契約後の脱毛ルーティン 脱毛効果を上げる為に

この記事では脱毛クリニックを契約後にやっておくべきルーティンについて説明します。

「みんながお勧めする〇〇クリニックに契約したから、もう俺の脱毛は安泰だ!」

と思っていませんか?

もしあなたがこう思っていたら、自分が期待する脱毛効果が得られないかもしれません。しかも、自分の脱毛効果が落ちている事にも気付かずに。


僕の体感だと、契約している人の半分以上は何も考えずにクリニックに通い、気付かずに自身の脱毛効果を落としているでしょう。


せっかく数十万も払って契約したのに効果が思うように出ないなんてもったいないと思いませんか?


今回は「毎日」「施術後」「次回施術までの数か月間」に分けて脱毛効果を上げる為にやるべき事(僕がやっていた事)をご紹介させて頂きます。


①日々のルーティン:保湿・日焼け止め対策


まず毎日やるルーティンとしては保湿と日焼け止め対策があります。

脱毛効率を下げる要素としては「肌の乾燥」「日焼け」「肌荒れ」の3つ。これら3つに対してそれぞれ対策をお伝えします。

保湿の注意点

 乾燥対策には保湿が不可欠です。保湿と聞くと「化粧水さえ塗っておけば大丈夫」と思っている方もいますが、化粧水だけだと逆に乾燥する恐れがあります。化粧水は成分の7割以上が水分で構成されており、肌に塗っただけだと蒸発してしまいます。さらに化粧水の水分は蒸発する時に肌の熱を奪ってしまい、乾燥が進行してしまうのです。化粧水を塗った後は乳液を塗る事で水分が蒸発しないように油分で蓋をしましょう。むしろ化粧水よりも乳液を優先する事をお勧めします。

塗るタイミング

毎日続ける事が何より大事なので、「寝起き」「風呂上り」などの着替えるタイミングで保湿すると継続にストレスがかからないでしょう。

毎日出来るだけで素晴らしいですが、可能であれば「寝起き」「風呂上り」する事で出力を安心してあげる事の出来る、理想の肌が作れる事でしょう。

お勧めグッズ

①ハトムギ化粧水

 全身にも顔にも、化粧水はこれを使いましょう。長所は、シャバシャバしてて、皮膚の奥まで浸透してくれる点です。皮膚は奥深くまで水分が浸透しないと乾燥してしまう為、ハトムギ化粧水のようなシャバシャバした化粧水は保湿に適しているのです。

もう1つの利点は安い事です。 可能であれば脱毛中は毎日朝と夜と保湿したいので、安い事は大事。 質より量です。

②無印良品 スプレーヘッド

無印良品で販売している取り付け型のスプレーガン。ハトムギ化粧水を効率よく使うのであれば買うのは必須です。
 ハトムギ化粧水はとろみがないので、体に塗る際に、こぼれてしまいがちなのですが、これ使えって、霧吹き状にして体に吹き付ける事が出来るので、無駄にこぼすことは無くなるし広範囲に塗る事が可能なのです。( 紹介してくれたフォロワーさんに感謝)

 ③お勧め脱毛グッズ③ニベアスキムミルク 化粧水で皮膚に閉じ込めた水分。 このままだと水分が蒸発した時に、肌から熱が奪われて逆に乾燥してしまう。 水分を皮膚内に閉じ込めるために乳液を塗りましょう。他にも同様の製品はありますが、僕は値段面からこれを使用し続けております。(保湿は継続が大事な為、安さが超重要な要素)

日焼け対策


 乾燥に並ぶ脱毛効率を下げる要素は日焼けです。黒色にレーザーを吸収させた時に生じる熱エネルギーで毛母細胞を破壊するのが医療脱毛の仕組み。日焼けによって肌が黒くなってしまうと肌にレーザーの熱が分散される為、脱毛効果は落ち、火傷のリスクも高まってしまうのです。加えて日焼けは肌の乾燥を招くのでさらに脱毛効果は低下・肌の炎症を招く事になります。


日焼け対策は脱毛のみならず、肌ケア・アンチエイジングにおいても最重要事項でもあるのでこの項目では「紫外線の種類」「日焼け止めの種類・特性」についても説明し、最後に「脱毛向きの日焼け止め」についての僕の考えをお伝えします。

