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初心者の初心者による初心者のための4Cディスペクター天門

初心者なりのデッキ採用カード考察
禁王創来からデュエマを始め、9月から大会に出始めた初心者です

以下は一番最初に組んでから2か月間使っていた所謂「4Cディスペクター」の構築について自分の考えを整理するための内容なので、展開方法とかデッキ解説なんて大それたことは書きません
過度な期待はしないでください



前置き

一番最初にデッキを組む際、主にこの動画の構築を参考にしました
(当時は禁王創来 =Volzeos-Balamordの動画ばかりだったので、この動画で「4Cディスペクター」というカテゴリを知りました)

そこからいろいろな動画や入賞している同系統のデッキリストをチェックし、自分なりに採用カードを再考察して大会に持ち込み練習しました
(一人回しの仮想敵は先3アポロと先4ザーディロスト)

←最初期の構築(スイスドロー5-1で5位)
魔覇革命のカードを採用した構築(8-3で4位)→
デュエキングMAX2023以降の構築(7-1で3位)

■ デッキコンセプト

このデッキの大まかなコンセプトは

  • 相手の盾は基本的に殴らない

  • 大型クリーチャーを並べて盤面をコントロール

  • 《シャコガイル》 or 《ミカドレオ》による特殊勝利を目指す

この3つです

受けが薄いと想定できるデッキ(火単やアポロ)相手や
LO寸前までデッキを掘っても《シャコガイル》 及び 《ミカドレオ》が見つからない場合(デッキの性質上EXライフに潜む可能性も多い)のみ盾を殴ることがありますが
1CS中に一度も盾を殴らず終わることはザラなので「最後のダイレクトアタックを決めて勝利を掴み取りたい」方には一切向いてません

このデッキが目指すべき最初の終着点は、8マナである《砕慄接続 グレイトフル・ベン》の成立です

そのため、このデッキの強い動きが出来るターンは基本的に
6マナ(《ヘブンズゲート》で《グレイトフルベン》着地)に到達するタ―ンであり
理想ムーブは
3ターン目に単色マナを置いて《コットンケラサス》→cip効果で2ブースト
→4ターン目に単色マナを置いて6マナ到達
です
そのため最速でも4ターンまでは碌に動けないので、それまでに処しにくる速攻デッキ等に対する受けや妨害は欲しい所です

・デッキの基盤

このデッキの構築は大きく分けて

  • 初動

  • メインギミック

  • 最上級

  • 自由枠
    の4つにて構成されています

まずはデッキの初動について
3マナの《Disコットン&Disケラサス》及び《天災 デドダム》をそれぞれ最大枚数4:4で8枚採用しています
3ターン目にどちらかを引ける確率は81.95%です

ここで考えるべきは

  • 初動の選択(2コストマナ加速の有無)

  • 単色の枚数(手札が濁らず3マナのカードを3ターン目に使えるのか)

の2つです

■ 初動の選択

天災 デドダム

デュエマ始める前からその存在は知っていた
1枚3000円する令和の初動

最初にこのカード
水自然闇が入ってマナ及び手札が重要なデッキのため文句なしの採用
このカードがあるため、3ターン目のマナ埋めに貢献できる単色は出来るだけ水闇自然にしたいです
多色が多すぎるこのデッキにおいて、4マナ時に出した際、3枚見た中から単色を手札に抱えることで次のターン確定6マナ到達できるため堅実で最強です

「不死」と「原始」と「宇宙」の合体なので実質ディスペクターです

Disコットン&Disケラサス

多色版の栄光ルピア

続いて禁王創来にて出た新規カード
種族にディスタスを持つ光ブロッカーなのでデッキ単位で相性がよく、ディスペクターは元々多色が多いため先に上げた理想ムーブに貢献できるカードです

カード単体だけ見ると非の打ち所がありませんが、このカードの採用にあたってまず考えるべきは

  • 2ブーストの成功率をある程度担保するための多色配分

  • (上記の枚数に反比例して)3マナ目 & 6マナ目に一定確率で単色を用意できる採用配分

  • そもそも6マナ到達を目指すマナカーブなら不確定なマナ加速より(2→4→6)の2コストマナ加速カードではダメなのか

以上の点です

・2マナブーストの成功率を担保するための多色配分

40枚のデッキに対してトップが多色である確率は単純に多色の枚数を40で割った値であり

成功率 65%→多色枚数 26枚
成功率 70%→多色枚数 28枚
成功率 75%→多色枚数 30枚
成功率 80%→多色枚数 32枚
成功率 85%→多色枚数 34枚

と、当然多色を増やすだけブースト成功率 及び 3マナ目6マナ目で濁る確率が上がるため、多色 単色両方の確率との兼ね合いになります

・一定確率で単色を用意できる採用配分

先に挙げたように、このデッキにおいて単色が重要になるターンは3マナ目と6マナ目であるため、まず3マナ目(先行なら初手5+2枚)の7枚のうち1枚は単色が必要であり
その後

  • 3ターン目《コットンケラサス》で2ブースト成功の理想ムーブなら(初手5+3枚)の手札8枚のうち単色2枚要求

  • 3ターン目《デドダム》1ブーストなら→4ターン目マナ埋め→5ターン目6マナ到達(初手5+4枚)の手札9枚のうち単色2枚要求
    ※1(なお3マナ目の動きが《デドダム》の場合、埋める単色は《ヘブンズゲート》以外が要求される)

のどちらかを目指します
そのため今回は理想ムーブ時の手札8枚で単色2枚を引ける確率を求め、
前述した「多色枚数による2ブースト成功率」と「単色2枚を引ける確率」の妥協点を探します

ここ以外での需要全くなさそうな確率表

2ブースト成功率が80%(プンポロドイハの命中率と聞くとそれでも低い)の場合、手札8、9枚の中で単色2枚を引ける確率は50%前後と2回に1回は失敗することになるため信用ならず
初手7枚のうち単色2枚引ける確率を85%にするとブースト成功率は65%まで落ちます
(キングセルや伝説呪文、新たに出たアンタップ効果持ちディスタスを含めると確率はもう少し上がりますが、単体のカードパワーがお世辞にも高くないため今回は割愛)

以上の点から現在は、両方の確率の折衷案としてブースト及び単色の確率が7割取れる単色12枚前後の採用で考えています
この配分だと

  • 先行3ターン目(手札7枚)に単色を1枚以上引ける確率が93.65%

  • 先行4ターン目に単色を2枚以上引ける確率が77.48%

  • 《コットンケラサス》で2ブーストできる確率は70%です
    (きあいだまと同等)

以降でてくる枚数計算での単色の数は[12]枚として計算します

※1 単色枚数のうち《ヘブンズゲート》で4枠は埋まるため、3マナ目で《デドダム》を出す場合、単色12枚採用なら有効な単色は8枚なので初手5+2枚引ける確率は81.95%です

