見出し画像

レジェタッチ+非公認大会優勝!普通のリストと同じようで違う「妖精型黒緑グレイトフル・ライフ」とは…!?

 どーもみなさん、こんにちは。初めてnoteを書きますゴンブリーと申します。
 みなさんは、「Bロマ抜きBロマ」「黒緑進化設計図」…なんてデッキを知っていますか?
 知ってるよ!という方は、今言ったデッキが最近の大会シーンで活躍しているのを耳にしたこともあるのかもしれませんね。
 ざっくり説明すると、黒緑Bロマの基盤を生かし、墓地やマナを使い変幻自在に飛び出す進化クリーチャーで相手を制圧する中速ビートデッキ…といったところでしょうか。
 僕が今回紹介するのはそんなデッキと似ているようでちょっと違う、独自の強みを持ったデッキ「黒緑グレイトフル・ライフ」について解説していこうかと思います。
 レジェタッチ、第12回天蠍杯優勝などの結果も出してきたかなりの自信作です!拙い文章ですが、どうぞお楽しみください
 ※今回は細かい数字などは使わず、それぞれのカードの採用理由、肌感覚での有利不利あたりの説明のみとなっていますので、そのあたりはご理解の程をよろしくお願いします

〜デッキ解説〜


 さて、前置きが長くなりましたが…。今回紹介するリストはこちらです!ドン!!

あれ、なんかパッとしない…?

 はい!というわけでこれが「黒緑グレイトフルライフ」のリストになります
 前置きが長かったので早速採用カード解説!!
 思い入れが強すぎて、これもけっこう長いので適当に読み飛ばしてください!それではテンション高めにご紹介!!
 ※サイキックは省略

〜メインカード〜

・グレイトフル・ライフ 4枚
 言わずと知れた今期のダークホース!
 時が経つにつれ開拓に開拓を重ねられ、今では環境屈指のパワーカードの名を手にしている。
 ガバガバな進化条件から出るのに除去されたら加速もできて、出た時コスト7以下サイキックがおまけで付いてくる…!?
 最強ですかあなたは…

・デスドラゲリオン 4枚
 実装してからずっと環境入り!いつまでいるんだこのカードは…!!
 マナのカードを3枚犠牲にする代わりに、全体パワーマイナス9000と圧倒的な殲滅力を披露する…まさに破壊神!
 今回はあるカードにより唯一の弱点すら克服した状態で使用でき、このデッキのナンバー2として申し分ない性能を発揮してくれます!!

・神羅スカル・ムーン 3枚
 「いや、誰ですかあなたは!!?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんね…
 だがしかーし!こいつがまた強えんだ…
 当たり前のように持つ破壊無効+置換破壊
 しかもそれを味方にも付与…!?
 究極進化のため事前に進化クリーチャーは必要だが、一度出てさえしまえば相手はこいつの処理に苦労すること間違いなし!基本はマナカーブ通りにカオルン、あとはグレイトフルライフに進化させて、自慢のサイキックに除去耐性を与えよう!
 後に出てくる自壊系トリガーと合わせて2面処理なんてことも…!?

・神羅トルネードムーン 2枚
 パワー!!!!!
 地味ながらこのデッキのサブエンジンとしていぶし銀の活躍をするこのカードは、時に超火力4打点へと覚醒する!
 ちょっとした小技として、カオルンがいる時に羅月トルネードでマナからの回収効果を使うと、手札に戻した分マナを増やしてくれるぞ!!覚えておこう!

・ダイヤモンド・クラック 4枚
 マナ進化、そして相手よりマナが少なかったらターン終わりに2ブースト!
 カオルンと掛け合わせれば、4ターン目に実質2ブーストという爆発的加速力を実現できる…
 さらに!進化クリーチャーなので神羅クリーチャーの進化元や最後の押し込みにも便利なこのカード、今ならお安くしておきますよ…?

・カオルン 4枚
 3コスト、パワー3000という大ミカド時代における完全解答となるパワーラインに加え、マナが減ったら1ブースト…!?
 これを使えばパグの助やカオルン、羅月トルネードやデスドラゲリオンで減ったマナが取り返せてしまう…さらに2体場にいればむしろ増えちゃったり…!?
 ちなみにこれに初動枠を割いていることが既存の黒緑進化設計図との大きな差別化点になります

・未来設計図 4枚
 

なんで進化設計図じゃないんですか!!?



 まぁ待て…少し話をしよう。
 僕はこのデッキにおいて大切なのは
 「溜まった手札による後半の爆発力」よりも「序盤の加速の再現性をどれだけ上げられるか」にあると思ってます
 それは普通の黒緑進化設計図と違ってカオルンクラックを主軸にしているため、この2枚を揃えることに僅かな失敗も許されない…そんな繊細なデッキゆえに、進化設計図よりも初動となるカオルンやオチャッピィも拾えるこちらを優先した…ということです

 さて!メインカードの解説はこれで終わり!!
 ここからは、ちょっと変なカード、採用択のあるカードについて今度は簡潔に紹介します!

