ニンジャスレイヤーTRPG ソロシナリオ「ボンサイ・コン」

◆はじめに◆

このシナリオはニンジャスレイヤーTRPG非公式の自作ソロシナリオです。

「ニューロンやワザマエの高いニンジャが活躍するシナリオが欲しい!」
「ソウカイヤクエストをやりたいが、しくじってケジメを命じられて名声が下がるクエストは嫌だ!」

というニンジャにおすすめのシナリオだ。

プレイ想定ニンジャの人数 :1人
推奨される能力および値  :作成直後ニンジャ~一度でもソロアドベンチャーを生き抜いたニンジャ
※【ニューロン】と【ワザマエ】が高いニンジャほど有利です
キャラクターロストの危険性:なし

更新履歴
2019/9/18 特別ルールを変更、特別ルール適用時のボンサイマンのステータスを追記。それ以外の内容を一部修正追記
2019/9/19 テストプレイの結果、あまりに特別ルールが長引くので特別ルールを撤廃してボンサイ対決のルール変更、A評価の報酬を上方修正

◆本編◆

泣く子も黙るソウカイ・シンジケートのニンジャである君は、最近ソウカイニンジャになったカーバンクルのニンジャアニマルのモレファシアから
ボンサイ・コンに出るためモレファシアと出展するボンサイの護衛を頼まれた。
このボンサイ・コン、最近ラオモト=サンがビズとして手を出し始めたボンサイ販売の新規ルート開拓も兼ねているらしく、重要視しているらしい。
そのため、このクエストはモレファシア伝いだがラオモト=サン直々依頼のクエストである。
もししくじればケジメは免れないだろうが、モレファシアはその心配はないと断言。
その言葉を信じ、君はモレファシアと共にボンサイ・コンへと参加するのだった…。
ネオアリアケ・インターナショナル・エキシビションホール
電子戦争以前はナードたちがウスイタカイホンを求めて夏と冬に集う祭典が行われていたというが、今となっては昔の話。
ボンサイ・コンの会場にはオスモウ・フォントで「和の心」「木のぬくもり」「オーガニック至上」という垂れ幕が下がっている。

「ドーモ。素晴らしいボンサイですね」

「ええ、最低でも【万札】100はしますわ」

ボンサイ・コンは展示会であると同時に、ボンサイを買い求めるネオサイタマの富裕層がやってくる場所でもあるのだ。
君もモレファシアと同じようにモータルのふりをして、富裕層の相手をしなければならない!

【ニューロン】でHARD判定を行う(ニューロンの値だけダイスを振り、5以上の出目があれば成功)
成功した場合:どうにかうまく富裕層の相手をすることができた。
失敗した場合:見当違いな話をしてしまい、モレファシアがフォローを入れて事なきを得る。
なお失敗・成功に関わらず、これを3回繰り返す。
【3回目の判定終了後】
右往左往しながらモレファシアと協力して富裕層の相手をしていると、ただならぬアトモスフィアを放つ着物姿の男がこちらへ歩いてくる。
隠してはいるものの、その漂うアトモスフィアからこの男がニンジャであることは想像するに難くない。

「ドーモ。リュウガザキ・ボンサイ・ドージョーのショウ・リュウガザキと申します。ボンサイを拝見してもよろしいですか?」

モータルの振る舞いをしているが、この男がニンジャであることは同じくニンジャである君もすでに勘付いているだろう。
ニンジャであることを断言すべきか、それともこちらもモータルになりすまして対応するか?君はどうする?

ニンジャであることを断言する場合は【ニューロン】でHARD
モータルになりすまして対応を続ける場合は同じく【ニューロン】で
U-HARD判定(ニューロンの値だけダイスを振り、6の出目があれば成功)をそれぞれ行う。

ニンジャであることを断言することに成功した場合

「見破られては仕方がありません、イヤーッ!ドーモ、ボンサイマンです!
ゴウランガ!先ほどまで着物姿だったショウ・リュウガザキは緑色のニンジャ装束に「剪」「定」と刻印された深緑色のメンポを装備したニンジャ、ボンサイマンになった!

「アイエエエ!?」「ニンジャ!?ニンジャナンデ!?」「コワイ!ゴボボーッ!」
突如のニンジャの出現に、君とモレファシア以外の参加者や警備員、スタッフは急性ニンジャリアリティショックを発症し失禁!絶叫!嘔吐!の
アビ・インフェルノ!


「最近とんでもないワザマエを持つボンサイ職人が居ると聞いてボンサイ・コンへ来たのが功を奏した。ボンサイ勝負をしてもらおう!」

ボンサイマンは君とモレファシアにボンサイ勝負を挑んできた!

