[驚愕]実は理系の方が感情的だという話

こんにちは、こんばんは!

某大手電気メーカーで研究・開発の仕事をしている
ごろーです。

今回のタイトルについて、
世の中の一般的な認識が

文系=感情的
理系=理論的

と思われているのを前提として、
学生時代を理系高等専門学校、理系大学院で過ごし、
現在は電気メーカーの開発職勤務といった、
典型的な理系の世界で生きてきた僕の目線からお話していきたいと思います。

ここで言う理系とは「モノづくりに関わってる人」という意味でお話ししていきます。

いきなりですが、
モノづくりをする時のスタート地点は何かというと、

「こんなの作りたいんですけどーー!!」


っていう技術者の「思い」や「感情」だったりします。

いかがでしょう?
この時点で既にめっちゃ感情的だと思いませんか?笑

もちろん、この「作りたい!」という感情を製品などの「形あるモノ」にしていく為には理論的に道筋をたてて作業していく必要がある為、
理論的な思考はモノづくりにおいてとても重要です。

モノづくりの進め方について少しお話ししますと、
先ほど書いた様にスタート地点は単なる感情ですが、
企業や大学等の環境下でそう言ったモノづくりに関わり始めると次に聞かれるのは、

「この開発は社会にどういう影響を与える事ができますか?」です

なぜかと言うと、
モノづくりにはどうしてもお金がかかる為、
自分の持ってる資金だけで進めるのは難しいので国や企業に助けてもらえないと進める事ができないのです。

だから協力をしてもらう理由を作ってお金を出して頂けるようにお願いするんです。

しかしお金をだしてもらえたとしても、
「お金出したんだから私の意見も取り入れなさい」なんて言われるのはしょっちゅう。

だから開発を進めていくと自分が本当に作りたかったものとは全然違うモノになっていったりします(すいません。単なる愚痴です笑)。

だけど技術者が本当にやりたい事は自分が頭の中に思い描いたモノをそのまま世の中にアウトプットする事なんじゃないかと思うわけです。

技術者のやりたい事=世の中に良くする事

だったら最高ですね。


話を戻しましょう。
僕の経験上、優秀な技術者の方が感情的に自分の作りたい物や、
やりたい事を発信する感情人間です。

感情剥き出しでやりたい事を周りにアピールするから協力者が集まってくるので、
結果として成果に結びつくのだと思います。
(国や企業さえもそのエネルギーを使って平気で動かします)

スティーブジョブズの映画とか見て頂いたらわかると思うのですが、
本当にめちゃくちゃです(前の記事でもジョブズの事を書いた気がします。ジョブズ好きです笑)

じゃあなぜ、
理系は論理的のイメージが一般的にもたれているのでしょうか?

僕が思うに、
多くの理系の子は学生時代の経験として「関わる人間の数が圧倒的に少ない」から、だと思います。

というのも、
研究室に入るとどうしてもパソコンや実験装置などに向き合う時間が多くなりがちなので、
よっぽど意欲がないとバイトやサークル活動に時間を割くのも難しかったりします。
結果、研究室の人としか話さない生活になったりします。
新しい人と出会って話す時間が少なくなりがちなのです。

何をかくそう僕も、
高等専門学校時代は7年間同じメンバーと同じクラスでしたし、
大学院では研究室にずっと引きこもってたのでサークルや部活に参加する時間もとれず、
企業に入ってから最初の方は会社の人としか会話しませんでした。

使ってない筋肉が劣化していくのと同じで、
意識して使ってないと人とのコミュニケーション能力も劣化していくんです。
経験値不足ですね。

要は感情を出す事に「慣れてないだけ」だと思います。そしてそういう人は感情が読み取りにくいから、感情的と反対の論理的に無理やり当てはめられてるんだと思います。

でもこれって在宅ワークが普及してきた昨今でしたら理系に限った話ではないと思いませんか?

企業が就活で求める能力は毎年ぶっちぎり1位は「コミュニケーション能力」だったりするわけですし。
みんなコミュニケーション能力が劣化していってる恐ろしい世の中です。

とはいえ理系、文系、関係なく仕事でもプライベートでも。誰かに自分の思いを伝えるのはとても大事な事だと思ってます。

その為にも日々自分の思いを伝えるように練習したり磨いたりするのは大事だなと思います。

僕は運良く色々出会いに恵まれた為、
こうして自分の伝えたい事がある程度言語化出来る様になりました。

そんな事もまた機会があれば書きたいなと思います。

ではまた次の記事でお会いしましょう。

ごろー


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