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ノースキンケアの話

stand.fmでここのところずーっとノースキンケアの話をしていました。
(タイトル画像は宇津木龍一著『宇津木式スキンケア事典』角川書店)
ご興味ある方はstand.fm「京子ちゃんねる」にアクセスしてみてください。

宇津木式スキンケア=化粧品をやめる=健康な肌になる

というシンプルかつ合理的な話なのですが、全女性の間にほとんど浸透していません。「肌のお手入れ」とは、毎日欠かさず朝晩の洗顔、化粧水、(美容液、ローションパックみたいなものも含めて)乳液、クリームをつけること、と思っていますよね。私もそうでした。本当は思わされているんですけどね。

宇津木式では
・メイクをした日は純せっけんで洗顔する
・乾燥がひどい時だけ微量のワセリンを薄付けする
・ふだんはぬるま湯(34度以下)でやさしく顔を洗う

これだけです。詳しくは「宇津木龍一」で検索してみてください(^_^;)

何しろアンチエイジング専門の皮膚科医(美容形成外科医)が、あらゆる基礎化粧品が不要(むしろ有害)というんですから、穏やかじゃありません。化粧品業界、美容業界からしたら震撼ものです。

私は宇津木先生の本を読んで(2012年頃?)ノースキンケアを開始。
当時50歳過ぎてましたが、以来ずーっと基本的に基礎化粧はせずに過ごしていますが、肌は元気そのものでトラブルもありません。

もちろん、仕事やパーティーなどでガッツリ化粧しなければいけない時もあるので、年に数回はクレンジング(宇津木先生によると、いちばん使ってはいけないもの)もしますし、純せっけんでは脱脂力が強すぎるのでアミノ酸系の洗顔料(ほぼファンケルです)を使いますが、それでもガビガビに乾燥したり、シワだらけになったりすることはありません。

ふだんは、外出する(ランニング含む)時はワセリン下地+シルクパウダー+薄化粧なので、朝も夜も洗顔料は使いません(日焼け止めクリームを塗った時などは例外ですが)。ぬるま湯でゆすぎ洗いするだけです。

「そんなやり方じゃ、皮脂と汗で毛穴が詰まる」と思いますか?

全然大丈夫です。毛穴も開かないし、朝、ぬるま湯で顔をすすいで鏡を見ても、毛穴はきれいに締まっています。もちろん年齢なりの肌ですが、「汚ない」「荒れている」「カサカサ」「突っ張る」という状態は一切なし。

皮脂や汗の汚れ(過酸化脂質)はぬるま湯で十分に落ちます。

むしろノースキンケアを始めてから、シワが少なくなりました!
一時的な日焼けのシミは、そのうちきれいに消えていきます。皮膚が正常に新陳代謝している証拠だと思っています。

もうね、これまで化粧品に費やしてきたお金と手間を返して!(笑)

だって化粧品つけてもつけなくても、大差ないどころか、化粧品を使わない方が楽できれい(で節約できる)なんだもん…。

どうして化粧品を使わない方が肌がきれいになるか、そんなバカな理屈があるか!と思われる方は、宇津木先生の著書を読んでみてください。

化粧品会社って、別に「肌に良いもの」を作っているわけじゃなくて、「売れるもの」を作っているだけです。美肌成分、保湿成分、美白成分などを研究開発しているのも、売れる化粧品を作るためです。売るために「肌に良い」と思わせるようなイメージ広告をしているわけですね。それ自体は企業活動として当然のことです。

どんなに肌に良い成分があっても、工場で大量に生産し、全国に届けて、店舗で一定期間販売するためには、防腐剤が必要です。でないと開封してすぐに変質したりカビが生えたりしますよね。
水分と油分が分離しないために乳化剤(界面活性剤)は必須ですし、他にも化粧品のテクスチャーを良くするために潤滑剤、柔軟剤、とろみをつける成分、安定剤、PH調整剤、香料、色素など化学成分のオンパレードです。
しかもそれらは「肌に良い成分」から選ばれているのではなく、「利益が上がるような配合」、つまりできるだけ原価が安いものが使われていると考えるのが妥当ではないでしょうか。

恐ろしいのは、ひとつ何万円もする、いわゆる高級化粧品だからといって、原料も高価なものが使われているとは限らない、ということです。高級感を感じさせるボトルや、オシャレな容器に入っていても、中身はニベアクリームとほぼ同じ、なんてこともあるわけです。

とにかく、美肌成分が何パーセント含まれているか知りませんが(多くて1%くらい?💦)、そのわずかな成分を肌につけるために、ほとんどが化学的に合成された防腐剤配合の液体やクリームを、朝晩欠かさず、洗いたての無防備な肌に塗り込む。

これが現代の「肌のお手入れ」なんですよね。

化粧品会社が年間どれくらいの宣伝広告費を使っているか、正確に知る手立てはありませんが、テレビで有名女優を起用した化粧品のCMを見ない日はないし、女性誌なんてページの半分くらいは化粧品(美容関連)の広告ですよね。

化粧品会社(だけじゃないけど)は莫大な広告宣伝費を使ってくれるお客様なので、マスコミは絶対にネガティブ情報は載せません。

この莫大な広告宣伝費は、化粧品の売上(から生まれる利益)でまかなわれています。言い換えれば、化粧品の値段には宣伝広告費が含まれているわけで、私達は「自分の肌のための投資」と思ってお金を出して化粧品を買っていますが、費用対効果を考えるとほぼムダと言えるのではないでしょうか。

でもね、化粧品は医薬品じゃないんで、効果なくてもいいし、見た目やイメージだけで売れるし、原価10円のものを1万円で売ってもいいんですよね。消費者が満足するなら。

化粧なんて自己満足の世界ですから、「この化粧品のおかげでシミが消えた!」とか、「やっぱりコレを使うとしっとりする」とか、満足感があればいいのではないかと思います。

ただ美白化粧品をずっと使っているのに、シミが薄くなったと思えない…とか、つけた直後はしっとりするけど、半日もすると乾燥が気になる…とか、お手入れしているのに効果が感じられない…という人は、いっぺんやめてみるのもいいのではないでしょうか。

そもそも不要なものなんですから…✨

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