・2コストマナ加速のカードについて

主に採用候補に挙がるのは《フェアリー・Re:ライフ》《地龍神の魔陣》辺りだと思います

初動かつ受けになるすごい時代

2コストマナ加速について勉強になったのはこの動画

先に結論を挙げると、このデッキにおいてはそこまで有用ではないと考えているため採用しません

このデッキは序盤6マナ到達を目指すため、上記カードを採用するなら2→4→6のマナカーブを目指したいです
ここでの問題点は

  • 2ターン目に引くためにはある程度の採用が必要だが、多色が多すぎて2ターン目に打てない

  • 4、5マナのビックアクションがない

  • ロングゲーム前提のデッキなので終盤で引きたくない

等です

仮に上記カードを8枚採用した場合、先行2ターン目に引ける確率は76.39%
そのカードが単色であるならば 2ターン目の手札には更に単色が要求されるため、先の話で出た通りデッキ内の単色枚数を12枚として考えると
「2ターン目の手札に単色2枚(どちらかはマナ加速)を確保できる確率」は66.94%
マナ加速が多色枠だとしても「単色を埋めてマナ加速を打てる確率」は68.89%になります
7割切っているためメインプランとするにはいささか不安です

最初の頃は《Reライフ》《地龍神》含めて4枚だけ採用していましたが、
2ターン目に単色を埋めてマナ加速を打てることがほぼ無く、大抵3ターン目のアンタップインマナ要因としてキープしていたので
2ターン目加速は諦め、この枠はもっと有用な単色入れたほうがいいと考えました
(8枚採用ですら成功率7割ないので当然)

また4色デッキのため、2マナ帯でブーストし3ターン目に既に3マナある場合でも3マナ初動と色が噛み合わない可能性があり
(《デドダム》抱えてて《Reライフ》で《ヘブンズゲート》が落ちると発狂)

なにより一番の懸念点はこのデッキに5マナで動くメインギミックがないことで
序盤1ブーストし4ターン目単色埋めて5マナにしたところでお茶濁ししかできない上
コントロールデッキ故に後半トップで引いて弱いカードはなるべく採用したくないと思い
7割の確率で3→6(次ターン単色要求)出来る《コットンケラサス》は最大枚数採用し、2コストマナ加速のカードは採用しませんでした

※《地龍神の魔陣》ならゲーム終盤に引いてもサーチとして有効?
→「2ターン目に4積みのカードを引く & 残りの手札で単色2枚を確保できる確率」
=25.5%
3/4で2ターン目に打てない《地龍神の魔陣》が許せるならあり


続いてデッキのメインギミックについて

このデッキの中核を担う《砕慄接続 グレイトフル・ベン
S・トリガー持ちかつササゲール4持ちディスタスで上記の《グレイトフルベン》と相性の良い《霊宝 ヒャクメ-4
その両方を出せる《ヘブンズ・ゲート》を含め全て最大枚数4:4:4の12枚採用しています

正直ここは悩まないレベルですが一応再考

■ メインギミック

砕慄接続 グレイトフル・ベン

見た目◎ 効果◎ このデッキを組んだ最大の理由にして最高のシステムクリーチャー

このデッキのカテゴリをビックマナたらしめている最大の要因であり

  • ササゲールで軽減して出す

  • 《ヘブンズゲート》で手札から出す

  • 《ブレインスラッシュ》で墓地から出す

と何かと軽減効果で場に出せるため8マナ払って出すことは稀です

効果は今更説明するまでもありませんが
ブロッカー持ちの8コストということで上で挙げたトリガーなどで相手ターンにも出すことができ
例えば速攻相手などに走られ、盾の《ヘブンズゲート》からこのカードを出せた際、EXライフと自身のブロッカーで盤面を止めつつ、発動した《ヘブンズゲート》を含めた最低1マナ以上のマナが増えるため
マナのディスタス無料召喚効果も合わさって、「相手の攻撃は耐えられたけどマナがなくて動けない…」という状況を打破してくれます

このカードが存在するおかげで、少数しか採用していない10マナ越えのクリーチャーなども躊躇なく序盤はマナ埋めし後半使いたいタイミングで呼び出すことが出来る上、マナさえ確保できればハンデスされない手札を常に+1している状態なのでとても安心感があります

後で出てくる《水上第九院シャコガイル》の効果を適用する際、墓地にカードが複数枚存在していると特殊勝利への条件達成が遠のくため、墓地のカードを一気に無くす役割としても重要です

システムクリーチャーでありながらEXライフ持ちなのでマイナス以外の除去に対して1度の耐性がありますが
そもそものスタッツが13000とそこそこ高いので
飛翔龍5000VT》の打点を上回り
百族の長 プチョヘンザ》の影響を受けず
CRYMAXジャオウガ》とも相打ちには持っていけます

如何にこのカードを場に出せるかがこのデッキの要であり、速攻相手に盾から《ヘブンズゲート》を捲れた際も、このカードのあるなしでその後の展開が段違いです
中盤以降はこのカードを主軸にディスタスやディスペクターを盤面に並べてゲームメイクを行うため
マナか墓地にこのカードが全て見えてしまうと途端にリソースが回らなくなるため減らしたくないカードです

霊宝ヒャクメ-4

どこからでも飛んでくるササゲールの権化

S・トリガーなので単体で受けになりつつ
光のブロッカーなので《ヘブンズゲート》で《グレイトフルベン》のついでに添えることができます

上に6マナと書いてありますが
基本《ヘブンズゲート》や《グレイトフルベン》で出すか自身のS・トリガー効果で場に出てくるため、6マナ払って出すことはほぼありません
あの数字はシャッフやナンバーの的にされるためにある烙印です

基本スペックは5マナの《腐敗無頼トリプルマウス》に

  • 光文明

  • S・トリガー

  • パワー4000のブロッカー

  • 謎種族に対する4軽減効果

を付与し、cip効果は相手に選ばれたときも使えるようにアップデートされています
元よりコストが1マナ増えていますが、先に挙げた通りこのカードを出す際基本的にマナを払わないので0マナで出せるカードとしては破格の性能を持っています

《グレイトフルベン》の効果でマナから出せる都合 マナに埋めても問題がなく
初動である《コットンケラサス》の自然&光 及び《デドダム》の自然&闇を有しているため序盤の色確保として優秀であり
光文明のカードは意図的にデッキにあまり入れていないので優先的にマナに置きたいカードでもあります

S・トリガー持ちのブロッカーな為、不意の速攻相手でもジャストキル打点をいなすことができ
先にこのカードが場に出ることで《禁呪と聖句の決断》のS・トリガー付与条件を満たせるため、刻んでくる相手に対してはトリガーの期待値も微増します

cipでランダムハンデスを飛ばしながら1マナ増やすことができ《コットンケラサス》と違って落ちたマナが単色だとそのまま使用可能マナが増えるため
場に《グレイトフルベン》がいる場合、ターン始めにこのカードをマナにタップインし、そのまま召喚することで無から6マナ分生み出しつつ
あわよくば単色がマナに落ちることで実質単色マナ置きと同じマナ数で動き出すことが出来ます
「あと1マナあれば別の動きが出来る…」という時に《グレイトフルベン》から無料ガチャ感覚で呼ぶことも多いです

