けており距離は課題か。

イン差しも出来る馬だから距離ロスも含めてやはり内枠が欲しいところ。

1週前追い切り︰南W併せ。内を走っていたものの併せ相手に手応え劣勢。今週で変わるかどうか。

現時点での評価︰消し


◆ナミュール(横山武史)
世代ナンバー1の末脚を誇る本馬だが秋華賞では完璧に立ち回ったスタニングローズを差し切れずの2着。4角で外に振られているのを見てもやはりコーナリング性能に課題が残る結果に。

阪神2000m➡阪神2200mは結局内回りには変わりないのでここも条件的には厳しくメンバーは更に強化される。

1週前追い切り︰坂路単走。間隔も考慮してか軽めの追い切り。やはり馬体重の維持含めて状態面はポイントになるか。

現時点での評価︰消し


◆ピンハイ(川田将雅)
秋華賞は無念の除外だったが出走出来ていたら◎を打つ位の馬で桜花賞、オークスと共に勝負根性が光る強い競馬。

前走は3勝クラスでも余裕の勝ちっぷりだったが何よりプラス12キロの馬体増が良い。

世代間レベルで通用するかは分からないがスタニングローズは逆転出来るのではと見ている。

1週前追い切り︰坂路で軽め。相変わらず頭高く調教での評価はしづらいが、まずは馬体の維持に注力してもらいたい。

現時点での評価︰○


◆ホウオウエミーズ(丸田恭介)
重賞では掲示板がやっとの馬。
ピッチ走法で舞台適性はありそうだが流石にこのメンバー相手では能力が足りないか。

1週前追い切り︰南W併せ。外め追走でピッチの良い走りで先着。動きは良い。

現時点での評価︰消し


◆マジカルラグーン(S.フォーリー)
今年の愛オークス馬。
愛オークス馬でエリザベス女王杯と言えばスノーフェアリーの衝撃が忘れられない。

血統を見ると父はGalileoで牝系はドイツのNライン。半兄にはノヴェリストがいる。
配合面では欧州馬故当然Northern Dancer多めになるのだが、父Galileoの母アーバンシーがNorthern Dancerを1本も引かない為、この部分で1/4異型を作り出している好配合。
さて、後はこれが日本で走るかどうか。
半兄のノヴェリストは産駒が日本でも走っていて、これは父Monsunの影響が大きいかも知れないが牝系は同じだから適正としては無いとは言い切れない。
本馬に目を移すと父がSadler's Wells系のGalileo。これだけを見たら東京の2400mのスピード勝負では要らないだろう。ただし今回は阪神内回り2200m。元々タフなレースになりやすいコース設定でもある。
直近の好走馬だと同じ阪神2200mの宝塚記念2着の海外馬ワーザー。これは父がSadler's Wells系のTavistock。
後は牝馬で宝塚記念で馬券に絡んだデアリングタクト、リスグラシュー、クロノジェネシス(≒Nureyev)らは血量の違いはあれどこれらもSadler's Wells≒Nureyevの血を引いている。
この条件ならばSadler's Wells系も悪くは無さそうである。

レーススタイルは先行押し切り型。
3走前のリブルスデールSでは4角手前から追い通しで1度並ばれるも差し返しの勝利。坂のあるアスコット競馬場で500m以上脚を使っていて相当末脚がタフな馬。
2走前のアイルランドオークスでは2番手から粘りに粘り押し切り勝ち。こちらはだいぶ引き付けてからの仕掛けに見えた。
前走のヨークシャーオークスではアルピニスタ相手に大敗したがこれを見るに直線平坦コースでのヨーイドンは分が悪そう。

以上を踏まえたらかなり持続力のある馬であり、坂のあるタフな馬場の方が合いそう。
日本の馬場でも先行出来れば。が前提条件にはなるが、前目に付けて早仕掛けの持続戦に持って行けたら相当手強いのではないか。

因みに斤量58キロ→54キロに軽くなるから楽勝。と言った声を見掛けるが斤量は相対的なものなので余程馬格が無いとかではない限り全く関係ない。

3着までに入れば報奨金が出るとの事で陣営としてはやる気充分だとは思うが、馬主の張月勝氏は先月のノーザンファームミックスセールで13頭も爆買いしていた方なので金銭面でどうこうでの来日ではなさそうな気も。

1週前追い切り︰確認出来ず。

現時点での評価︰このままの人気なら◎


◆ライラック(M.デムーロ)
コーナリング性能が高い馬でベストな条件の秋華賞で勝つしか無かったとは思うが結果は10着と大敗。
世代間でも明確な力差があるのはハッキリしている上にここで古馬と戦うのはハードルが高い。

また馬体重に不安のある馬で、秋3戦目、再度阪神競馬場への輸送があるのも心配。

1週前追い切り︰南W併せ。手前替えで少しモタつく。直線入ってからの伸びは良く動きとしては悪くない。

現時点での評価︰消し


◆ルビーカサブランカ(横山和生)
母はダンスインザダークの血を引くムードインディゴだから距離が伸びても良さそうだが、能力的には牝馬限定戦のG3レベルだとここでは厳しそう。

後は最強馬主の金子真人補正でどこまで。

1週前追い切り︰CW併せ外追走。ラストは11.1を記録するも遅れ。これは併せ相手が相当動いたと見るべきか。この馬自身も動きは良い。

現時点での評価︰消し


◆ローザノワール(田中勝春)
ヴィクトリアマイルは4着に粘ったもののやはりG1となると展開の助けが欲しい。

ウイン軍団よりは内枠を引きたいところで好枠を引いて単騎で逃げてどこまで。

勝春。

1週前追い切り︰坂路単走。ムチ入れられて一杯に追われる。動き自体は悪くない。

現時点での評価︰消し


◆除外対象馬
・サンテローズ
・シャムロックヒル
・フィオリキアリ
・コトブキテティス
・ソフトフルート

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