ニンジャであることを断言することに失敗した場合

「私がニンジャ?面白いことを言われるお方だ、またいずれお会いしましょう」
ショウ・リュウガザキはそうはぐらかし、別のブースへ行ってしまった。
なお、別のソウカイニンジャが巧みなセールストークで、モレファシアが展示用とは別に持ってきた販売用のボンサイを完売させたためケジメはないだろう。
ボンサイ・コンは無事に終了した。
【エンディングCへ】

モータルになりすまして対応を続けることに成功した場合

「ハッハッハ、ネオサイタマにこんな逸材のボンサイ職人がおられるとは思いもしませんでしたな。今度私のボンサイ・ドージョーへいらしてください」
ショウ・リュウガザキはニンジャであることがバレずに一安心したのか、モレファシアだけではなく君にも熱い握手を交わして名刺を渡して去っていった。
うまく信用させればソウカイヤに恭順させ、資金源とすることができるだろう。
【エンディングBへ】

モータルになりすまして対応を続けることに失敗した場合

「私の目は誤魔化せませんぞ。ドーモ、ボンサイマンです!
ゴウランガ!先ほどまで着物姿だったショウ・リュウガザキは緑色のニンジャ装束に「剪」「定」と刻印された深緑色のメンポを装備したニンジャ、ボンサイマンになった!

「アイエエエ!?」「ニンジャ!?ニンジャナンデ!?」「コワイ!ゴボボーッ!」
突如のニンジャの出現に、君とモレファシア以外の参加者や警備員、スタッフは急性ニンジャリアリティショックを発症し失禁!絶叫!嘔吐!の
アビ・インフェルノ!


「最近とんでもないワザマエを持つボンサイ職人が居ると聞いてボンサイ・コンへ来たのが功を奏した。ボンサイ勝負をしてもらおう!」

ボンサイマンは君とモレファシアにボンサイ勝負を挑んできた!

ニンジャデータ公開

ニンジャ名:ボンサイマン
【カラテ】:1
【ニューロン】:4
【ワザマエ】:4
【ジツ】:0 
【体力】:1
【精神力】:4
【脚力】:2

◆ボンサイ勝負◆

君はモレファシアのサポートを受けながらボンサイマンとの勝負に挑まねばならない。
判定はお互いに【ニューロン】+【ワザマエ】のU-HARD2(6出目2つで成功)判定で行い、成功数が多いほうが1本取ることができる3本先取勝負。
なお、サイバネアイや生体LAN端子などの装備、生い立ちやスキルによるダイス・能力補正は受けられる。
ただしダイス振り直しや難易度減少は無効。

ボンサイマンとの勝負に勝利した場合

「マ、マイリマシタ!まさかソウカイヤの方であられましたとは初耳です!」

ボンサイマンは君たちの実力を認めると同時に、ソウカイニンジャであることを知ると今後ソウカイヤにドージョーのボンサイを卸した上で
売上の9割をソウカイヤにミカジメ・フィーとして納めることを約束
した上で、その場でマキモノにラオモト=サン宛の念書を書いて命よりも重いハンコを捺印!
これはキンボシ・オオキイだ!すぐにトコロザワ・ピラーに戻ってラオモト=サンへ報告しなければ!
【エンディングAへ】

ボンサイマンとの勝負に敗北した場合

「あなた方は負けてしまいましたが、良き勝負でした。今度チャをご馳走しますので私のボンサイ・ドージョーへいらしてください」

ボンサイマンは敗北した君たちを労い、ドージョーの名刺を渡して去っていった。
モレファシアはどこか悔しそうな表情をしているが、あのニンジャとのパイプを作るきっかけができたならば、いずれ恭順させるチャンスはあるだろう。
【エンデイングBへ】

◆エンディング◆

「ムッハハハハ!よくやった、話は聞いているぞ!」

君とモレファシアの努力の甲斐あってか、持っていった販売用ボンサイが完売したためラオモトの機嫌は上々だ。
一説では、今日のボンサイ・コンだけでソウカイヤは1億円近い売上を得たという。

「こうしてキサマらを呼んだのには理由があってのこと、ワカルな?報告せよ、タイム・イズ・マネー!」

A評価.ボンサイマンを恭順させ、ソウカイヤへのボンサイ卸入れとその売上の9割をミカジメ・フィーとして納めることを約束させた。
【余暇】1日、【万札】30、【名声】+1

B評価.ボンサイマンとそのドージョーとパイプを作り、いずれ必ず恭順させる手はずを整えた。
【余暇】1日、【万札】15、【名声】は変動なし

C評価.ボンサイマンとはエンカウントしなかったが、ボンサイ・コンでのボンサイ完売に貢献した。
ラオモトは前述のセリフを言わず、君に【万札】10を無造作に投げつけてさっさと部屋を出いていくよう命じる。

オツカレサマドスエ!

あなたのニンジャの評価はどうでしたか?
ボンサイマンを恭順させることに成功しましたか?
ではまたいつか!

◆忍◆
ニンジャ名鑑#XXX
【ボンサイマン】
リュウガザキ・ボンサイ・ドージョーのマスターでモータルネームはショウ・リュウガザキ。
とある富裕層の無茶苦茶な要求でカロウシした際にニンジャソウルが憑依。
緑色のニンジャ装束に「剪」「定」と刻印された深緑色のメンポで顔を覆っている。
通常時はモータルの服装で居られることから、憑依したソウルは高位のものと思われるが詳細は不明。
◆殺◆

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?