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読んだ(稲森)

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忘れないよう読んだ本について紹介がてらまとめる。 過去に読んだ本も記憶を掘り起こしながら書く。
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2020年2月の記事一覧

「ゲーム音楽史」を読んだ

作業中はずっとゲーム音楽流してるぐらいゲーム音楽が好きなので読んだ。 ゲームハードを軸に章立て、各章の中でゲームソフトに用いられた音楽を語る、歴史書の構成としては紀伝体に近い形。 「スーパーマリオブラザーズ」「ドラゴンクエスト」から「東方Project」「にゃんこ大戦争」までのビデオゲームの歴史の中で、新しく使われた音源とその使われ方、表現技法、ゲームとの関わり方等、ゲーム音楽らしい話題が中心。 逆にコード進行みたいな音楽理論的な話や、そこから生まれる情緒といったエモい

「お化け屋敷になぜ人は並ぶのか」を読んだ

ストーリー性を盛り込んだ現代的なお化け屋敷を手掛ける著者による、お化け屋敷制作の舞台裏を明かす本。 謎解き好きとしてはSCRAPの「かくれ鬼の家からの脱出」「ある都市伝説からの脱出」の演出の人として知っていた。あと伊集院光のラジオでも何かで紹介されていた気がする。 トピックスとしては ・まず現代のお化け屋敷を概説し、・次にお化け屋敷で恐怖が生まれるまでのメカニズムを解説し、・人がお化け屋敷に金を払ってまで行く理由を解き明かし、・最後に「お化け屋敷プロデューサー」としての

「演劇入門」を読んだ

「幕が上がる」という高校演劇がテーマの映画が好きで、その原作者である平田オリザが書いた演劇論の本という事で読んでみた。 自分自身は演劇経験は皆無で、観る側としてはDVDで国内の演劇をいくつか観た事がある程度。 どんな本かと言うと、 これもいささか大胆な言い方になってしまうのだが、この本はまず第一に、戯曲を書くこと、演劇を創っていくことのためのハウ・ツー本である。 (Kindle版位置:13) と宣言されている通り作劇の手続きを再現可能なように言語化した本だった。「後