誰?ってカードが増えるので確認用にまた置いておきます


〜サブカード紹介〜

・腐毒の幻ハンゾウ 1枚
 主な役割は受け+手打ちの除去
 この系列の天敵であるジョンを焼いたり、場持ちのいいコマンドとしてグライフの進化元にしたり…と、そこそこ優秀なカード
 7コストのカードが多かったので枚数は必要最低限にしつつ、役割を他のカードに分散しました

・パグの助 3枚
 マナから飛び出す進化元+パンプアップ+受け札…という個人的な評価は最高クラスの単体で完成されたカード
 元カノであるジュカイやトリーヴァライフの経験から採用してみたところ、クラック効果のマナ調整、確定での攻撃無効クリーチャートリガー、終盤の展開要員…と素晴らしい仕事ぶりを見せてくれました

・バーストトーテム 2枚
 「…誰?」
 となる自壊系トリガーサイクルでも影薄めの彼(彼女?)
 しかし!彼の効果もなかなかに強力であり、その効果は「相手のパワー5000以下のアンタップしているクリーチャーをマナへ」というもの
 パワー5000…つまり憎きジョンジョジョンをちょうど除外できるのである!!
 さらに終盤のネクラが出してくるマティーニなども無効化して突破できるため、絶妙に器用なカード…となっています
 とはいえ採用し始めたのは最近なのでまだまだ研究途中である…。恐らく自由枠

・ヤミノサザン 3枚
 ブレイズクロー、クルト、アンタッチャブル、デスマーチ…
 あらゆるビートに対して出るだけでお通夜ムードを生み出す牛である
 速攻に弱いため迫真の3枚採用で迎え撃つ

・デスサークル 3枚
 あんた…ヤヌスとか最速ストームどうするの?
 そう、序盤にカマしてくる相手の対面が苦手なこのデッキにおいて、手打ちの除去は喉から喉が出るほど欲しい…さらにトリガーも付いていれば…
 あ り ま し た
 バーストトーテムとこいつは4→5で羅月進化の動きもできるので覚えておこう!

・オチャッピィ 3枚
 未来設計図から繋いで、蘿月トルネードやワンチャンのクラックを挟んで3→5→7ルートを作ったり、速攻に対しての速度上昇目的で採用
 強いカードではあるが墓地にカードが無いと意味がないので上の自爆系2枚や設計図の後に出すのが良かったり
 もちろん普通に出しても進化元が増えて嬉しいカード

〜その他採用候補〜

・エボリューショントーテム
 蘿月トルネードを拾って4→5→7ができるのは強いけど、探索事故の可能性やそもそもの必要性が薄かったので見送り、事故が目立つなら1枚くらい入れてもいいかも

・デモハン、ナチュラルトラップ
 ディアボロスやイカズチ、その他取っとかないと面倒なカード対策に使えるかも
 ただデッキコンセプトとして相手の妨害より自分の動きの押し付けを優先したかったので見送り
 大体デスドラでなんとかなってるのが大きい

・進化設計図
 まぁ1,2枚なら…
 僕は苦手なカードです

〜デッキの動き〜

・先攻の場合

まずは神に感謝

 相手が自然入りならカオルンクラック、そうでなければ基本決めづらいので手打ちのトリガーやオチャッピィやトルネードムーンでの加速をキメながらグライフ等の完成を目指す
 上手く調整してクラックの加速を使うのもアリ

・後攻の場合
 気合いでカオルンクラックを揃えて、相手がリミット系ならトルネード、そうでないのならグライフやデスドラで攻め込みましょう

〜各対面の相性〜

 普通に勝てる対面も多いですが、一応ほんの少し厳しめに評価をしておきます

・ネクラ超次元(呪文軸)
 相手が加速を多用するため、我らがカオルンクラック決め放題!フォー!!
 ポイントととしては、基本的には相手からのトリガー除去がマナ送りしか無いため、序盤にカオルンクラックが揃った時点で殴っておけば、相手がマナ送りにしてこようがどちらにせよマナは増え、さらに相手はできてミカドガンヴィート程度の返ししかしてこないため先に殴りつつ後半に向かって圧をかけることができます

 こういう場合(隠れていますが相手は5マナ)まではカオルンだけで一点行くのがベストですね
 基準としては、相手が6マナ以下(トリガーライフされてもリフスト+ミカドができない)、または相手の場にクリーチャーがいないといった場合でしょうか
相手の場にアヴァラルドがいない+相手が4,5マナといった場合はクラックも殴りましょう
 カオルンだけで殴った場合、ガードホール、ミカドを使われても除去されるのはカオルンだけなので次のターンに問題無くデスドラに繋げられますし、除去が無ければ一点分お得になります


 あとはデスドラやグライフでご自由に…うへへ
※相手の場にアヴァラルドがいる場合は、ミカドホールでカオルンパワーマイナス2000で1000となりアヴァと相打ち+ガンヴィートでクラック破壊…と最悪2面処理されるのでカオルンだけ殴りましょう
 プラチナ帯では嬉しいことに仮想敵であったこのデッキにたくさん当たり、結果


