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RTA in Japan - Pump It Up INFINITYの登場した譜面の一部コアな解説

はじめましてのかたは はじめまして
そうでないかたは こんにちは or こんばんは or おはようございます。

すーと言います。
RTA in Japan 2023の中で『Pump It Up INFINITY』というゲームがあり
そのゲームのミッションカテゴリにおけるちょっと深掘りした解説的な記事を書こうかなと思っています。

「お前誰や!」となってる方もいらっしゃると思いますので
Pump It Up関連の軽い自己紹介をしたいと思います。

自分はPump It Upは2017年頃から現在までやっています。
いつからか個人で筐体は用意しており、そこで一生やっていたら
音ゲーでよく言われる「一番難しいのやって!」と言われる難易度のモノは
実はシングルダブル含めて出来ていたりします。

2022年頃から色々あって休止していましたがまた再開している身です。

自分はPump It Up NXAというゲームのWorld MAX(今回きのさんが走られたMISSION ZONEのようなもの)で100% Clearというカテゴリを86時間で走っていました。

Pump It Up INFINITYはRTA的なものは走っていませんがミッションはクリア可能なミッションは全部クリアするまでやりました。
有識者にしか伝わらないんですけどFire Pillar(Not charged)でA出したのは相当頑張った…

さて、「どうして深掘り?」「配信中以外に解説した事以外に何かあるの?」
と思われる方が大半だと思いますので、このゲームの事について少々説明します。
このINFINITYというバージョンはRiJの配信内で少し話にあがっていましたが韓国から販売されている本筋のバージョン(本家シリーズと呼ばれる)とは違い、アメリカのプレイヤー達がANDAMIROから認可を得て作製し、
それをANDAMIRO社からスピンオフ作品として販売したのがPump It Up INFINITYです。
つまるところこれって言ってしまえば同人ゲームなんですよ。
近いものだと黄昏フロンティアの東方の格闘ゲームになるでしょうか。(あちらは大元の作品が同人ではありますが)

そんなこともあってこのゲームのコンテンツは本筋のPump It Upの作品からリスペクトされたもの、オマージュしたモノなんかがいっぱいあります。

今回はソレを解説しよう!というような記事ですね。
走ってる最中にこれを説明していると喋ってる間に次の譜面に行って肝心の譜面が解説出来なかったり、日本国内の知名度で言えば見てる側からは言われてもなんのこっちゃという内容なので本番では無かったわけです。

そして今回使わせていただく動画はPump It Up INFINITYの開発者でINFINITYの譜面確認動画をアップロードされているV.KIMさんと私自身が過去にアップロードした動画、韓国のNEVSISTERさんの動画使わせていただきます。

ここまで長くなってしまいましたが、いっちゃいましょ~~~!!

まずはRTA in Japan 公式YoutubeアカウントのPump It Up INFINITYのアーカイブ映像を貼っておきます。

走者はきのさん。
解説はYUDAIさんとSENZOMODSさんです。
こちらの映像や解説を見つつ聞きつつ以下の内容を見ていただけたらなーと思います。

Mini Ehne

こちらのEhneとはとある譜面作成者の名前で、この譜面の大元になった譜面のミッションの名前でもあります。
そしてこの譜面はそのミッション譜面を忠実に再現したもので、その曲がDeja Vuのフルソング(フル尺)の譜面です。
それを通常尺の音源に譜面を置いたのでMini Ehneとなっているわけですね。

この譜面と比較して見てください。
曲の同じ場所では譜面もギミックも一致しています。

この大元になったミッションのちょっとした小話なのですが
このミッション、定期的に譜面が分岐するんですけどもする場所が頻繁に登場する上パターンも結構あるので割とマジで100万通りかそれ以上のパターンがあります。

これは私が過去にアップロードした動画です。
撮影した動画全てが一度も譜面が同じになることはありませんでした。

The Fabulous Game

本番中にきのさんが何度かプレイしていましたね。
このゲームのミッションの全体で見ても視認性という点ではかなり悪いミッションです。
ハイスピもやたらと遅いしノーツスキンは1680万色のサッカーボールだし手を使わないといけない配置があったりで「これは一体なんですか?」となる譜面ですがこちらも元になったというか、インスピレーションされた譜面があります。

それがこちらです。

何故あのミッションがサッカーボールで手を使う配置があったのかはお察し頂けたでしょうか。
そしてこの曲はFor YouなのでINFINITYではParty「For You」が使われたわけなんですね。

ちなみに解説していたYなんとかIさんに僕はこのThe Fabulous Gameを完全初見でやらせたのですが初見で突破されました。
問題の手でくる場面のことで「あれ初見で見切れました?」って聞いたら「なんか足で押せない配置だな~って思って 試しに手を使ったらそれが正解でした」って言われたの今でも覚えてます。
だってそんな返答きいたことないもん。

Brain Shower

クイズゲーム(物理)です。
僕らの周りではSDVXなんかでどっちのつまみから始まるのかわからなかったりする譜面のことをクイズ譜面って呼んでるんですけど本当にクイズをする譜面です。
こちらはPump It Up NXAというバージョンにあったBrain Showerモードというもののリスペクト作品です。
このBrain Showerは本家シリーズのPump It Up FIESTAというシリーズにもありました。

ゆうだいさんとSENZOさんの解説でもありましたが
Pump It Up INFINITYのBrain Showerは問題は固定です。
ただし回答場所はランダムになります。
Pump It Up FIESTAは問題はランダムですが、回答場所が毎回同じ場所になっています。
Pump It Up NXAは問題はランダムですが、回答場所もランダムです。