紫外線の種類

 正しい日焼け止めを選ぶ為には紫外線の種類を理解する事が重要です。以下にて紫外線の種類と特徴について説明しますので参考にして下さい。

【UV-A】
・紫外線の中で一番多く地表に降り注いでいる(95%)
・冬でも夏の半分の量で年中降り注いでいる。
・肌を黒くする ・シワやたるみを引き起こす

【UV-B】
・地表に届く紫外線のうち5% 
・冬は夏場の5分の1程度
・肌を赤くし炎症を起こす(数日後、赤くなった部分が黒くなる)
・エネルギー量がUV-Aよりも多い

【UV-C】
・オゾン層に吸収され、地表にほぼ届かない


「日差しの強い夏だけ塗ればいい」という考えだと、UV-Aを防ぐ事が出来ず知らないうちに肌が黒くなってしまう恐れがあります。UV-A対策も考慮して日焼け止めを選択し、年中日焼け止めを使用するようにしましょう。

日焼け止めの種類と主成分

次に日焼け止めの種類と紫外線を防止する主成分についての説明をします。
ここに書いてある知識を抑えるだけで、あなたが自分に合う日焼け止めを選べるようになる確率は格段に上がるでしょう。

【日焼け止めの種類①紫外線吸収剤】

仕組み:紫外線を吸収し、熱エネルギーとして放出する

メリット:紫外線防御効果が高い

デメリット:

・有効成分が肌に刺激を与える可能性がある
・有効成分が紫外線を吸収した時に発する熱で肌が乾燥する可能性がある
・光を浴びると成分分解するので定期的に塗り直しが必要

主成分の名称:代表的な成分は以下の通りです。

【日焼け止めの種類② 紫外線分散剤】

仕組み:紫外線そのものを反射させる

メリット:

・吸収剤に比べて低刺激・肌に優しい
・成分分解しないので塗り直しの必要性が少ない

※水で濡れたり、物理的に拭いたりした場合は塗り直しが必要です。

デメリット:

・塗りすぎると白浮きする
・金属アレルギーを起こす可能性がある(酸化亜鉛)
・紫外線防御効果が吸収剤に比べて低い

主成分:分散剤として使われているのは以下の2成分のみです。

【飲む日焼け止めに効果はある?】

 紹介した2種類の日焼け止めの他にも、最近では飲むタイプの日焼け止めが市場に出回っておりますが、従来の塗るタイプの日焼け止めに比べて効果はほとんどないので「今日は忙しいから塗る日焼け止めの代わりに飲む日焼け止めで代替しよう」という考えで使用出来ません。 紫外線対策としての日焼け止めは、上記2種類しか有効ではないと抑えておきましょう。

次のページからは、日焼け止めを使うにあたっての注意事項を説明します。


日焼け止めの注意点①:年中塗るようにする

 紫外線は年中降り注いでおり「夏だけ塗ればいい」という考えでいると気付かないうちに肌が黒くなってしまいます。脱毛効果を高める為にも、紫外線の肌へのリスクを回避する為にも日焼け止めは年中塗りましょう。


日焼け止めの注意点②:場所と天気は関係ない

 日焼け止めは晴れた日の屋外にいる時だけ塗ればいいものではありません。何故なら屋内でも紫外線量は大きく減少しないからです。(直射日光の場合に浴びる紫外線量が100だとするとガラス越しで80、カーテン越しの室内でも50)また、天候が悪くても紫外線量の量に大きな変化はありません。(晴れの日に浴びる紫外線量を100だとすると曇りの日は60・雨の日は30)


「出かけていないから塗らなくていい」「雨(曇り)だから塗らなくていい」
と考えがちですが、部屋の中でも天気が悪くても日焼け止めを塗りましょう。


日焼け止めの注意点③:数時間おきに塗り直しが必要

日焼け止めは途中で効果が無くなる為、定期的に塗り直す必要があります。


日焼け止めの効果が無くなる理由

①日焼け止めの有効成分が光で分解し効力を失う。(紫外線吸収剤)
②汗や水で落ちてしまう。(両種類)
③擦れて落ちてしまう。(両種類)
④動くことで日焼け止めの膜がヨレてしまう。(両種類)