17戦15勝2敗の勝率8割後半でマスター到達

 という圧倒的な結果を叩き出すことができました。
 マスター帯に上がっても調子は変わらず、このデッキに対してはランクマで無敗です
 ガン有利

・MRCロマノフ
 がんばりましょう

 墓地メタなんてものが入っていないこのデッキ、むしろ墓地を増やす動きがあります
 一応横展開を意識しながら最速グライフやスカルムーンでワンチャン…といったところでしょうか
 基本的には除去からの総攻撃で破壊されますダメ元で頑張りましょう(意外と善戦できます)
 不利

・ラッカ超次元
 意外といい勝負ができます。相手が尻込みしていれば、デスドラやグライフで詰め切れたりしますし、スカルムーン+マティーニが絶妙な強さを見せてくれます
 とはいえ結局盾勝負にはなってしまうので、スパークの可能性も含めて基本的には微不利寄りの不利かな…と思います

・キリコ、ライゾウ
 カオルンクラックに命賭けろよ…?
 そいつ(サファイア)は脅しの道具じゃないって言ってるんだ…
 キリコに対してはカオルンクラックを決められるかが全てを左右します、右手(マウス?親指?)を光らせましょう。あとはトルネードムーンが上手く引ければ比較的楽に突破できます。
 相手の方が速いけどコンボ前に一応間に合った!という場合はグライフ+ドラヴィタで星域を使う都合上生まれる呪文発動カウントを取って相手のサファイアをタップすれば延命はできます、ただライゾウ以外でもイカヅチでクリーチャートリガー貫通とかもあるので気をつけて。大体五分です
 ライゾウ相手は適当に火力でわんだほいすれば勝てます。そこそこ有利です

・速攻
 最終的にスカルムーン+マティーニ+チャクラが整えば、あとは打点を揃えて殴るだけで勝てます。トリガーがかなり大事、五分です。

・トリーヴァライフ
 カオルンクラックが間に合えば、たとえ相手が進化デッキであることに気付いたとしてもジョンジョジョン前にデスドラをぶつけて制圧できます、下手に4体以上並べないよう気をつけて。そこそこ有利です

・ドロマー超次元
 手札破壊や細かいバウンス、あと地味にミルアーマーが辛いです。とはいえ動き自体はネクラと同じようなカードで構成されているので抗いようはあります。恐らく微不利です

〜既存のデッキ黒緑進化設計図と差別化〜

 さて、ここで気になるのが「黒緑進化設計図とこれ、どっちが強いの?」という話です
 簡単に言うと「破壊力、シンプルさならこのデッキ。選択肢の広さなら進化設計図」だと思っています
 別にこちらも不安定というわけではありませんが、あちらはこのデッキと比べて序盤のテンポを支配できるデスマーチが使われています。そこで盤面をおさえつつマナを溜めて様々な進化クリーチャーで攻める…というコンセプトですね
 ただ進化設計図ありとはいえ、序盤の耐久をデスマーチ1人に任せていたり、ダチュラが速攻相手に無効トリガーになる場合もあって、速攻などに対して完璧な受けを持っているとは言えません
 また、デスドラゲリオンやヴァーズロマノフなどのクリーチャーも確かに強力ですが、デスドラゲリオンを出せばマナが減ったままになったり、ヴァーズはそもそも刺さりが悪い場合があったり…と、「1枚でゲームを支配しつつ次の動きを保証する」というカードが少ないように思われます
 もちろんプレイングでカバーできる部分は沢山ありますが、それ以外の選択肢が無い時にデメリットが生まれる瞬間がある…ということです
 それに対して妖精軸は、ブロッカーなど直接的な防御手段こそ無いものの、パワーの高い序盤のクリーチャーでシンプルに殴り返したり、実質12枚のシールドトリガーで受けきることもできます。
 さらにカオルンクラックのコンビを主軸にすることで3→4→7の流れで超強力な神羅クリーチャー、カオルンクラックのお陰でデメリット無しのデスドラゲリオンに繋げることもでき、コンボさえ決まれば耐えて制圧する動きを後ろを意識せず安全にこなすことができます。
 まとめると、序盤はデスマーチで固めつつ後半は整った手札で個別に回答を投げ続ける黒緑進化設計図、序盤は少し運が絡む(正直設計図も初動の加速がダークライフだけなのでとんとんな気もする)分、決まればトリガーでのカウンターも視野に入れつつ、神羅クリーチャーなど1枚1枚のカードパワーで択に悩まずゲームを支配できる黒緑グライフ…という風に考えて貰えると良いかと思います
 とはいえこれは妖精軸が好きすぎる僕の意見なので、他の方の出す黒緑進化設計図の解説記事を見たり、みなさんが触ってみて確かめるのが1番良いかと思います。

〜まとめ〜


 今回はNDでレジェタッチ+非公認大会優勝のオリジナルデッキ「妖精軸黒緑グレイトフル・ライフ」の紹介でした。
 総評としては、「ネクラ相手はガン有利、他の対面にも悪くないレベルで戦えるがMRCは無理」という感じでした。
 攻めながらの制圧が好きな方や、これらのカードが好きな方にはオススメです
 それでは、ここまでご覧いただき本当にありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?