【東方Vocal曲紹介】はじめに

紹介楽曲をマガジンとしてまとめていきます。
こちらもリンク集としてご利用ください。


読まなくていい前書き

身バレしない前提のアカウントなので、普段表に出せない趣味趣向も存分に吐き出していいよね!
ということで、身近では話題についてきてくれる人がいない、通称「東方Vocal」というマニアック界隈について触れていきたいと思います。
あなたが知らない東方Vocalの世界。
別に刺さらなくてもいいし、沼に沈まなくてもいい。
「ふーん、そういうのもあるんだ」くらいで重畳、「1回聴いてみよう」ってなったら両手を上げて拝み倒しますので覚悟しとけよゴルァ。
ついでに原作の販促もできればいいなって(強欲)

とは言うものの、筆者は有識者というわけではなく、ただのしがない一ファンです。
もちろんいろいろ聞いてはいるつもりですが、ニッチな領域とはいえ全体から見ると把握している範囲は半分もないです。
(というか全体がどれくらいなのかもわかってない……)
よって、本記事で挙げる曲はどうしても自分が気に入った曲やサークルに偏りがちになりますが、なるべく広くご紹介したいと思います。
と言いつつも、まずは10曲くらいを目標に……
楽曲評価もある程度客観的にステータス化してはみますが、解説含めあんまアテにしないでもらえると助かります。
細かい考察なんかは有志がやってくれているので、そちらをご参照いただく感じでお願いします。
その先はキミ自身の耳で確かめてくれ!ってやつです。

あと、長くなるようなら記事分割するかも(しました)。

【注意事項】

  • 楽曲を提供するサークルの公式ページは可能な限りご紹介しますが、YouTubuやニコニコ動画(2024/7/4時点で縮小営業中)に投稿されている非公式動画へのリンクは貼りません。
    黒に両足突っ込んでるグレーなので……自己責任で探してください

  • 各楽曲は同人活動としてリリースされている都合上、入手方法が限られているだけでなく、商業楽曲と比べ絶版になりやすいです。価格が跳ね上がっていたり、そもそも入手困難となっているおそれがあります。

  • 楽曲の魅力を余すことなく理解するためには、原作および二次創作作品についての知識が多少必要になります。解説として最低限の補足は入れるつもりですが、ごく簡潔なものになりますので、ご興味のある方はぜひ沼にハマれご自身で触れてみてください。

  • 原作タイトルは『紅魔郷』のような形で省略させていただきます。英語のサブタイ含めると長くなって可読性下がるため。

  • 筆者は諸事情で2022年以降に登場した楽曲に触れていません(だからこそ記録の意味も込めてコレを書いてます)。そのため本記事に最新の情報は含まれないことをご了承願います。

  • 関連するサークルや関係者個人のアレコレについては基本的に触れません(人間なのでいろいろあります)。そのへんは自分も興味ないところなので、純粋に楽曲内の情報のみで評価しています。

  • 東方Vocal曲の一部はDAMやJoySoundなどカラオケで歌うことができますが、本記事で紹介する楽曲は未収録のものが多くなります。
    頼むぅ、歌わせてくれえええぇぇぇぇぇっ!


そもそも「東方Vocal」ってなんぞ?

つか「東方」知らんのやけど……

※この記事読んでる人が知らないとは思わないですが、一応、念のため……

「東方」――東方Projectは、呑んべぇ神主ことZUNさん主催の同人サークル「上海アリス幻樂団」が制作している、弾幕シューティングゲームを中心とした作品群です。

(慣れてて気にならなかったけど、改めてリンク先見るとめちゃくちゃ怪しい……)

今はこちらのほうが情報を体系立てて整理している+二次創作の情報も載っていいるので見やすいと思います。

一口でゲームといっても他サークルと合同で格ゲー出してたりしますし、他にもCD小説漫画Webラジオ、挙句の果てにはビール(!?)など、マルチメディアで展開されています。
世界観やキャラクター、BGMといった各種要素に魅力があり、特に現在の「上海アリス幻樂団」となって以降、長きにわたって二次創作が活発に行われていることも特徴的です。
(ZUNさん自身が同人活動をされていることもあり、二次創作についてかなり寛容な方であるのも大きな要因です)