効果が落ちた実感が無くても数時間おきに塗り直すようにしましょう。特に紫外線吸収剤タイプはそうですね。


日焼け止めの注意点④:肌に合うものを選ぶ

 日焼け止めの中には刺激が強いものがあり、敏感肌の方・アレルギーがある方が使うと肌に悪影響を及ぼす場合もあります。紫外線対策として日焼け止めは非常に重要なものですが、使ったせいで肌が荒れた場合、脱毛に悪影響を及ぼします。「日焼け防止の為に我慢して使おう」とは考えずに「肌に合わないな」と違和感を覚えたらすぐに使用を控えましょう。


※肌に合うかどうか確かめる為に、最初は少量の日焼け止めから試すと無駄な出費を抑えられます。


日焼け止めの注意点⑤:用途別に使い分ける

 季節や使用環境によって最適な日焼け止めは異なります。以下の判断基準を参考にして、数種類の日焼け止めを使い分けるようにしましょう。


最低限抑えておきたい 日焼け止めの判断基準

日常生活用
⇒SPF10~20・PA+~+++

屋外での軽い運動
⇒SPF20~35・PA++~+++

炎天下でのレジャー
⇒SPF30~50・PA++~++++

マリンスポーツ・汗をかきやすい環境
⇒数値もさることながら、ウォータープルーフ用である事を重視。
⇒シャカシャカ振るタイプ(オイルベース)の日焼け止めを推奨。


注意点:必要以上にSPF・PA値の大きい日焼け止めを選ばない方がいいとされる理由は「肌への負担が強いから」とされていますが「どの物質が」「どういった理由で」「肌に負担(悪影響)を与えるか」に関する情報は見つけられていません。「SPF・PA値が大きいとリスクがある」と理解した上で、肌の状態を見ながら適した日焼け止めを選ぶのが理想的でしょう。
(強い日焼け止めを使っても肌が荒れない方は無理に数値の低い日焼け止めを使用する必要はないかもしれません。)

②施術後数週間のルーティン:自分の毛の抜け、照射漏れの有無をチェック


 次は脱毛の施術を受けてから数週間、すなわちレーザーを当てた毛が抜けるまでの間にするべきルーティンを説明します。

毛が抜けたかどうかを確認

 レーザーを当てて効果があった毛(十分に熱エネルギーが加わったお陰で毛母細胞が破壊された毛)は、残骸となり、時間経過と共に排出されます。この毛がいわゆる「効果のあった毛」です。


レーザーを当ててから生えてくる毛は以下の4種類の毛に分類されます。

①効果のあった毛

②レーザーを当てたが毛母細胞が破壊される程の力が足りなかった毛

③施術後に毛周期の関係上新たに生えてきた毛

④照射漏れで、レーザーが全く当たっていない毛


これらの中で①以外の毛は普通に生えてくるのですが、②③の毛と④(照射漏れ)の毛は確実に見分けがつきます。

塊状になり、生えてくるからです。

この毛をしっかり確認し、クリニックの照射漏れ保証期間内に連絡し、確認して貰いましょう。

※意外と施術後に自分の毛の経過を確認しておらず、照射漏れが起きていることに気付いていない人は多いです。勿体ないのでしっかり確認するようにしましょう。

また、照射漏れ以外の

②レーザーを当てたが毛母細胞が破壊される程の力が足りなかった毛
③施術後に毛周期の関係上新たに生えてきた毛

についても、次回施術の際に報告する事をお勧めします。

②と③の区別は出来ないのですが、毛母細胞が破壊されるほどの力が足りなかった毛という前提で、クリニックの看護師さんは次回施術の際の方針を決めるからです。(照射時にしっかり当てようと意識する、肌質が適切であるという前提の下、効果を出す為に出力を上げる等)

なお、毛が残る=そのクリニックの対応が悪いと、すぐに決めつける事は難しいので、毛が残った時も高圧的にならないように報告しましょう。(何回行毛が抜けないと報告しても出力を上げてくれない、レーザーを変えてくれないクリニックだった場合は解約を検討する事を推奨します笑)

どのぐらいチェックするか?