本家シリーズには計算問題以外もあったりします。

きのさんはINFINITYの全てのBrain Showerを走っていましたが
INFINITYのBrain Showerは少し特殊でミスやBADを出しすぎると回答するパネルが何故か消えます。
(おそらくですが問題が出現してから回答パネルが出る直前までの達成率に依存してる)
なので最初にプレイしていたDMA's Perfect Math Class以外は譜面が普通に難しいのでちゃんと踏まないと大事故が起きてしまうんです。

ちなみにDMA's Perfect Math Classの譜面ではなく問題を担当したK//Eternalさんは何を血迷ったのかNOSIZという自身が開発を行っている音楽ゲームと弾幕シューティングゲームを合わせたゲームでそのミッションの同曲を収録した際にクイズゲームにしやがりまして
その問題が一番上の難易度がDMA's Perfect Math Classの比にならない程終わってます。
しかもフルソングなのでクッッッッッッソ尺が長い。

聞いたことねえよ三角関数とかニアリーイコールだす音ゲー
ありえません…

Another Lie

こちらのミッションはとある譜面がベースになっていて
フェイクノーツがゴチャゴチャしてなんも見えない!ってなっても
そのベースの譜面の通りに踏めばフルコンボ(というか理論値)を取れてしまいます。

といってもこの元の譜面も7にしては結構凄い配置をしてるので初心者にはオススメ出来ない譜面だったりします。

タイトルのAnother Lieについて これはかなりマニアックな話になります。

この曲のタイトルはAnother Truthなんですが実はこれって正式な名前ではなく、「最後の手紙...それさえ偽り:もう一つの本気」(日訳)みたいな曲名で
サブタイトル的な奴がAnother Truthなんですよ。
これもまた原曲があって「最後の手紙、それすら偽」のPart2でPart1の曲名は「本気」だそうです。
なのでちゃんとした英訳タイトルはAnother Lieが正解っぽくて、Google検索とかでかける場合はAnother Lieだとちゃんとヒットします。
Another Truthだと全然出ないしPIUとかPump It Upとか単語を入れてもパンプの事しか出てきません。

このミッションをプレイする直前にSENZOさんからロード画面の写真の話がありましたが
実は僕もいます。
不思議なことにこの写真を撮影した時って自分は一切パンプをやってない(それどころか知らない)だったのになんでいるんだってレベルで
知人に秋葉原でDDRをした後に連れてかれて、何故か写真撮影するっていうんで一緒に写ろうみたいなことを言われて写ってました。

なんで?

Jonathan's Nightmare

初プレイの映像をツイッターに自分が貼ったら大人気でした。
RTA in Japanでも大人気だったようです。

この曲はPump It Up FIESTA EXというバージョンで初めて収録された版権曲で曲名や歌詞からリチャード・バックのかもめのジョナサンが元になっていると思います。
それもあってかこの曲は曲が始まってから終わるまで終始画面の真ん中にカモメが一匹飛んでるだけのBGAでした。

そしてPump It Up INFINITYの最終アップデートで本家シリーズには収録されていないJonathan's Dreamのフル尺が追加されることになりティーザー映像を見てみたら…

初見のユーザー「なんだい?これは?????」

BGAは同じものを使い回しかと思えば態々新規で書き下ろして専用のノーツスキンを用意し、専用のLua(スクリプト)を用意するなんて思わないだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

Pump It Upは毎度恒例なんですけどそのバージョンの最後のアップデートになると「最終アップデートだから何してもいいか~笑」みたいな感じでとんでもないもんをぶっ込んでくるゲームなので何かしてくるんだろうとは思いましたけども

にしてもこれはやりすぎだろ!!!!!!!!!!!!!!!
ちなみにこのミッションをクリアするとこのミッションで使ったカモメスキンが通常のプレイで使えるようになります。


以上をもちまして解説というか、説明になっちゃいましたけど
終了させていただきます。

メイドインワリオとかトーンスフィアとかも色々あるんですがこれ以上長くなっても読んで頂く側も大変だったりするし、本家シリーズからのコンテンツをベースにした譜面やギミック、ミッション名なんかは色々ありますが
またどこかで書けたらいいなと思います。

こんなところで言うのもどうかとは思いますが
走者のきのさん、解説のYUDAIさん、SENZOさん お疲れ様でした。
走者はもちろんですがこのゲームは他のゲームに比べて解説は大変だと思います。
如何せん日本国内では知名度はかなり低いモノですので説明がとても難しいし、途中何をしているのか解らない部分もあると思いますが、それを視聴者にも解るように砕いて説明したり、視聴者のペースに合わせ一体感を持って配信を進めていたのを見て、素晴らしいと思いました。

Pump It Up INFINITYのMISSIONはきのさんが今回走ったミッション以外にもあったり通常の譜面も面白い譜面がいっぱいあるので是非YoutubeでPump It Up INFINITYで検索してみてください。
動画を使わせていただいたV.KIMさんの譜面動画やプレイ動画など色々見つかると思います。

また何かINFINITYで気になったりすることがあったら自分に聞いてください。
普通の人がみたらわからないことだったり見てもよくわからないものは結構あるので質問していただけたら自分が解ることであればお答えします。

5000字をそろそろこえそうなので
この記事は締めにさせて頂きます。

記事を少しでも見ていただいた方、ここまで読んでいただいた方
ありがとうございました。

それでは また


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2023/08/21 - 5:35
追記:書くのを迷っていたXenesis Fragmentについて書き足すことにしました。

こちらのXenesis Fragmentですが、譜面自体に何か元ネタ等があるわけではなく、Pump It Up NX [New Xenesis]という作品の譜面からインスピレーションを得てる譜面です。

当時の譜面を知ってるとこのゲームの既存プレイヤーは「あ~なんか見たことあるぞ~」となる譜面になってるわけですね。
色々な人の譜面のコンセプト配置を多様している譜面です。
上記に記載されているEhneさんの配置も実はあったりします。

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