で、この二次創作が原作――「上海アリス幻樂団」および前身である「ZUN Soft」の作品――よりもさらに多角的に広がっています。
一般の方の目に触れやすいところで言えば、やはり「ゆっくり解説動画」が挙げられるでしょうか。
こちらはもはや、東方の「と」の字も出てこないくらいに原作からかけ離れてしまった印象もありますが……
(正確には三~n次創作になります。このへんは主題でないので今回はご容赦ください)
それからスマホアプリ、またニンテンドーSwitchやPlayStation(4以降、Vitaも)といった主要ハードのインディー枠でもゲームが配信されていたりして、このへんもアクセスしやすいところですね。
あと変わったところでは、プロ野球選手の応援歌として原作ゲームのBGMが使われたり、プロレスラーが原作キャラクターのコスプレをしてリング入りした、といった謎実績も解除しており、当時の界隈ではプチ盛り上がりしていました。

なんでゲームのBGMに勝手に歌つけるん?

ともあれ、そうした二次創作作品のうちのカテゴリの一つが、今回ご紹介する「東方Vocal」です。
原作のゲームBGMやインスト楽曲をアレンジし、ボーカルを加えたものになります。
また、少数ではありますが、原曲を使わず、けど原作をイメージしたオリジナル楽曲もあったりします。

マリオやドラクエ、FFといった有名なゲームのインストBGMに歌をつけるようなもので、発想としてはあり得ますし、商業的にも実現された例はあると思いますが、東方Vocalほど活発なものは他に類を見ないという認識です。
上に挙げたようなタイトルにおいて、インスト曲に歌を入れるのは、(公式にボーカルを当てる場合を除き)おそらく違和感を抱く方が少なくないかと思われます。
実際、特に東方Vocalの黎明期においては、東方界隈の中でも「ボーカルアレンジはNo」という方を見かけることがありました。
ただ、原作のメイン舞台である「幻想郷」について、重要キャラクターの一人が言った「幻想郷は全てを受け入れる」というセリフがあり(※)、その言葉どおりボーカルアレンジもだんだんと受け入れられていったのかなと思います。


※【Topics!】幻想郷は全てを受け入れる――
同人サークル「黄昏フロンティア」さんと合同で制作された外伝作品の『萃夢想』で、幻想郷の創設者の一人である八雲紫[やくもゆかり]の戦闘後にランダムで表示されるセリフの一つです。
ちなみに続けて「それはそれは残酷な話ですわ」と言っており、実は結構恐ろしい内容になっています。
原作に軽く触れているだけでは出くわさない可能性すらあるレアエンカウントなセリフですが、東方ファンには広く知られており、東方Projectの魅力をぎゅぎゅっと圧縮した珠玉の名言だと思います。


同人という裾野の広い世界の作品なので、メジャーで活躍されているアーティストたちと異なり「一定クオリティの担保」のようなものはありません。
ただ、どれも各制作スタッフさんたちの「好き!」や工夫、試行錯誤が詰まった曲になっているので、とても漁り甲斐のある世界です。
東方Vocalに絞っても楽曲数は10,000曲をゆうに超えるため、ガチれば一生の趣味になり得るボリュームとなっております。

楽曲数が多い分、カバーしているジャンルもかなり広いです。
電波出したりデスボ放ったりラップでレスバしたり三倍アイスクリィィィィィム!!!!!したりします(最後)
……いやあの、ちゃんとした音楽分類でも幅広く聞けますので、はい……
個人的には普通寄りの曲が好きなので、本記事のレパートリーも大体そんな雰囲気です。
有名どころで言うと、IOSYSさんの『チルノのパーフェクトさんすう教室』みたいなネタ曲は採用されない方針です。

実は、東方Vocal界隈からメジャーデビューを果たしたサークルもあります。
代表的なのは、現在もアニソン主軸に活躍されている「岸田教団&THE明星ロケッツ」さん。
『とある科学の超電磁砲』『ジョジョの奇妙な冒険』などのビッグタイトルでも採用されているので、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
東方Vocalとしても作風は変わらずですが、自分はそちらに慣れすぎてしまっていて、テレビから東方以外の曲が流れているのを聞くと未だに違和感が……
(ちなみに、あまり数はありませんが、型月作品のボーカルアレンジもあります)