場に残ればササゲール4を使用することで後続のディスペクターに繋げることができ
例に挙げると相手に先3で盾を割られこのカードが出た場合、cipで1マナ増え次のターン単色マナを埋めると4マナになるので
4マナ + ササゲール4で《グレイトフルベン》を出せるようになります

後に出てくる《ガイアッシュ》と組み合わさると同じ後手3ターン目のタイミングで実質12マナ以下のディスペクターが出せるので《ロマノグリラ》などを出すことも出来ます

中盤以降もこの2枚が組み合わさることで10マナ以上のディスペクターが8軽減されるため、水闇自然の3マナひねって《デドダム》出す感覚で《キーナリー》が出せるようになります

よくあるのは《ガイアッシュ》×《ヒャクメ-4》を使い、3マナで《キーナリー》を出す
→《キーナリー》効果で相手の6マナ以上のクリーチャーを選択し、ササゲールで墓地に落ちた《ヒャクメ-4》を蘇生して1ハンデス+1ブースト
→再び《ガイアッシュ》×《ヒャクメ-4》を使い3マナで《ロマノグリラ》…などです

パワーが4000なので《ダークネス》や《アーテル》のマイナス1発で落ち、何体並んでいようが《5000VT》で一掃され、6マナなので《ラッキーナンバー》で《ヘブンズゲート》を止めるついでに尊厳剝奪されたりと受難の多いカードですが
先に上げた通り、このデッキにおいて余りも都合がいいカードであり、天門デッキにとって致命傷になりかねない《ラフルルラブ》や《シャッフ》をS・トリガー + ブロッカー + ササゲールで首の皮1枚残してくれる良いカードです
最近でも相手に先4ネバーゾージア→ダンテsf→ドラサイラフルルされ、盾にヒャクメ1枚あったおかげて勝てた試合もあり
(サッキノタテニヒャクメナカッタラマケテマシタヨネ?という謎の呪詛をいただきました)
このカードを押しのける程の相性良いカードが出ない限りは最大枚数採用したいと考えています

ヘブンズ・ゲート

このデッキの象徴

相手の理不尽を跳ね返す 受けのカードでありつつ、6マナ払って8マナの《グレイトフルベン》を出せるため実質的な《フェアリーギフト》なので、このデッキの最速ムーブを作れる攻めのカードでもあります

このデッキにいる光のブロッカーは《グレイトフルベン》《ヒャクメ-4》《コットンケラサス》だけなので、普通の天門デッキのように「ウェルキエモコアゲンムで勝ち!」みたいな圧は出せませんが
《グレイトフルベン》単体からゲームを組み立てられるパワーはあるので「そこまで天門に依存してない」とポジティブに考えられます

単色なので 初動が《Disコットン&Disケラサス》単色がこのカードのみであれば、3ターン目までキープしてタイムラグなくスタートすることを目指しますが
初動が《デドダム》の場合、色の合わないこのカードは3ターン目までに埋められないため少し使い辛さもあります

先に上げた通り、このカードで出せるブロッカーはそこまで多く入っていないので、既に場に《グレイトフルベン》がいる場合は大抵打つ必要性がなく、概ね単色マナ要因になります

効果がシンプルすぎるのでこれ以上考えられることがありませんが、後で出てくる《Disアイチョイス》の効果でマナから踏み倒すことが可能なので
手札でこのカードが浮いていてマナ管理が窮屈でない場合は、埋めてマナに1枚はある状態にしておくと、ふとしたタイミングで《Disアイチョイス》が出る際、次に繋がるため意識しておきたいです

光の呪文なので昔で言う《アルカディアスモモキング》に引っかからない呪文であり、最近だと《モモミーズ》が同じ効果を持っているので、そこの制限をすり抜けられるのは都合がよいです
《モモミーズ》の隣に《ドラゴ大王》がいても《ヘブンズゲート》→《グレイトフルベン》の動きは出来るためジョラゴン相手で対面した際もそこまできつく感じませんでした

多色以外の呪文を封じる《ドルファ》がいると単色のこのカードは腐ってしまうので、そこは後から出てくるパーフェクト呪文に任せます

ある程度の過剰打点すら跳ね返せるスペックをもつ受けのパワーカードでありながら、普通に使っても6マナで最大16マナ踏み倒せるバカのフェアリーギフトになれるため手打ちでもかなり使うカードであり
単色なので使わない枚数引きすぎた場合はマナに逃がすことで、多色多めのこのデッキの貴重なアンタップインになり無駄になりづらいため最大枚数採用したいです

《ラフルル》などの呪文メタ対策としてS・トリガープラスでブロッカーを出せる《水雲の聖沌 5u170n》を入れている構築などもありますが
先に上げた通り、このデッキはそこまで「天門」に依存していないためトリガー枠を入れるとしても別の仕事もできる他のカードの方が優先度が高く
なによりマナカーブで事故を起こす要因になる光単色のカードを出来るだけ入れたくないため採用していません

ここまででデッキの半分(20/40)が決まり、以降を自由枠で考えます


次はこのデッキの特徴とも言える最上級ディスペクターについて
最上級が使いたくてこのデッキを選んだためこの枠は多めに

10マナ以上のクリーチャーとの相性が良い《ガイアッシュ》が3枚
最上級ディスペクターから《キーナリー》を2枚《ロマノグリラ》《ミカドレオ》が1枚ずつ
汎用最上級の《ジウォッチ》1枚と特殊勝利持ちの《シャコガイル》1枚の合計9枚採用しています

■ 最上級クリーチャー

流星のガイアッシュ・カイザー》

《激浪のリュウセイ・スプラッシュ》と《大地のリュウセイ・ガイア》のディスペクター

このカード自体は最上級ではないですが、最上級を使う上で必須レベルなのでこの枠で

効果は有名すぎて説明するまでもありませんが
動き出しが遅いこのデッキにおいて、相手の早い動きに反応して出せるため手札補充&マナ軽減効果で反撃の準備に活躍してくれます

よくあるのが

  1. 3ターン目に《コットンケラサス》で5マナ

  2. 返し相手が動いてターン終了時に《ガイアッシュ》着地

  3. マナチャージで6マナに達し、4軽減使って10マナの最上級を出す
    パターンです

極苦手な水魔導具相手は《$ゼニスザーク$》にこのカードを合わせて《キーナリー》or《ジウォッチ》で《$ゼニスザーク$》をバウンス出来てようやくゲームが続けられるレベルなので重宝します

このデッキは序盤《ヘブンズゲート》を打てる6マナ到達を目指すため
相手が踏み倒さない or《ヘブンズゲート》が引けなかった場合でも同じ6マナのこのカードで手札を整えながらお茶を濁すことが出来ます

