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漫画の話作りメイキング~くのひろ無印~

空想ノートを拾われたシリーズも一応の区切りがついたということで、備忘録としてメイキング記事を書いてみようと思います。
今回は「空想ノートを拾われた(無印)」のメイキングです。
ほとんど話作り段階の話しかしないのでこのタイトルです。

1.思い付いたことをメモする

思い付いたことを絵でメモします。
「空想ノートを拾われた」は「自分が特別な存在だという空想設定をノートに書いている主人公……しかし、その空想設定は本当は事実」というアイデアを元に肉付けしています。
絵メモは本当に雑な落書きなのであまりお見せできるようなものがありませんでした。でも何もないのもなんなので、かろうじてマシだった初期の設定絵を載せます。
なお、くのひろは完成までに設定が二転三転したので、現在とは設定が異なります。

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それにしたって「誰だよ」感が強すぎますが。
他にも人間相関図、ルーキスとカリダのデザイン案などがありました。

2.台詞を箇条書きにする

全ての回の台詞を箇条書きにします。

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回の終わりに、その回で開示した情報をまとめます。

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「思い付いたことを忘れないようにメモする」という意味が強いです。
メリットは早く書けることです。
デメリットはパッと見で分かりづらく、ネームに起こすと「なんか違う……」となりがちなことです。

3.2をエクセルに打ち込む

台詞箇条書きメモをエクセルに打ち込みました。今思うとあまり意味なかった気がします。

4.コマ割りをする

A3を8分割に折ってネームを描きました。
メリットはコマ割りが被らないようにしやすいことです。
デメリットは1ページ分のスペースが少なく、台詞を書き込めないことです。

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この段階で「ネームに起こすとなんか違うな……」となり、話の展開を変えました。

5.原稿

いらない紙の裏とかに下書きをして、それをスマホで撮影して取り込みます。
アイビスペイントでペン入れして、グレースケール塗りします。
ここで台詞が分かりづらくないかなどの再調整をします。

これで完成です。


おわりに

くのひろは制作中にとても迷走したので、見返すと面白いですね。特にそらたけコンビの名前など自分でも忘れてた名前候補があったりしました。

それでは、次は「空想ノートを拾われた2」のメイキングでお会いしましょう。

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