楽曲紹介

ここまでの文字数がすでに3,000近いという事実に言い知れぬ焦燥感を覚えているところですが、そろそろ本題に入ります。
その前に、楽曲紹介のフォーマットだけ説明させてください。

基本情報
【曲名】※公式動画があればリンク貼ります
【サークル名】
【収録アルバム名】
【原曲名】
【カラオケ】※配信している機種があれば記載
評価 ※各項目☆☆☆☆☆~★★★★★で表記
【オススメ度】
総合的な評価です。
★が多いほどオススメしてます。
【前提知識】
楽曲の魅力を十分に感じるためにあらかじめ知っておきたい原作などの知識量です。
★が多いほど求められますが、その分すべてを理解したときの感動も大きい……はず。
【原曲度】
原曲ありの場合のアレンジ度合いを示します。
★が多いほど原曲に忠実です。
【雰囲気】
あんま音楽詳しくないので、軽い/重いくらいの雑な印象です。
メロディ、歌詞、再生時間などを複合的に評価します。
説明難しいですが、麺類で例えると「軽い=スープはるさめ」「重い=次郎系」みたいな。
★が多いほど重たくなります。
解説
クソ雑に所感と思しき供述をしていきます(てきと)
楽曲をより楽しむための予備知識は【Topics!】の形で適宜補足。

お目汚し失礼。
そんじゃま、団体1名様を「スキマツアー(※)」にご案内~


※【Topics!】スキマツアーとは?――
東方Vocal曲を集めたニコニコ動画の有名なマイリストのタイトルです。かつては界隈への入口として多大な貢献をしていました。
本記事でも恩恵にあやかってリスペクトと感謝の気持ちを込めてお名前をお借りします。


紹介記事一覧

3秒に及ぶ長考の結果、楽曲別に記事を作成することにしました。
詳細はそれぞれリンク先をご参照ください。
(併せてマガジンにも登録していきます)

記事は今後ちょっとずつ増やします。
次の記事まで少女祈祷中です。


おまけ.txt

サークル別紹介楽曲数

適宜更新。
note運営の河童さん、なにとぞ表機能の追加を……

Alstroemeria Records︰1曲
森羅万象:1曲

んで、筆者はどんくらい東方詳しいの?

こちら↓のとおり、ただの一般通過ニワカにございまする。
決して怪しい者では……

  • 原作ゲームは旧作や小数点、黄昏酒場含め全部触ってますが、実力はイージーシューターにも満たず、自力で見れたエンディングはあんまりない!
    『花映塚』でてゐHardクリアしたのがシューター人生のハイライトかも……

  • 秘封CDや書籍は全部買ってます。

  • 以降に記載の事情もあり、二次創作独自の文化についても多少の見識は持っているつもりです。

  • 『花映塚』と『風神録』の間の時期に、ニコニコ動画でコーエー三国志のプレイ動画を観ていたのが出会いでした(PC版は好きな画像で武将登録できる)。
    それまではあまりゲームのBGMに興味はなかったのですが、そこで流れていた原曲の『ネクロファンタジア』や『少女綺想曲』に衝撃を受けました。

  • 例大祭などのイベントはほぼ参加したことないです(人混み苦手)。誰かと一緒なら行けるんだけどなー?|д゚)チラッ 前(2023夏)に渋谷でやってた展示会でマスパはぶっ放してきました。

  • 二次創作はもっぱらニコ動で触れていて、最近は少なくなった手書き劇場をよく見てました。最近ニコ動見てたらですね(懐死)。今も続いてるシリーズだと『夜雀食堂』がまったりできてオススメです(が、夜中に見るとウマそうすぎてマズい)。
    あとはTRPG系や架空デュエルも結構漁ってます。
    ゆっくり解説は上述したように原作と無関係になりがちなのであまり見ないですが、キノコとか吸血鬼とかオリエント史とか文学作品とかSCPとかはお世話になっていて、決して避けてるわけではないです。

  • インディーゲームは『不思議の幻想郷』『東方幻想麻雀』くらいしか触ってないです。プレイ動画はチラホラ見てました(例︰美鈴くんがふっとばされるやつ、阿求がヌケニン互換になるやつ、世界樹っぽいやつ)

  • 東方Vocalは6000曲くらい持っていて、その中から厳選した500曲弱(厳選とは?)をWALKMANに突っ込んで今も楽しく聴いてます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?