施術をしてからどのぐらいまで、施術した部位をチェックするか?ですが、2~3週間を目安にするといいでしょう。

熱破壊式脱毛機械であれば、そのぐらいの期間で毛は抜け始めますし、再度生えてきた毛が照射漏れかどうかを判断しやすいからです。

期間中の剃毛は厳禁

脱毛をする以前より剃毛する習慣が身に付いている方の中には施術してからすぐに定期的にシェーバー等で毛を処理している方もいるかもしれませんが、施術してから照射漏れ保証期間が終わるまでの間は剃毛はしないで下さい。

仮に施術時に照射漏れが起きていた場合に剃毛してしまうとどこが照射漏れだったかを確認する事が出来ず保証の対象外になってしまうからです。(明らかに照射漏れと分からない場合、仮に照射漏れが起きていたとしてもクリニックは照射漏れと認定してくれない為)

③次回施術までのルーティン:適切な照射間隔(生え変わり時期)を確認


最後に、次回の施術予定日を決める方法についてお話しします。

 通常、どこのクリニックも「最低でも次回施術までは〇〇週間(例:体で8週間)は空けて下さい」と指示を出し、ほとんどの患者が、言われた最短期間で通おうとするのですが、この行為は自分の脱毛効果を大きく落とす行為なのです。

毛は毛周期というサイクルを経ています。

 この成長期の時にしかレーザーの効果は出ず、かつ全ての毛の毛周期は異なる為に、何回も施術を繰り返して成長期の毛にレーザーを当て続ける必要があるのですが、クリニックの推奨する「最短の次回施術可能日」になったからと言って、全ての毛が生え変わった訳ではないのです。

 次回施術までの時期が早すぎると「毛が生え変わってないのに施術をし、施術後にすぐに休止期だった毛が生えてきてしまう」という損をする可能性が高くなります。

「じゃあどのぐらい空ければいいのか?」と思いますよね。

僕と推奨している 1→2回目の照射間隔はを2.5〜3ヶ月です。 

レーザーを照射すると、一時的にかなり毛の抜けて毛が生えてない状態が続きます。この状態から続いてから徐々に毛が生えて来るのですが、この時の毛量が「施術前の毛量×(0.8〜0.9)」に戻ったら次の施術に移る事をお勧め会います。

上記の式の0.8〜0.9の数字は目安であって、人によって変動します。

大事なのは「1回の施術で何割ぐらい減るか」を自分で体感しておく事であり、待てば待つほど、正しい「減毛率」を把握する事が可能になります。

以下に今回の照射間隔の把握の仕方を理解して貰う為の具体例を書きましたので、参考にしてみてください。

理想のケース

施術する
→8週間(最短の次回施術可能日)が経過。毛の量は生え変わっておらず、施術前に比べて3割も減っている。
→「まだ毛が完全に生え変わってないかも?」と疑い、さらに4週間待つ
→毛がさらに生えて来る。施術前より1.5割減っている状態。
→適切な毛の減りと判断して次回施術をする。

※ここから更に生えるかもしれないと推測して待つのもあり。

残念なケース

施術する
→8週間(最短の次回施術可能日)が経過する。
→この時毛は完全に生え変わっておらず、施術前に比べて4割も減っている
→8週間経過したから我慢できずに通ってしまう。(待てばレーザーを照射して抜ける筈の毛があったのに、勿体ない・・・)


「これ、待てば待つだけ得なんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、あまりにも待ちすぎると我慢できないと思います笑。

あくまで僕の体感ベースとしてて2,5〜3ヶ月を提示したので 参考にしてみて下さい。


以上、脱毛効果を上げる為のルーティンでした。

脱毛において大事なのはいいクリニックを見つける事ですが、自分の意識の持ちようでは脱毛効果がそこまで良くないクリニックでも、最大限の効果を出す事は可能です。

また、このルーティンはクリニックで働いている人にとっても有益なものとなっております。(保湿・肌管理の徹底&、施術時に患者から適切なコミュニケーションが来るようになる為)

優良脱毛クリニックと契約していて、このnoteを見ている人も、クリニックの従業員さんを助けるつもりで読んでみて下さい。

読んでいただきありがとうございました。

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