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ウマ娘視点から競馬を楽しもう! 皐月賞の見どころ紹介

みなさんこんにちは、ごまです。ウマ娘ではカレンチャンの育成キャラが追加されましたが、キタサンブラックに全力投球した結果、10連すら回せずに涙を流しています。我慢できずに他の方の育成の配信を見ちゃいましたが、彼女もバクシンオーやタイキの育成ストーリーと同じように、王道路線に対しての反骨の物語が描かれていたので、とても胸を熱くさせるものでした。
あとめっちゃかわいかった…自分で引きたい…(血の涙)

牡馬クラシック開幕

桜花賞から春のクラシックレースが開幕し、4月18日には牡馬クラシック三冠の第1戦の皐月賞が開催されます。今回はこのレースをウマ娘視点で紹介していきます。

皐月賞の注目ポイント!

大きく3つのトピックで紹介していきます。

横山武史騎手、父と同じ年齢で有力馬で臨むクラシック
安田隆行調教師、川田将雅騎手、師弟で臨むクラシック
嶋田純次騎手、11年目のG1初挑戦

・エフフォーリア横山武史騎手、父と同じ年齢で有力馬で臨むクラシック

共同通信杯を勝ち、netkeibaの想定オッズでは1番人気に押されているエフフォーリアは父エピファネイアですのでシーザリオからスペシャルウィークマルゼンスキーの血を受け継いでいます。母系の祖母ケイティーズファーストはヒシアマゾンの姉に当たる馬で、同じ牝系からは日本・ドバイでG1を3勝したアドマイヤムーンなどを排出しています。

馬だけではなく、エフフォーリアに騎乗する横山武史騎手にもウマ娘的に注目です。

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横山武史騎手はデビュー5年目の22歳、昨年は史上最年少で関東所属の騎手の中で最多勝(94勝)を上げ、今年に入り重賞3勝をあげる活躍を見せています。先日の桜花賞では同じく有力馬のアカイトリノムスメに騎乗し4着でした。5月2日開催される春の天皇賞ではウインマリリンとともに史上2頭目の牝馬での優勝を目指します。

横山武史騎手はのお父さんは横山典弘騎手です。奇しくも武史騎手は父と同じ22歳で有力馬とともにクラシックに挑戦する事になりました。

横山典弘騎手が22歳の時、1990年の牡馬クラシックに騎乗していたのはメジロライアンでした。ジュニアカップ、弥生賞と連勝して臨んだクラシックでしたが、皐月賞は2番人気でハクタイセイの3着。1番人気で望んだダービーはアイネスフウジンの2着、秋の菊花賞はメジロマックイーンに破れ3着と勝利を上げることは出来ませんでした。
牝馬3冠路線では桜花賞は不出走でしたが、サンケイスポーツ賞4歳牝馬特別(現フローラステークス)を勝ったキョウエイタップとともにオークスに臨み6着、菊花賞の翌週に開催されたエリザベス女王杯で悲願のG1初勝利を挙げました。
ここ近年は、短期免許で海外のトップジョッキーが強い馬に乗る事が多かったですが、来日することが難しい状況下の中で横山武史騎手をはじめとした若いスター騎手が大活躍する事を大きく期待しています。

・安田隆行調教師、川田将雅騎手、師弟で臨むクラシック

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騎手時代にトウカイテイオーで皐月賞、ダービーの優勝経験がある安田隆行調教師。調教師としてカレンチャンやロードカナロアなどで数多くのG1馬を排出してきましたが、八大競走などを含む中長距離の王道路線の勝利はまだありませんでした。
今回、安田調教師はダノンザキッドで調教師としてのクラシック初勝利を目指します。

それと一緒に語りたいのは川田将雅騎手です。川田騎手は2004年に安田厩舎所属としてデビューしましたが、安田厩舎の所属馬に騎乗してのG1勝利はダノンザキッドのホープフルSまでありませんでした。レース後の川田騎手の涙のインタビューは胸を熱くさせるものでした。

川田騎手はこの春はダノンスマッシュとレイパパレでG1をすでに2勝していますし、ダノンスマッシュはキッドと同じ安田厩舎の馬でもあるので、非常に勢いのあるチームになります。
今年初戦の弥生賞ディープインパクト記念では敗れてしまいましたが、ホープフルS優勝馬の3年連続の皐月賞優勝を目指して本番に臨みます。

・嶋田純次騎手、11年目のG1初挑戦

アサマノイタズラで皐月賞に出走する嶋田純次騎手は11年目でG1に初挑戦します。

アサマノイタズラは母父キングヘイローになります。父はヴィクトワールピサで、父子3代皐月賞制覇にも挑戦します。名前の由来は群馬の郷土かるたである「上毛かるた」が由来です。ココロノトウダイやライトカラカゼなど、上毛かるた由来の名前を持つ馬の存在は知っていましたが、全て星野オーナーが所有する持ち馬のようです。星野オーナーの所有馬には2013年の桜花賞を制したアユサンがいます。自分も群馬出身なので、この馬の活躍はとても嬉しいです。

スプリングSで皐月賞の優先出走権を得た時に見たアサマノイタズラと嶋田騎手のエピソードも胸を打つものでした。水仙賞で1番人気に推されながらも前が壁になり4着。騎手が変更になってもおかしくない状況でしたが、引き続き嶋田騎手がスプリングSで騎乗し2着となり、クラシックの追加登録料200万円を支払い皐月賞に駒を進めました。いい結果を期待しています。
このタイミングで書かれた平松さとしさんの嶋田騎手の記事もおすすめです。


ウマ娘血統or縁のある皐月賞出走馬

注目するトピック以外でウマ娘にゆかりのある競走馬を馬番順に紹介していきます。

アドマイヤハダル

母スウェアトウショウはスイープトウショウの妹なので、アドマイヤハダルは甥にあたります。トライアルの若葉Sを勝っています。

ルーパステソーロ

ルーパステソーロの父がゴールドシップになり、メジロマックイーンの血も持っています。

エフフォーリア共同通信杯を勝ち、netkeibaの想定オッズでは1番人気に押されているエフフォーリアは父エピファネイアですのでシーザリオからスペシャルウィークマルゼンスキーの血を受け継いでいます。母系も祖母ケイティーズファーストがヒシアマゾンの姉に当たる馬で、同じ牝系からは日本・ドバイでG1を3勝したアドマイヤムーンなどがいます。

ラーゴム

きさらぎ賞勝ちのラーゴムはの父オルフェーヴルからメジロマックイーンの血を受け継いでいます。

ワールドリバイバル

この馬の父もエピファネイアです。母の父はアグネスタキオンになります。牝系を見ると4代母のウインドインハーヘアはサトノダイヤモンドの父ディープインパクト、キタサンブラックの父ブラックタイドの母親でもあり、エモい血統ですね。

タイトルホルダー

タイトルホルダーは父ドゥラメンテの初年度産駒となります。ドゥラメンテがエアグルーヴの孫にあたります。弥生賞ディープインパクト記念では2歳チャンピオンのダノンザキッドを破りドゥラメンテに重賞初勝利をもたらしました。母はメーヴェですので、姉にJRAの最軽量勝利記録を持っているメロディーレーンがいます。

競馬を知るとウマ娘がもっと楽しく

以上、ウマ娘視点で見る皐月賞の見どころでした。競走馬だけではなく関わる人達の人間ドラマも競馬を盛り上げてくれる要素の一つになっていますので、ぜひその面からも競馬を楽しんでいただければ嬉しいです。
今年のクラシックは群雄割拠ですね。多くの馬にチャンスがある気がしています。こういうレースこそ馬券を当てたいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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