《グレイトフルベン》がいるとマナからも出せるため、手札に抱えなくても一応のリソース 兼 牽制が出来るこのデッキ独自の相性があります

軽減効果が優秀なため出来るだけ盤面に維持したく、自前で攻撃抑制効果も兼ね備えてはいますが、現環境大抵マッハファイターで優先的に処られるため、1体目が処られた返しに2体目を出せるのがベストなので複数枚採用したいところです
色も優秀なため最大枚数の4枚採用も視野ですが、多色の配分や枠の都合で今は3枚にしています

終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー

バウンスは「任意」です

相手のcipを完全封殺しつつ、こちらはcipで除去&リアニメイトが出来るPower × Power

《ガイアッシュ》or《ヒャクメ-4》により実質6マナで出すことができ、ササゲールで使用した墓地のヒャクメ-4をそのまま蘇生する動きがシンプルに強いです

cip効果の[対象選択] & [蘇生]は強制ですが[バウンス]は任意のため、《同期の妖精》がいる場合とりあえず選択だけして[バウンス]を破棄することでメガラストバーストの起動を逃れたり、ロマノグリラで攻撃する的用にあえて場に残することがあります
(バウンスが任意であることはあまり知られていないのか、CS中に「対象はこのカード、バウンスはしません」と宣言して相手がテキストを確認する場面が1日で最大6回ありました)

このカードは置物 & 捲りとしての性能が高く、エンド時ガイアッシュを出した返しに軽減で出せるカードとしては1枚での拘束力が随一のため優先的に出したい所です

他にも
・デドダムカラーで優秀なため序盤のマナで躊躇なく埋めたい
・このカードが場にいるか否かで盤面の硬さが段違いのため、1体除去されても無理なく2体目が用意できるように複数欲しい
(1枚採用の場合、墓地に行くとロマノグリラで墓地から出す or ベンで墓地からマナに移動→マナから召喚の工程が必要になる)
以上の点からと1枚では足りないと判断し2枚採用しています

終末縫合王 ミカドレオ

オレはレオ(違います)

このデッキのメインコンセプトである特殊勝利効果を持つカードであり、地味にこのデッキ最大のスタッツを持つブロッカーです

ディスペクターなので大抵6マナ以下で出せる上、結構な期待値で盤面を広げられるので実質《ガチャンコ ガチロボ》でもあります

他のディスペクターが堅実な働きをする一方で、このカードはデッキトップ4枚に全てを賭ける運任せのカードに思えますが
出す前に手札やマナを確認してデッキ内に最上級がどれだけ残っていそうかを把握し、ある程度期待できる時のみ出すようにしているので大抵10マナを超える組み合わせのクリーチャーを並べることが出来ます

踏み倒し効果は召喚限定のため《ロマノグリラ》等で出した場合はcipが使えませんが、このカードを召喚するとEXライフ + 効果で最低でもデッキが5枚減り、終盤では自分の首を絞めてしまう可能性があるため
特殊勝利だけ欲しい場合はマナに逃がして《ロマノグリラ》で出すことでデッキを過剰に減らずに済むので逆に噛み合っています

もう一つの特殊勝利効果である《シャコガイル》と違い、特殊勝利までに少しラグがあり置換効果ではないため、出した返しの相手ターンに盤面の8以上やこのカード自体を処理されて条件を達成できなくなったり、《CRYMAX ジャオウガ》や《「必然」の頂 リュウセイ》によって特殊勝利を耐えられることもあります
こちらのデッキが残り1枚の状態でターンを返すと条件を達成できない=死に直結するため、相手のデッキによっては過信せず余裕をもって準備したいところです

上振れると物凄いカードですが、どうしても期待値にブレがあるためメインプランにはしづらくメタカードの類にモロ引っかかるカードです
(最近だと相手にゾージアぐるぐるされて一生腐ってたことがありました)
そのためあくまで2枚目の特殊勝利要因 + 上振れ要因として1枚だけ採用しています
腐っても19000のブロッカーなので守備力は高いです 

零獄接続王 ロマノグリラ0世

基本殴らないこのデッキの「暴力」を一手に引き受ける存在

主にマナと墓地から最上級を呼び出して盤面を固めたり《シャコガイル》を出してそのままフィニッシュを決める役割があります

17000のパワーラインが他デッキのエースと比べても秀でており、こちらはマッハファイターで盤面処理しつつ相手はこのカードを突破しないと盾を削れないため白兵戦にめっぽう強く、デッキによってはこのカードが寝ているだけで何もできなくなります
(ペルフェクトで行動制限 + ドルファで単色呪文封殺に加え、ゾージアを侵略&革命チェンジで毎ターン使い回してロックされていましたが、このカードを出して殴っているだけで相手の解答がなく特殊勝利することもありました)

闇自然アビス対面だと《ヨービリン=リリン》の下面 + 《アビスベル=覇=ロード》でようやく相打ち取れるため優位ではありますが、油断していると《邪闘 シス》に一撃解体されるため出したらさっさと決着をつけたいところです

デッキを組む際参考にした過去の動画では複数枚採用してロマノグリラからロマノグリラを連鎖する構築もありましたが

  • このカードを出してマナが11枚以上ある=マナから出して強いカードが他にもある=効果が通る時点で基本優勢であると考えていること

    欲しい場面が主にフィニッシュであり

  • マナ or 墓地にあれば《グレイトフルベン》からアクセスできる

  • このカードが見つからなかったとしても《グレイトフルベン》さえいればフィニッシュ自体は出来るので必須ではない

と判断し、デッキの枠に他のカードを採用したかったため1枚採用です
今のところ1枚で問題ないです

終末の監視者 ジ・ウォッチ

雰囲気は100点

効果は説明するまでもないので省略
最上級の中で唯一の非ディスペクターであり、強力な効果を有する締めのカードでありながら単色なので序盤のマナ埋めを助けてくれる優秀なカードです

今までのディスペクター達は盤面をロックすることは得意ですが、既にある盤面を崩すことがあまり得意ではなく《キーナリー》でcipを封じることはできても、並んでるクリーチャーの攻撃やアタック時効果を阻害する出来なかったため
cipのバウンスで出し直しを要求する捲りと、再度出されたらターンスキップを強制できる拘束を併せ持つ足りない部分に手が届くカードです
似た効果を持つカードに《完全不明》がいますが、今回重要なのはcipのバウンスなのでこちらに軍配が上がります

ディスペクターではないので《ヒャクメ-4》の軽減は受けられませんが《ガイアッシュ》の軽減は受けられ
どれだけ軽減しても最低3色分のマナが必要なディスペクターと違い、出すための色の要求は水だけなので《ガイアッシュ》が2体いれば適当な水マナ + 浮きがちな《ヘブンズゲート》を捻って2マナで出せたりします

