見出し画像

作って寝かして引っ張り出して~プロトタイプ観月の話~

中秋の名月ですね。
月つながりで、拙作「空想ノートを拾われた(以下くのひろ)」のキャラクター「観月」の話をします。

観月はくのひろのために作ったキャラクターではなく、別作品に出そうと思って作ったキャラクターです。

① マッド魔術師期

観月(プロトタイプ)-1

2015年あたり。
当初は「ファンタジー世界と人間世界の狭間に存在する街を舞台にした自作ゲーム(エタった)」の悪役でした。

名前:リュノート
心がない悪人魔術師。楽しいことが大好き。
人工生物をいっぱい作って悪いことをしている組織のボス。
主人公もまたリュノートによって作られた人工生物で、離反した主人公によってリュノートは成敗される。
左の姿が本来の姿で、右は人間社会に紛れ込むための姿。

そんな感じのキャラでした。
当時の絵でいいのがなかったので、この画像はこの記事のために描いたものです。

② 父親になったけどまだ悪人だった期

2017年あたり。
アンドリュー(プロトタイプ)に父親が必要だったので、リュノートが父親ポジションに配属(配属?)されました。
当時はまだ悪人だったので、息子との関係も最悪でした。
この時期あまり長くなかったので記録が少ない。
「観月」という名に変わったのはこのあたりでした。

③ 別キャラと融合していった期

2018年あたり。
・アンドリューという息子を持つ観月
・①で作ろうとしたゲームの主人公の育ての父親1(穏やかで優しく気弱なおじいちゃん的なキャラ)
・①で作ろうとしたゲームの主人公の育ての父親2(自分の才能に酔っていたが根は優しく、リュノートの悪事を知り主人公を連れ出した子連れのオオカミ的なキャラ)
が融合していき、観月から「悪の組織のボス」という設定が消え、ただの「息子を愛している父親」へと変わっていきました。

④ くのひろに出すために練り直した期

2019年。
猛沢聡哉の助言者として配属されることに。
この頃にはすっかり丸くなっていた観月。
境遇などをくのひろの世界観に合うように整えて、そしてできたのがこちら。

というわけで、観月が生まれたいきさつを振り返りました。
感慨深いなあと思いつつ、感慨深いのはきっと私だけだな……という気持ちでいっぱいになりました。
この文を読んでくださっているということは、ここまで付き合ってくださった方がいらっしゃるということですね。
ありがとうございます……

他にも、「このキャラが生まれるまでの話聞きたい!」「このキャラの昔の絵見たい!」といったのがありましたらこちらのお題箱にどうぞ。
それ以外の感想・質問・絵のリクエストも受け付け中です。
よろしくお願いします!

それではまた。

~おまけ~
過去、別サイトに掲載していた説明文です。

実年齢ははっきり決めてませんが、40~50くらいの精神年齢のイメージで書いてます。これがまぁ難しいこと難しいこと。異世界人な上自分より年が離れてる人の描写とか難しいに決まってるんだよなぁ。おまけに作画も難しい。顔が難しくて安定しない(愚痴)。

彼を初めて公開したのはツイッターのお題企画の時です。企画に参加するにあたって昔作ったキャラを引っ張り出しました。
順番としては
①観月(のプロトタイプ)とアンドリュー(のプロトタイプ)ができる(この時点ではそれぞれ別作品のキャラ)

③~数年放置~

④観月(プロトタイプ)とアンドリュー(プロトタイプ)が親子設定になる

⑤~数年放置~

⑥お題企画に参加するにあたって昔作ったキャラ(観月、アンドリュー)を引っ張りだす

⑦お題企画で描いたものを元に漫画に出すキャラとして設定を改めて作り、観月とアンドリューができる

①の頃の観月さんは人の心がないマッドな人だったんですが、④で父親設定が生えた時にだいぶ丸くなりました。
弊世界観での死霊術の詳細はまたいつか(未来の自分に投げるポーズ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?