TSMC 7月売上高(2024/8/9発表)
TSMCが、7月の売上高を発表しました。前年比で+44.7%増加して2569億台湾㌦でした。AIサーバー向け半導体などの販売が好調だったものと見ています。スマホ向け半導体からの寄与もあったものと見ています。これで、今年の1~7月の売上高は、前年比で+30.5%の1兆5231億台湾㌦となりました。
7~9月の会社ガイダンス(7/18発表)について、売上高は前年比で+35.5%増加の7410億台湾㌦(米国㌦ベースの売上高の会社ガイダンスは224~232億㌦で、前提となる為替レートは32.5台湾㌦/米㌦)とされています。これに対して、市場コンセンサス予想は前年比で+37%増加の7474億台湾㌦となっています。7月の売上高伸び率+44.7%で、TSMCは幸先の良い7~9月期スタートを切った事になります。
TSMC:
月次売上高(百万台湾㌦)前年比
24/01:215,785 +7.9%
24/02:181,648 +11.3%
24/03:195,211 +34.3%
24/04:236,021 +59.6%
24/05:229,620 +30.1%
24/06:207,869 +32.9%
24/07:256,953 +44.7%
7/18の決算説明会において、同社マネジメントは「Q3に向けて、当社の最先端プロセス技術に対するスマホやAI関連の旺盛な需要に支えられると予想している」「顧客からAIやスマホに関連した強力な引き合いがあり、TSMCにとって2024年が強い成長の年になる」としました。また、同社は年間売上高の予想について、従来の「前期比で20%台前半~半ばの増収」から「20%台半ばをわずかに上回る増収」に上方修正しています。同時に2024年の設備投資計画について、従来の「280~320億㌦」から「300億〜320億㌦」へと下限を切り上げました。尚、半導体市場全体(メモリーを除く半導体市場)の成長率予想については、従来の「10%前後」に据え置いています。
週足の株価チャートをチェックしておきます。
今回はここまでです。
お読み頂き有難う御座います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?