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出会いもあれば別れもある〜プロ野球戦力外通告〜

プロ野球。
選ばれし球児のみが入れる華々しい世界。
今年もドラフト会議で、100名以上が入団。
一回り年下の高校生が入団する光景は、毎年歳を重ねていると実感する。
巨人だけでなく、全球団の選手に頑張ってほしい!

しかしその裏で、同じ数の選手が球団を去る。
そう、「戦力外通告」である。

思えば、実社会で「クビ」をここまでストレートに表現する世界はない。
無能なサラリーマンは、「異動」というかたちで部署を去ることが多い。
バイトやフリーランスでも、よほどの事がない限り、本人の意思で仕事を継続できる。
それだけ、"仕事をすることが大変"な職業なのである。

プロ野球の厳しさは、「活躍できなければ戦力外」というだけではない。
残酷にも、ユニフォームを脱いだ後、セカンドキャリアの難しさが立ちはだかる。
野球に人生を捧げてきた人達が、いきなり社会に放り出される現実がある。
華やかな世界を味わった選手達は、地味なサラリーマンの生活に絶望するかもしれない。

「平成の怪物」がユニフォームを脱いだ、令和の時代。
しかしその裏で、ひっそりとプロ野球を去る選手が多くいるのを忘れてはいけない。
涙の数だけ強くなれる、その言葉を信じてセカンドキャリアでの成功を願うばかりである。

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