《ミカドレオ》での特殊勝利を狙う際に確実に1ターンを得るための働きが多いですが、ターンスキップが任意なのが使いやすく
マッハファイターの切れた《ロマノグリラ》が仕方なく盾を殴る際に、横にこのカードがあれば例え相手のトリガーでいかなるクリーチャーが出てきても即ターンスキップでcip効果を回避できるのが保険として優秀です

過去環境だとこのカードを出すだけでゲームが終わったらしいですが、使っている感覚だと序盤にだしても割と突破されるカードなので、何かの隣に出すイメージで単体ではそこまで過信しておらず、単色での使いやすさと盤面処理に重きをおいて1枚だけ採用しています
(《$ゼニスザーク$》2体を《ガイアッシュ》&《ジウォッチ》で返して一安心してたら《秩序の意思》で封印されて即劣勢に戻る展開よくあります)

水上第九院 シャコガイル

私もいつか海に帰る

このデッキの終着点であり、特殊勝利の条件的が《ミカドレオ》より優れているため、多くの場合マナにあるこのカードを《ロマノグリラ》の攻撃時効果で呼ぶか《グレイトフルベン》でマナから召喚してそのままターン終了することで勝利します

単色なので濁らずマナに埋めることができ、このカードは終盤まで仕事がないので《ロマノグリラ》等からアクセスすることを考えるとマナにいたほうが都合がいいです

仕事がフィニッシュだけなので盾落ち以外で複数枚入れる理由がなく、特殊勝利持ちを《ミカドレオ》と散らし1枚採用にしています
終盤まで粘っても両方見えなかったら諦めて対面殴りましょう

ここまでで29枚埋まったので、残りの11枚の自由枠に単色の確保と好みのカードを入れます
個人的に受けのカードを増やしたかったのでそこに重きを置いて考えます


ここまでの色配分ですが、自然は多く水が控え目になっているのでバランスを整えるために出来るだけ水を多めに採用したいところです

単色の枚数について
既存の単色枠は《ヘブンズゲート》が4《ジウォッチ》1《シャコガイル》1
の6枠取れているので合計12枚にするためにはあと6枠欲しいです

受けの枚数について
既に採用されているのが《ヘブンズゲート》4《ヒャクメ-4》4の8枚でした

よくあるトリガーの確率計算で、S・トリガーを12枚採用すると
盾5枚中にトリガーが含まれる確率85% 
盾3枚中にトリガーが含まれる確率66.8%
になるので、受け枠の総数は出来れば合計12枚(あと4枚)辺り採用したいです
追加する枠で考えたいのは

  • 受け専用カードではなく自分の展開と受けを両立可能なカードがいい

  • 光以外の単色、多色なら水文明を含むカードが好ましい

  • 《ラフルルラブ》や《ラッキーナンバー》で完封されないカードが欲しい
    この辺りです


■ 自由枠

自由枠のうち、以下の多色5枚 単色3枚は体感がよく最初期の構築から継続して採用しているので先に挙げます

神徒 メイプル-1

1000ライフポイントを払って発動する。
相手の手札を確認し、その中からカードを1枚捨てる。(禁止カード)

単色で優秀なディスタス筆頭
デドダムカラーの闇単色であり、4マナなので最低限のスタートになりつつ3マナ初動の次ターンに多色チャージした場合でもお茶濁しとして出すことが出来ます

ピーピングハンデスのため《ヘブンズゲート》などを使い《グレイトフルベン》を踏み倒した上でマナからディスタス踏み倒す際、相手の手札を見て《ガイアッシュ》のチェックや落としてケアすることができ
《ヒャクメ-4》連打で相手の手札をある程度減らした後、このカードで残りの手札を見た上で的確に手数を削ぐことができます
《ヒャクメ-4》だとランダムなので落としたいカードを抜けなかったり《爆龍覇 グレンリベット》のような落としたくないカードを踏む可能性があるため安全に落とせるピーピングはやはり優秀です

ササゲール持ちなので《グレイトフルベン》や《キーナリー》を出す際に破壊して各々の効果でもう一度アクセスすることができ複数回効果を使用するのも時折強力です
1枚あれば使い回すことができ、優先度が高いカードではないので1枚だけ採用してます

絶望と反魂と滅殺の決断

ネイチャーが消えて繰り上がりで現状最強になったはずのパーフェクト呪文

デドダムカラーの闇単色であり、このデッキでやることなくなりがちな5マナ帯で仕事ができるカードです
マナは伸びるデッキのため相手のハンデスで落とされてもリソースになる独自の利点が優秀です
墓地から使うとデッキに戻るため、EXライフで急激に減りがちなデッキ枚数を調整出来るのが便利で、デッキボトムに戻すために虚空にハンデスを打つことすらあります

とこしえ等のメタがキツいので1枚で最大2体まで焼ける盤面処理として重宝し、ハンデス効果も持っているので《ヒャクメ-4》や《メイプル-1》と合わせて相手の手札を荒らすことがよくあります

このデッキだと蘇生効果の対象が《デドダム》、《メイプル-1》、《リゲル-2》のみであり、そこまで有効に使えないので選択することがほぼありません
「生きてるダークネス」として《アーテル・ゴルギーニ》が登場しましたが

  • 蘇生効果をほとんど使わない

  • 墓地を肥やすことにそこまで旨味がない

  • ハンデスは効果が選択できない

  • 相手にハンデスされた際に墓地リソースにならない

  • マナが過剰にある際に2度使うことが出来ない

  • デッキに戻らない

と全く持って別カードだと思っているので代用にはならないと考えています
枠調整のために2枚採用しています

Disアイ・チョイス

同じ柄で再録しすぎ ヒャクメを見習って

「ベンチョイス」のワードで《グレイトフルベン》との相性は周知されているカード

《ブレイン・スラッシュ》とも相性がよく、構築次第ではグルグルまわるループデッキにもなりますが、このデッキにはそういう動きは求めていません

このデッキにおける役割はシンプルに5枚目の《ヘブンズゲート》及び4枚目の《ブレインスラッシュ》になれる点です

多色の多いこのデッキの懸念点はマナカーブであり
次のターン6マナに届くタイミングで手札にある単色が《ヘブンズゲート》1枚しかない場合、6マナにするには《ヘブンズゲート》を埋めるしかなく、埋めたらもちろん打てないため大抵多色を埋めて1ターン待つことになります
その際このカードがあると1ターン待たずとも、埋めた《ヘブンズゲート》をそのまま発掘して使用することが出来るため実質5枚目の《ヘブンズゲート》として運用できます

この役割は6マナ目に限った話ではなく、色確保で序盤に埋めた《ブレインスラッシュ》を使って《グレイトフルベン》に繋いだり
《ブレインスラッシュ》で蘇生したこのカードでマナの《ヘブンズゲート》を唱えて連鎖したりとやれることは多く、色も優秀なため動きに余裕があるなら埋めて《グレイトフルベン》で出すことでそこから連鎖する上振れ要素として使えます

