イェルマ/ガルシア・ロルカ

ガルシア・ロルカ

悲劇三部作上演プロジェクト

第二章

「イェルマ」

スペインの作家ガルシア・ロルカの悲劇三部作を上演します。

5月31日、6月1日にももち文化センター大ホールで上演します。

イェルマというのは、「不毛な」という意味。日本の名前だと、「幸薄子」みたいな感じですかね。つまり、満たされない、不幸な様子を示した名前。
このイェルマという女性は、フワンという夫と2人で暮らしています。けれど、2人の間には子どもがいません。イェルマは、子どもが欲しくて欲しくてたまらない。親の勧めで結婚して、私ほど従順な人はいない。と信じています。信じきっていると言ってもいいです。
夫婦の関係、世間からの噂話、親族の視線、暗黒魔術に頼り、怪しい儀式に没頭し・・・。
現代にも、夫婦の問題をどんどん外へ外へと広げていく人っていますよね。直接ぶつからずに、ドンドン世界に出て、自分の世界を狭めていく。
追い詰めているのは自分自身かもしれません。

そして、イェルマのセリフがまた、滑稽でたまらないんです。

「悲劇」といいつつも、きっとワクワクしたり、クスクス、ゲラゲラと楽しめふ作品になります。
今から楽しみです。

仮チラシ

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