実家を作る
お初にお目に掛かります。塵と申します。よろしくお願いします。
冬が明け春になり進学や就職を機に実家を離れ一人暮らしを始める方も多いかと思います。
そんな時に陥るのが、ホームシックです。
にぎやかな実家から巣立ち一人での生活、家の中で誰かから話しかけられるけられることもなければ自分から声を発する機会も少ないでしょう。
壁や天井に話しかけても虚しいだけですし家電に名前を付けても心は空っぽのままです。
更に慣れない新居は自分の家にいるのというのに、まるで落ち着かず耳に火薬を詰め込んでいることでしょう。
このままホームシックから脱却できなければ気分は落ち込み続け、会社や学校に行く気力もなくなります。
更にすれ違ったJKに嘲笑され、何故か頭が爆発し
手に糞が付き、足の爪に靴下のクズが入り込み
歯ぐきから血が出て、死神に魂を刈り取られ
閻魔様に裁かれ、責め苦を味わいます
そこで、ホームシックとおさらばし明るく楽しく安らかな生活送るために私が思いついたことは新居を改造し実家にすることです。
新居を実家に改造すると
これが
こうなります。
もう家電に名前を付ける日々ともおさらばできます。
碇レンジ君「できっこないよ実家を作るなんて」
碇デンドウ 泡だて器 「新居を実家にしろ、でなければ帰れ」
家電の声が聞こえはじめたら危険のサインです。
それでは実家を作っていきましょう。
実家を作る
では、初めに実家の壁を作っていきましょう。
実家の壁といえば所々壁紙がはがれ日に焼けているものですが新居の壁を黄ばませ壁紙を破くと、なんとなく良くない気がするので別の方向で再現していきたいと思います。
実家の壁にはたいてい図工の時間で描いた絵が貼られているはずです。
再現していきます。
まず始めに絵を沢山かきます。
子供の絵を描くコツは我に返らず童心に帰ることです。
子供の成長がわかるように絵のうまさを徐々に上げていきましょう。
お母さんへの感謝のお手紙も書きます。字を下手に書くときは利き手ではない手を使うと良いです。
実家の壁に貼ってある絵は、経年劣化で黄ばみ、ヨレているのでその質感を再現できるように加工します。
絵に霧吹きで水をまんべんなく吹き付けコーヒーの粉振りかけた後、オーブントースターでこんがり焼きます。
本物の贋作でもこの手法が使われているそうです。
(本物の贋作ってなんかかっこいいですね。)
かれはその絵をオーブンに入れ、出来上がると卵白のテンペラで古いオランダの署名を入れ、いってみれば焼き立てほかほかのところをウェスト・エンドに持っていってある美術商に売却した。 贋作者(トム・キーティング他二名)より引用
デッサンを終えてインクが乾くと、私は紙を水でしめらせスプーン一杯くらいのネスカフェを空中に振りまいた。コーヒーの粉がデッサンに振り落ちると魔法のように褐色の斑点(フォックス・マーク)のしみが人工的にできるのであった。 贋作者(トム・キーティング他二名)より引用
加減を間違えると燃えるので気を付けてください。
部屋の中が焼き芋をした時と同じ匂いになったのでちょっと嬉しかったです。
部屋の中を焼き芋の匂いにしたい方は、子供の絵を燃やしてみては如何でしょうか?
次は、実家の棚を作ります。
カラーボックスを用意して、
上の段には、統一性のない本、雑誌、漫画、CDを並べます。
ちゃおとジャンプが一緒の棚に並んでいるのは本屋さんか実家くらいです。
こうすることにより人がたくさん住んでいるように演出できます。
ちゃおの付録にこんなものが入っていたので開けてみます。
2022年に流行るのは、歯とねじ?なんで?
下の段には、捨ててないだけの実質ゴミを詰め込んでおきましょう。
仕上げにカラーボックスの側面にシールを貼れば実家感が出ます。
実家の棚の完成です。
その他にも様々な実家感あふれるものを用意し実家の完成です。
実家だーーーーーーーー
実家だーーーーーーーーーーー
実家の壁だーーーーーー
家族写真だーーーーーーーーーーー
テレビ厚っっっっ
実家だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
おいぃぃぃぃーー
ココにリュック置くなやーーーーーーー
靴下片付けろやーーーーーー
給食表だー------ヤッターーーーーーー
あっー----予定が書かれた花のカレンダーだ
今月毎日お葬式じゃん。
あっ電気の紐だ
シュッ
電気の紐でボクシングみんなやるよねぇぇ
実家だねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ
因みにダミーの電気の紐は、これを
こうしたら作れます。
鍋じゃんやったーー--
一人暮らしだと鍋やんないからなー
ていうか食べきれるかな?
おぉぉぉ湯気が湯気が
グツグツいうとりますわwwww
キムチ鍋かな?もつ鍋かな?しゃぶしゃぶかな?
中身は、加湿器と沸騰音の流れるBluetoothスピーカーです。
実家だーーーーーーーーーーー------
実家さー-----------
実家よー-----------------------
実家ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
イェーーーーーーーーーーーイ
ガチャ
「うるさいんだけど」
「ごめんなさい」
ここで皆様に謝らなければならないことがあります。
今まで一人暮らしの家を実家に改造するというテイで話を進めてまいりましたがわたくし実は、実家に住んでおります。
もっと言うと一人暮らしなどしたこともありません。
なんなら実家という呼び方もしっくりきません。
五人家族だし
家にでっかい冷蔵庫あるし
冷蔵庫の中にキムチ3パック入っているし
話をスムーズに進めるためとはいえ皆様に嘘をついてしまい誠に申し訳ありませんでした。
謹んでお詫び申し上げます。
もう二度と嘘をつかないと誓うと同時に、もう二度と自分の部屋を実家にしないことを宣言します。
なぜなら片付けが大変だから。
さて、いかがでしたか?なにぶん記事などを書くのは、初めての体験だったので至らぬところがあったかもしれませんがお許しください。
では、この辺で失礼させていただきたいのですが、web記事の終わりはどのように締めればいいのでしょうか?
こんな時、どんな風にすればいいか分からないの。
碇レンジ君「笑えばいいと思うよ」
※この記事は、株式会社カラー様の提供でお送りしたかったです。
お借りさせていただいた画像
https://www.irasutoya.com/2016/03/blog-post_225.html
https://www.irasutoya.com/2012/02/blog-post_9567.html
https://www.irasutoya.com/2012/02/blog-post_26.html
https://www.irasutoya.com/2018/06/blog-post_62.html
https://www.irasutoya.com/2016/06/blog-post_648.html
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