《ディスタス・ゲート》等を採用しているわけではないのでメインプランではありませんが、色も強く便利枠として1枚採用しています

ブレイン・スラッシュ

ベンやガイアッシュと同じ値段してて腰抜かしたノーマルカード

自分の展開と受けを両立する現代のインフラカード
このデッキだと水闇の達成はそこまで難しくないので両方使うことも多く、ドロー効果で手札を整えながら蘇生効果で《グレイトフルベン》などを出すことを目指します

1度除去された《グレイトフルベン》を蘇生できるだけで強いですが
両方の効果を使える場面なら、6マナで3ドローして《グレイトフルベン》を探しつつ、そのまま1体場に出すアルティメットヘブンズゲートと化すので噛み合った時の出力はバケモノです

もちろん手札から出す《ヘブンズゲート》と違い多くのメタに引っかかる挙動のため手放しでこっちが上とは言えませんが、手札リソースを増やす手段がそこまで多くないこのデッキにおいて貴重なドローソースにもなるので優秀なカードです

環境内外で使われすぎて特に説明するまでもないカードですが、受けとして考えるとアポロなどの速攻相手で捲れたトリガーがこのカードのみの場合、耐えられずそのまま押し切られることも多いので「受けの枠」としてカウントしていいのか悩むカードではあります

懸念するべきは《ヘブンズゲート》と同じ6マナ呪文のため、呪文を封じる《ラフルルラブ》に加え《ラッキーナンバー》6宣言でまとめて対処される点です
色が優秀であり決して弱いカードではないので調整用に3枚採用していますが、ここは要検討です

このカードを含めて受け枠が11枚になりました

禁呪と聖句の決断

公式でなぜか1日前倒しして発表されたカード

《ヘブンズゲート》の5枚目になりつつ、盤面除去や盾追加も選べる便利カード
このデッキだと《ヘブンズゲート》を手打ちすることも多く、単色枚数を絞っているせいで《ヘブンズゲート》自体をマナに埋めざるを得ない場合があるため、同じように使えるこのカードを採用することで単純に手札にキープする難易度が下がります

素ではS・トリガーを持っていませんがS・トリガー持ちの《ヒャクメ-4》を採用しているため期待値は気持ちだけあります
あくまでメインは手打ち用で考えています

効果の順番が
破壊 → ブロッカー出し → 盾追加なのも優秀です

このデッキは除去手段が多くないためメタカードを出されると対処に困ることも多いのですが
このカードの場合、最初に破壊効果を使ってメタを排除してから《グレイトフルベン》を着地することができるので単なる《ヘブンズゲート》より柔軟な動きをすることが出来ます

ブロッカーを出してから盾追加を選んだ場合、まず《グレイトフルベン》を出し、その後デッキトップ2枚を見て墓地と盾に振り分けられるため
見た2枚の中にS・トリガーがあれば確定で仕込むことができ、墓地に落としたカードは《グレイトフルベン》効果でそのままマナに送れるので無料召喚できるディスタスや出したい最上級などマナに欲しいカードを仕込むこともできます

破壊効果2回や盾追加2回を選ぶことも多く、S・トリガーを12枚採用していれば1/3で仕込めるため、2回盾追加することで2/3と悪くない確率で盾にS・トリガーを埋めることが出来ます

多色呪文のため《ドルファディロム》の制限をすり抜け、光単色ではないのでマナとしてもある程度使いやすい部類です
(光単色マナは本当に用途が少ない)

《ヘブンズゲート》に依存しているデッキではないので複数枚入れる程ではないと考えていますが、序盤以降は役割の終わる《ヘブンズゲート》と違い2連除去で場を荒らしたり盾追加で耐えるムーブなど このデッキと相性の良い効果を持ち合わせているため、展開の保険かつ盤面処理として輝くタイミングが訪れるカードとして1枚は入れておきたいと考えています


・9/23構築の自由枠

以降は途中で入れ替えた枠の内容です
まずは一番最初の9/23時点の構築で採用していたカード
(この構築は単色枚数が11のため、最初に考えていた確率と少し違います)

2023/09/23で使った構築のカード
40枚の採用配分

裏斬隠 カクシ・レシピ

レシピなのか( ଳ ○○ ଳ )

禁呪と聖句の決断》が出たことにより、トリガー条件を満たせるニンジャストライクをしらべた中で一番相性良さそうだったカード
他のニンジャストライク持ちと比べ2マナと早い時間に出せて、色も単色の水なのでデッキ相性がいいため採用しました

《グレイトフルベン》がいると手札からだけでなくマナからも出せるためリーサルを耐える忍び刀になりつつ、ニンジャストライクで出すとボトムに戻るため、EXライフなどで急激に減りがちなデッキ枚数を回復できるためデッキ単位で相性の良いカードでした

当時出たばかりのマジックに対して有効牌になりつつ、その他のアグロ系への牽制にもなり感触がいいカードでしたが

  • 同期の妖精》を採用した「アナカラージャオウガ」の台頭が向かい風だったこと

  • ニンジャストライクのタイミングを知らず「アポロ」対面でトリガー付与できないことを知った

  • 「魔覇革命」のカードを採用する際、単純に枠がなかったこと

以上の理由でデッキから抜けました

魂晶 リゲル-2

そのディスペクターのコスは

当時マナ回収の為に《お清めシャラップ》を採用したり、《とこしえの超人》がデッキ的に辛いため とこしえ処れるマッハファイターを探していた際にたどり着いた両要素を有する便利カード

ディスタスなので《グレイトフルベン》からタダで出せ、マナや墓地から使いたいカードを回収できるため《グレイトフルベン》では触れない呪文を回収して《絶望と反魂と滅殺の決断》や《禁呪と聖句の決断》等を複数回使い回したり
難点だった「相手の盤面に触りづらい」部分をマッハファイターで処理できるようになったため想像よりも便利でした

痒い所に手が届く便利カードで更にササゲール持ちのため相性抜群の便利カードでしたが、「魔覇革命」のカードを採用する際、どうしてもデッキ枚数が膨らんでしまうため枠を譲る形でデッキから抜けました
体感は良いままデッキから抜けたため、未だに採用圏内のカードだと思っています

ヴィオラの黒像

プロモが安すぎて叩かれたらしい
(当時やってないので知らない)

マナに埋めやすい闇単色であり、当時流行ってたサムライから飛んでくる《ラフルルラブ》や《覚醒連結 XXDDZ》、また《ラッキーナンバー》で完封されない受け&単色枠として採用していました

やっていることは呪文メタが利かない《地獄門デス・ゲート》なので蘇生効果も含めて確かに強かったのですが
《カクシレシピ》と同じ理由で、使い始めて少し経った時期に《同期の妖精》を採用した「アナカラージャオウガ」が増えはじめ、このカードが有効に機能しにくくなっていったため、デッキから抜けました


