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奇病と推し活

突然だが、私はトゥバ関連の抽選で当たったときに罪悪感で死にそうになるという奇病を持っている。
おそらく原因は、お人好しをこじらせてるくせになまじ運がいいせいだろう。そのくせして、「シリアルコードを捨ててしまうのはもったいないし、ヒュニンカイさまと意思疎通できるなんてそうそうないからな~(^^)」と申し込み、当たる。そのまま何も考えずSNSを開いて(これが良くない)、落ちて悲しんでいるかわいい女子のツイートを見て(私は老若男女関係なく、自分と職場のおじさん以外の人間をかわいい女子だと思う傾向にある)、私よりも思いが強いのに(と思いこんでいる)、私が当たったせいで落ちてしまった!という奇病である。奇病のせいで失踪等も考えるが、もちろん小心者なのでそんなことはできず、悩みまくったままイベント当日を迎え、結局ぼろぼろの心をヒュニンカイさまに救われるのであった。

罪悪感とか言うなら申し込まなきゃいいじゃない!と、FREEFALLのカムバのときは弟にシリアルコードをあげた。すると弟は見事カンテヒョンとヨントンすることになり、名前を4回も呼んでもらったらしい。呼ばせすぎやろ。でもやっぱりちゃんと当たるのである。
そんな私だが、やっぱりヒュニンカイさまに「あなたにめちゃくちゃ元気をもらっています」ということを伝えたい気持ちもあった。そんなときにオンラインツーショット会がちょうど発表され、「これだ!」と思った。
大したことを喋れなくても、ニコニコしてツーショットを撮ることで「あなたにめちゃくちゃ元気をもらっています」ということがヒュニンカイさまに伝わるのではないかと思ったのである。バカリズム似の明るい笑顔が昔から私の取り柄だ。
そして当選。やっぱり私は運がいい。今回はMOAの皆さんのSNSからなるべく目を逸らしたおかげで罪悪感は3分の1ほどで済んだ。一方でそんなことをしなくていい普通の女の子になりたかったなあとクヨクヨした。

当日、始まるまでは緊張でひっくり返りそうだったが、始まってからは本当に楽しかった。いい感じで写真も撮れた。一生の思い出である。
写真を撮ったあと、15秒間くらい話せる時間があったので、伝えると決めていた「プロミスツアー、ファイティン!」と言った。しかし、ヒュニンカイさまは聞き取れなかったご様子で「ん??」とおっしゃったので、「ツアー!ツアーファイティン!」と言い直したら「あー!ありがとうございます!」とおっしゃったのである。そのとき、ヒュニンカイさまと意思疎通したのを明確に感じた。人生のバグすぎる。このことは未来永劫語り継いでいきたい。
終わった直後は、「終始ふたりでキャッキャして超楽しかったなあ~(^^) オンラインのイベント向いてるかもな!?」とふわふわしていたのだが、後日思いがけない効果が現れた。

以下、私のツイートである。

※やみやみチキン:バンドお笑いアイドルその他好きなエンタメについてなんでもつぶやく私の闇鍋アカウント。フォローは自己責任で

改めて、アイドルはすごい職業だと思う。間接的にファンが自分に自信をつけたりすることもあるなんて!私の言葉なんて覚えてないだろうけど、それでも、ほんのちょっとでも、彼のエネルギーのかけらになってるかもしれない。その可能性だけで、自分は生きてていいんだと思えた。

奇病のせいで、5人のことが大好きなはずなのに、何度もペン卒を考えた。それどころか、人生自体から早く卒業したくて、明日の朝老衰して大往生したことになってますようにとただただ願い続ける日もあった。だけど生きててよかった。私は私の人生の恩人たちにこれからも人生を救われたいし、私が彼らを好きなことが彼らの力になっている瞬間はあると信じている。

同じ奇病を持つ方がいたらご連絡ください。下戸で良ければ飲みに行きましょう。

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