漫画の話作りメイキング~くのつー編~
の続きです。
「空想ノートを拾われた2(以下くのつー)」は制作時期をある程度記録しているため、今回は時系列込みでお送りします。
1.描きたいことを決める。
そもそも「空想ノートを拾われた」に出てくるキャラは「すでに数年前に作ったキャラクターの設定をくのひろ用に整備して登場させたもの」です。
なのでくのひろ制作以前から各キャラがたくさんの設定を抱えています。
そして、くのひろ無印のサポートキャラ「観月」には、まだこの時点では明かしていない設定「父親」がありました。
くのつーはそれを開示するために制作されました。
2.ストーリーを考える
2019年10月末に「空想ノートを拾われた」完結させたあと、ストーリーを組み立てました。
最初に、QOSOというサービスでざっくりと作りました。
自由度の高い便利なサービスです。
それを元にワードで脚本を作りました。
そしてくのひろ無印と同じようにA3÷8の用紙でネームを描きました。
見た目はくのひろ無印のときのものと大して変わらないので画像は省略。
このあと、「夏の話だし来年の夏に作ろ~」と考え、フリーAVG「空想ノートを拾われたIF」の方に着手したり、他の漫画を描いたりと、「くのつー」から離れました。
3.ネームを読み返す……そして練り直し
さあくのつーを描くぞとなった2020年GW。
いざネームを読み返したとき。
「説明台詞、多過ぎね……?」
そう、設定を盛るあまり、説明的な台詞ばかりになってしまったのです。
その上、エテルや空想ノートなどの前作の要素も薄味になっていて「こりゃやばい」と感じた私は、ネームをポシャることにしました。
↓当時の心境はこちら。
まあポシャったと言いつつ、大筋は同じなのでそこまで大変ではなかったのですが。
4.3で練ったネームを下書きする
下書きを描いている途中で「練り直したネームも何か違うな……」と感じ、下書きで変えました。
結果、話が長くなりました。
5.原稿
下書きを取り込んでアイビスペイントで清書します。
完成です。
おわりに
自分で書いていて分かる。
ふわふわしすぎて参考にならない
数年単位で脳に住んでいる「何を言ってどんな反応するか大体分かってる状態になったキャラ」を使って話作りしてるので、勢いでしか作っていない……理論的なものが何一つない……!
そもそも、「メイキングってどう書けばいいのか分からない……」と思いながら書いたのもあるかもしれません。
そこで、私の漫画を読んで「ここどんな感じで作ったんだろう?」という質問をゆるっと募集します。答えられる範囲でお答えします。
質問はお題箱にどうぞ。
「空想ノートを拾われたシリーズ」はこちらの個人サイトにて公開しています。
それではまた。
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