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モテキ

お久しぶりです。アラブ人豪邸で家政婦してますGoldriceです。

こちら雪国、外はまだごっつり雪が積もっていますが家の中はぬくぬく、Tシャツと短パンでも暑いくらい。自分で温度設定できないアパートなので地球温暖化に逆行していてすみません。そんな中植物の体内時計も狂うんでしょうか、せっせと新芽を出して日々大きく育っていてうれしいです。ちょっとずつ変化するっていうのがまたいいんですよねえ。


アラブ人宅へは土曜丸一日と平日2,3時間というペースでお邪魔していて、お家はかなりきれいに保たれています。洗濯ものが溜まることも階段が猫の毛だらけということもありません。パパとママのタンスの中はいつもお洋服や靴下なんかがぎちっときちっと詰まっていてちょっとした満足感があります。家政婦冥利に尽きると言っていいのかわからないけれど。

そんな自称優秀家政婦の私にモテキがやってきました。私はアラブ人ママと無料の家政婦登録サイトで出会ったわけなのですが、そのプロフィールをそのままにしているんです。5か月以上なーんの音沙汰もなかったそのサイトから先週2件同時にお問い合わせが。もういっぱいいっぱいなんだけどなーと思いつつ、一件本業の職場の目と鼻の先だったので、仕事の後3時間くらいでいいなら考えますとお返事したらそれでもいいとのことだったので今朝面接をしてきて数時間後には来てくださいとのお返事。

あらー、仕事詰めちゃったわーと思っていたら、先のサイトからまた別の人、これは私が仕事を探している時こちらからコンタクトを取った近所の人なんですが、時間がないと断ったら、余分に払うからとまで言ってきて、どうしたんでしょうか、ここへ来てこのモテモテ。それはお断りしましたが、2,3日の間の出来事です。

本業の方が人が変わったりでストレス掛かってきていたので、気持ちを他へそらすのは私に限ってはいいこととわかっているので渡りに船というところでしょうか。

新しいクライアントさんは、何のお仕事かわからないけれど国家公務員ですと仰るママで、二人のティーンズのお子さんと市街ど真ん中のお家。3LDKに地下と囲われた庭の付いた、隣の家とくっついている二世帯のような典型的な古い造りのお家。トイレは二つ。部屋の大きさもこじんまりしていて、古い家なので床材などが質の良い木材でできています。ナショナルギャラリー(国立美術館)や、大きな大使館街から徒歩5分ほどというこの立地、親の代から持っているのでない限り、なかなかのやり手でないと住めないと思われます。ちなみに小さな国の大使館は市内にゴロゴロ点在していますので私は○○〇大使館のお隣に住んでいたことがあります。小さな国って言ってすみません、けれど普通の民家をセキュリティ掛けて使っている感じで。

こちらでは古い家は手入れがされていれば価値の高いものです。アラブ人ご家庭のように郊外の比較的新しいモダンな大きな家に住み、クルマ、2,3台を持つ生活か、新しいクライアントさんのように車を持たず(持ってもいいけど)、市中心に住むという選択があります。私のように仕事は市中心だけれどクルマは必要、ガッツリ稼いでいない、とあれば市内だけど中心からは外れたところに住むようになるわけです。

新しいクライアントさんのお話はまた。私が一目ぼれしたチャーミングなお家に明後日お邪魔してきます。

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