・9/30構築の自由枠

9/23の大会景品で「魔覇革命」を10パック貰い、せっかくだから新弾のカードを使いたいと考えてデッキに相性良さそうなカードを探しました
その中で今のデッキの課題である

  • 受けの枠として、呪文封殺&ナンバー6宣言を回避するために採用していた《ヴィオラの黒像》が、《同期の妖精》の台頭により目に見えて活躍しなくなった

  • 初動の3マナ帯から《ヘブンズゲート》が打てる6マナ帯までの間に出来ることが少なすぎる

  • 上記の内容をこのデッキで不足しがちな単色枠で達成できない

等を解決してくれるカードとして以下の3枚を採用し翌週の大会で使いました

端的にまとめるとかなり強かったです

2023/09/30で使った構築のカード
40枚の採用配分

ア:グンテ

1箱買ったらBシク出たので採用を考えました

単色かつ受けトリガーの枠

同期の妖精》の台頭で影が差した《ヴィオラの黒像》の代わりに採用しました

呪文封殺&ナンバー6宣言に引っかからず、最大3体を処理できるため《ラフルルラブ》や《覚醒連結 XXDDZ》を使って詰めてくるサムライや、《同期の妖精》を含めた過剰打点で詰めてくるアナカラージャオウガに対する返しとして活躍してくれました

今までこのデッキにいなかったエレメント除去を持っているのでふとした場面で活躍でき
S・トリガープラスですが1点目で捲られた際もちゃんと仕事をするので、マジックの《芸魔隠狐 カラクリバーシ》1点をしっかり咎められるいいカードです

他の受け枠に直接相手の盤面に触れる効果がないため、走ってきた《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》を受け止めることは出来ても処理することは出来なかったので、待機してるレッドゾーン'sに貫通される恐れがありましたが、このカードは本体の除去ができるためランデスは食らうものの防御力は上がりました

色も2種の初動どちらでも使う自然なので、引いてしまっても序盤のマナ埋めに優秀で対面次第ではエレメント除去として4マナで出すこともありました

最初は箱からBシクが出たからと記念感覚で採用していましたが、盾から出たときの効力が強力で思ったより活躍したため、当分は固定枠で考えるレベルになりました
増やしてもいいと思っていますが他の枠を考えて1枚だけ採用

五番龍 レイクポーチャー ParZero

見せてバウンスする効果 相手に使われるまで存在を忘れてました

元は《カクシレシピ》を入れていた単色便利カードの枠

今まで3マナ初動で3→5にはなったけれど、単色を引けずに5マナで1ターン耐える場面が結構あり、その間で有効にマナを使えるカードが《絶望と反魂と滅殺の決断》ぐらいしかなかったため、5マナ帯で使える繋ぎのカードとして採用しました

5マナ帯で出し、6枚見て2枚回収する効果で
次のターン欲しい

  • 《ヘブンズゲート》or 《禁呪と聖句の決断》

  • 手札から出す《グレイトフルベン》

  • 次のターン6マナにするための単色カード

のうち2枚をピックすることができ、仮に欲しいカードがなかったとしても《ガイアッシュ》など相手によって必要なカードを加えておけるため潤滑油として優秀です

最初はそれだけの役割で採用していたのですが、当時環境TOPになったアナカラージャオウガに対して《CRYMAX ジャオウガ》が出る前のターンに出すことで

  • 手札を補充することでハンデスで残したいカードが抜かれる確率の低下

  • ジャストダイバー持ちなので《CRYMAX ジャオウガ》効果で処理されず、ブロックすればキルまで最低でも《CRYMAX ジャオウガ》+ 4点を要求できる

と想像以上の仕事をしたため感動したカードです
増やすことも視野になるカードで、今のアナカラージャオウガが環境にいる限りデッキに残るカードだと思います

ア:エヌ:マクア

1枚に効果盛りすぎ

元は《リゲル-2》を入れていた枠であり、主な役割だった

  • マッハファイター

  • マナのカードを回収する

効果をこのカードも持っているため引継ぎで採用しました

《リゲル-2》の体感がよかったこともあり、この枠自体は異論なかったのですが、このカードにして変わった内容が

  • 多色から単色に

  • パワーが4000→6000に

  • マナ回収から2ブーストマナ回収になり、墓地からの回収がなくなる

  • 墓地リセット & エレメント除去が追加され、ディスタス及びササゲールがなくなる

の以上です

多色から単色に 
パワーが4000→6000に
ここに関しては純粋にメリットであり、このカードに変えることでもともとの目標だった「単色12枚」にすることが出来ました
パワーもとこしえと相打ちのラインから、上からとれて《5000VT》も受けないラインになりました

マナ回収から2ブーストマナ回収になり、墓地からの回収がなくなる
墓地からの回収が出来なくなりましたが、このデッキは《グレイトフルベン》によって墓地がマナにいくため大抵墓地のカード=マナとしてあまり支障がないと思います

マナ回収に関しては完全に上方修正であり
5マナ帯で出す→2ブーストして次のターンの《ヘブンズゲート》に必要なカードを回収しつつ6マナ達成
と、このデッキが求める手札調整とマナ加速を同時に達成できるためかなり相性の良いカードです

墓地リセット & エレメント除去が追加され、ディスタス及びササゲールがなくなる
墓地リセット効果は苦手な青魔導具系統に対する対抗札になり
エレメント除去効果もクロスギアを広げてくるサムライやタマシードを並べてくる闇単アビスに対して強力でした
一方無くなったディスタスとササゲールですが、前述したマナ加速があまりにも便利なためこのカードに軍配が上がりました

《レイクポーチャ―》と同じ5マナ帯で仕事するカードであり、初動から《ヘブンズゲート》までを繋ぐ潤滑油になりつつ、その他の効果も欲しい時に活躍する良いカードでした


・11/3構築の自由枠

過去の大会にフィーチャーしたディスペクターが多数収録されるデュエキングMAX2023の発表があり、デッキを強化できる新規ディスペクターの情報を今か今と待ち続け
結局このデッキに入れられそうなカードは1枚も登場しませんでした

そうして落胆している期間にでたCSにて初の0-4をかましてしまい、その時使っていたデッキに対して自信がなくなったため
構築を見直すとともに、一度このデッキの採用理由をまとめ客観視して納得のいく構築が出せるように、このnoteを書き始めました

採用したのは以下の3枚

2023/11/03で使った構築のカード
  • 《アクアン》はデュエキングMAX2023で再録されたから

  • 《5000VT》はビクトリーBESTを買って手に入ったから

  • 《テック団》は受けを増やしたかったから

と舐め腐った理由に見えますが、一応ちゃんと考えて構築に組み込み
11/3のCS スイスドロー5-1の5位、
11/12のCS 予選全勝 7-1で3位と一応成果は出たので、この選択はあながち間違いではなかったと思います

