【データ分析】パレート図をPythonでつくる(pandas、matplotlib)
この記事でわかること
Pythonを使った「パレート図」の作り方
用語の解説
ABC分析
ABC分析とは、コスト・在庫の金額などの指標の中から重視する評価軸を決め、商品を累積構成比の多い順にA・B・Cの3グループに分類し管理する方法。重点分析とも呼ばれおり、複数あるなかから優先度を決めることで、それぞれのグループを最適化・理想的な在庫管理・品質管理・得意先管理を実現することができます。
パレートの法則
「2:8の法則」とも呼ばれる。 顧客全体の2割である優良顧客が売上の8割をあげているという法則。
全ての顧客を平等に扱うのではなく、2割の優良顧客を差別化することで8割の売上が期待でき、高い費用対効果をあげるというもの。
パレートの法則の事例
・売上の8割は、2割の優良顧客が購買している。
・売上の8割は、2割の優秀な従業員が生み出している。
・10項目の品質向上リストのうち上位2項目を改善すれば8割改善した効果がある。
・仕事に費やした時間全体のうちの2割で、8割の成果を生み出している。
パレート図
パレートの法則を図式化したものが、「パレート図」。棒グラフと累積比率を表す折れ線グラフを組み合わせた複合グラフのこと。
パレート図を利用することで、各項目が全体でどれくらいの割合を示しているのかが一目で分かるようになり、重要性や改善を行う優先度の判断ができるようになります。特に品質管理や在庫管理などの分野でよく使われます。
パレート図では、どの要素を対策すれば、全体の課題のうち何割を改善できるかを、視覚的にわかりやすく理解できるのが特徴です。
パレート図をpandasとmatplotlibで作る
本記事は、jupyter notebookを使います。
まずpandasとmatplotlibをインポートします。
import pandas as pd
import matplotlib.pyplot as plt
集計するデータは、ChatGPTを作って生成した欠陥の種類・発生件数のデータをcsv形式で保存して、このスクリプトと同じフォルダにcsvファイルを保存しておきます。
次に、保存したcsvファイルを読み込んで、読み込んだデータを確認します。
df = pd.read_csv('pandas_p_data.csv')
print(df.head())
データを確認できました。
まとめ
今回はPythonでパレート図をつくってABC分析をしてみました。
時間がないけど統計学を効率的に学びたいという方にオススメです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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