剃毛ガイドブック

※本書籍をお得に入手したいと感じている方はXのDMにてご相談ください。



脱毛をする人にとって欠かせないのが剃毛。しかし脱毛クリニックと契約して初めて剃毛する必要があると知った方は多いでしょう。そして焦って脱毛の為の剃毛情報をネットで探しても見当たらないのが現状です。(理由は不明確ですが、「お金にならない≒広告として扱える案件(商品・サービスが)がない」からではないかと僕は推測しています。)

調べても答えが見つからなかったので、「分からないから適当でいいや」と思ってしまう方も中にはいるでしょう。

 

僕は「メンズ脱毛のプロ患者」という立場の下、いい脱毛クリニックを探す為に必要な知識は必死で学んできましたが、同様に脱毛中に必要になる事に関しても勉強してきました。もちろん剃毛もその中に含まれています。

 
いい剃毛は脱毛の効果に大きく影響すると知った僕は(理由は後述します)、通っているクリニックの脱毛看護師や、Twitter 上の脱毛看護師さんの発信から学ばせて頂いた情報をもとに何回も試行錯誤して、脱毛効率を高める剃毛を追求してきました。その内容が全て書かれているのがこの「剃毛ガイドブック」です。


このガイドブックでは、 

「なぜ剃毛が脱毛効率に影響するか」
「剃毛に使うべき道具」
「道具を使う順番と適切な使い方」
「剃毛するのにお勧めの体勢」

の順番で書かれていますが、どの項目から読んでもあなたの剃毛をより良いものにするとお約束しますので、気軽な気持ちで手に取ってみてください。

 まず初めに「何故剃毛をしっかりしないといけないのか」について説明します。脱毛の前には剃毛を正直「面倒くさい」と思った事は、誰しも一度はあると思います。

しかし剃毛の質は脱毛効果に直結します。これから紹介する「いい加減な剃毛で生じる弊害」を知る事であなたは正しい剃毛の重要性を理解するでしょう。

 

いい加減な剃毛が脱毛効果を落とす理由


 いい加減な剃毛をしない事によって生じる弊害は「脱毛効率の低下」です。高いお金で契約したのであれば、脱毛効果は出ないよりもちゃんと出た方がいいですよね?いい加減な剃毛は「物理的要因」「人的要因」という2つの面で脱毛効果を低下させるのです。

 物理的要因

剃りきれていない毛があると、レーザーの熱エネルギーがその毛に逃げてしまい、脱毛効果は低下します。医療脱毛の仕組みは黒色(毛のメラニン色素)にレーザーが吸収された時に生じる熱によって、毛を作る毛母細胞を破壊するというもの。

本来は毛母細胞を破壊する為に皮膚の方に熱エネルギーを届けないといけないのですが、剃り残しがあると皮膚上に残っている毛にエネルギーが逃げてしまうので、十分に熱が届かず脱毛効果は落ちてしまうのです。

人的要因

剃毛がいい加減なせいで脱毛効果が下がるもう1つ理由は、看護師の施術の質が下がる可能性があるからです。剃毛は患者がしてくるのが基本ですが、一人で完璧に剃るのが難しい場所(背中・もも裏等の後半身や、肛門周り)もありますので、多くクリニックは看護師が剃り残しをフォローしてくれます。この時の看護師による剃毛フォローの負担をどれだけ減らせるかどうかが、剃毛後の施術の内容に大きく影響するのです。

しっかり剃毛していればフォローは少しで済むので、看護師も余裕を持って施術に当たる事が出来ます。一方で剃毛がいい加減な患者であれば看護師がする剃毛の負担は増えてしまい、以下で説明する2つの問題を引き起こしてしまいます。

 ①施術時間の圧縮

 患者がするべきだった剃毛を怠った場合、剃毛するのに時間を割かれてしまい、その分施術する時間が無くなってしまいます。そのせいで本来なら施術するべき部位が施術出来なくなるかもしれませんし、「時間内に終わらせないと」と焦らせたら施術そのもののクオリティに影響を与える可能性もゼロではありません。

 ②看護師のストレス

 いくら看護師がプロとは言え、丁寧に剃毛をしてきた患者と剃毛を怠っている患者、どちらに丁寧に施術したいか、明らかですよね。「どうやっていいか分からなかった」と言って、全く剃らないで施術に来る患者もいると聞きますが、そのような患者に看護師がストレスを感じ、施術に影響があったとしてもおかしい話ではないでしょう。

 剃毛は脱毛において避ける事が出来ない超重要事項である事、ご理解頂けたでしょうか。次ではもう少し具体的に剃毛について説明していきます。

脱毛における剃毛の目標

 初めにこれから話す剃毛方法をイメージして貰う為にも、脱毛における剃毛はどこまで徹底するべきかについてお話しします。脱毛時の剃毛は肌をなでて毛があるのを感じない状態、いわばツルツルな状態を目指しましょう。毛は短ければ短いほどよく、毛が生えている事を感じさせないぐらいまで剃るのが理想的なのです。

しかしツルツルを目指そうとするがあまりに出血をするのは NG です。出血 した部位に対しては出力を下げてレーザー照射される可能性があるからです。さらに出血はさらなる肌トラブルを起こす原因にもなります。レーザーを照射した後は「バリア機能」と呼ばれる外部からの刺激物を防ぐ機能が弱まります。バリア機能が落ちた結果、剃毛で出来た傷口に細菌が入る事を許してしまい、毛嚢炎などの肌トラブルを起こす事もあるのです。出血するぐらいなら、(若干ザラザラしている方がいいです。)

  以上の事をまとめると、「出血しない事を前提に、撫でても毛を感じないレベルまで剃る事が」脱毛効率を極限まで高める剃毛には必要となるのです。

 次ではこの状態を目指す為に使った方がいい4つの道具を紹介します。

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