40枚の採用配分

アクアン

フレーバーテキスト無くなったのが悲しい
「にひひひ。中立が一番儲かるのさ。」

禁止カードのイメージでしたが知らぬ間にプレ殿解除されてました

本来もっと前から採用してみたいカードだったのですが、古いカードゆえショップに置いてあること自体が少なく、あったとしても好みの型番でなかったため今まで使っていませんでした

デュエキングMAX2023で念願の再録されたのでこれ幸いと試してみると流石元プレ殿という感じでとても好感触でした

このデッキのカードは概ね光闇で固められており32/40が回収対象なので、確率通りなら5枚捲れば4枚はhitする4マナ4回収カードになります

このデッキの課題である「5マナ帯で強い動きがない」という要素を埋めるカードであり似た役割である《レイクポーチャー》と違いブロッカー&ジャストダイバーで守りを固めることは出来ませんが
1マナ軽いため3tデドダム→4t多色マナ埋めで5マナに到達しない場面でも出すことができ
なにより手札に加わるカードの枚数が段違いの為《レイクポーチャー》で見れる6枚目以外は全て回収対象になります

色の都合で《ガイアッシュ》は回収出来ませんが、理論上このカード1枚で《ヘブンズゲート》+《グレイトフルベン》+ 6マナ目として埋める単色と、このデッキのやりたいことが全て揃うため少しの欠点はご愛嬌です
墓地に落ちた《ガイアッシュ》は《グレイトフルベン》でマナに送れば一応アクティブになるため完全に損というわけでもありません

時折言っている極不利対面の魔導具系統に対しても手札を4、5枚増やすことで《$ゼニスザーク$》でのハンデスによるリソース負けに対抗出来るため、このカードの存在により取れた試合も少なくないです

《ミカドレオ》並にデッキを掘れるため、シャコガイルでの特殊勝利を目指す際に《グレイトフルベン》でマナから召喚してそのままゲームを決めることもあります

初動コケると《メイプル-1》スタートも珍しくないこのデッキにおいて4マナで取れるアドバンテージ量が破格のため、出来るなら複数枚積みたいカードですが殿堂カードのため1枚採用です

どうしても枠が無かったため同じ5マナ帯要員の《ア:エヌ:マクア》を削り、このカードを入れました
あちらも相当強いのですが、このカードのパワーは目を見張るものがあり今はこちらを優先しています

飛翔龍 5000VT

今の環境を語る上で欠かすことのできないカード

このカードの強さはデュエマを始めた時点で流石に知っており「水の入るデッキならとりあえず入れとけ」と言われるのも頷けます

今まで入れてなかった理由が単純に
「既にパックがどこにも売っておらずメインギミックと関係のないカードに1枚3000円のハードルは初心者には高過ぎる」と逃避していたからでした
(それでも動画だけ見てた頃の《デドダム》《ガイアッシュ》《グレイトフルベン》よりは安い)

先日ビクトリーBESTが再販され、運良く1枚手に入れることが出来たため、同じ盤面除去要員であった《絶望と反魂と滅殺の決断》を1枚削りデッキとの相性確認がてら採用しました

マナを伸ばすデッキなので軽減なしでも普通に場に出すことができ、《グレイトフルベン》や《ミカドレオ》で横が並ぶデッキなので軽減を使い2〜3マナで出せることもザラです

《グレイトフルベン》でマナから召喚出来るため序盤のマナ埋めとしても躊躇せず使いやすく、盤面に大量のカードを並べた後に《グレイトフルベン》効果でマナから自身タップ1マナでついでのように出せるのが強力です

毎回軽減で出てくるため忘れがちでしたが8マナのカードのため《ミカドレオ》のカウントに含めることができ
自身の持つ盤面一掃 & 次ターン出すことさえ出来ないという効果が今までの採用カードに無い範囲のロック効果のため、返しの相手ターンを制限し安全に《ミカドレオ》の特殊勝利を目指せるカードとしてとても噛み合っています

環境的に強くこのデッキとも噛み合いのいいカードですが、1枚しか持ってないので1枚採用です
というのは半分冗談で、このデッキの相性的に殴ってくるデッキはそこまで不利ではなく
どちらかと言うと魔導具系統が本当に無理であり、その魔導具に対して有効に働かない点でどうしても個人的評価が低いため、今は単色便利枠として採用しています

同じく苦手なループ系のゼーロベンやグラスパーにも効くらしいですが、環境デッキを見て構築を考えているので踏んだら割り切ります

デッキ相性が不利でVTが無いと勝てない対面が環境上位に固まった場合は改めて採用枚数を考えます

テック団の波壊Go!

プロモのイラストが好きですが光り方が苦手なため断念
(MAXレア再録みたいなの欲しいですが、こういうこと言うとXで叩かれそう)

元は《ブレインスラッシュ》3枚目の枠であり一応色と受け枠なのは変わりません

《ブレインスラッシュ》の項でも挙げましたが、あのカードは単体だとどうしても受けという枠に換算するには頼りなく、アポロ相手に5点→トリガー《ブレインスラッシュ》だけで止められずに負け、ということが多発していました

同じくして「魔覇革命」以降に登場した「闇自然アビス」デッキを相手にする際、《ジャガイスト》からの展開で横が並び、《ア:エヌ:マクア》で《ブレインスラッシュ》での受けが消え、相手のハンデスでこちらのリソースが狩られるため、盾からの《ヘブンズゲート》で《グレイトフルベン》を出しても数の暴力で受けきれないことがありました

アナジャカラージャオウガのジャスキル+3点程度なら《レイクポーチャー》or《グレイトフルベン》+‪α‬で受け切れることもありますが
「闇自然アビス」は大抵Wブレイカー持ちなので、それこそ《アポカリプスデイ》ぐらいでないと正攻法で受けることは難しいと考えました
《アポカリプスデイ》の効果自体は欲しかったものの

  • 場に6体という発動条件が厳しく他の仮想敵であるアポロやマジックなどに完全に無力

  • 色として1番求めていない光単色

  • 6マナのため《ラフルルラブ》はおろか《ラッキーナンバー》6宣言すら巻き添えで止まってしまう

という難点を抱えていたため、似たような役割で盤面を一掃することができ、あわよくばアポロ相手の確実な受けになるカードを探し
先程の難点で挙げた

  • 発動条件→5マナ以下一掃 or 確定除去 ️⭕️

  • 色→マナ埋めで機能しやすい水闇 ️⭕️

  • ラッキーナンバー→7のため6宣言でも耐え⭕️

と求めている条件を全てクリアしているこのカードを見つけたためテストで試しています

枠的には水闇の《ブレインスラッシュ》1枚を入れ替えたため色バランスは問題なく、懸念していた「受けでしか機能しないカードを入れて大丈夫か」という点に関しても、今の所この枠が《ブレインスラッシュ》だったら…という問題は起きていないため仮雇用として採用しています


新たに納得した構築に変わったら更新します

2023/11/12


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