僕の僕の話

死にかけの虫けらにも
僕と同じように
笑いかけてくれないか
優しいつもりなのかい
殺してくれても構わないのに
君は俯いて黙ったまま
そのまま

鳴くことができれば
春を感じられたかしら
あの花が枯れた後にしか
出会えない私たち

夢写し
明星を焦がす
筒の向こう
星屑の花火
僕は人

ざっくばらん

数の数を数えられない
問題の問題が解けない
明日の明日は目指せても
昨日の昨日には行けない
次の次は確かに先にあるけど
前の前は次の方かもしれない
怖いのが怖いから泣いた
僕の僕が泣いた

大事な時に何も言わない君へ
辛抱の先に何が見えますか
優しい君は人間にならなくていいよ
地獄なんか気にしなくていい
明日は君をもっと見せてね
私より

ここで頂いたものは血となり肉となります。どうぞよろしくお願いします。