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【イベントレポート】 +NARUの人気イベント「詳しくない趣味をシャベル会」って!?

+NARUで開催している「詳しくない趣味をシャベル会」。誰でも気軽に楽しめるこのイベントは、過去6回の開催で70名以上の方にご参加いただいた、+NARUの人気イベントです。今回は、そんな「詳しくない趣味をシャベル会」がどんなイベントなのかをご紹介します!

そもそも詳しくない趣味をシャベル会って?

「詳しくない趣味をシャベル会」(ちょっぴり長いので、以下「趣味シャベ」と書きますね)を簡潔に説明すると、詳しくなくても、自分の好きなものを堂々としゃべって良いよね!?みんなでしゃべろうよ!というイベントです。

「あなたの趣味はなんですか?」
日常生活のなかでよく聞かれる定番の質問ですが、専門的な知識がないと「趣味」を語ってはいけないような空気を感じて、答えに詰まってしまうことってありますよね。

ですが辞書で「趣味」という言葉を調べてみると、「専門としてではなく、楽しみとしてする事柄」と書かれています。つまり、専門的な知識や経験がなくても、好きで楽しんでいる事柄は、それだけで立派な趣味なんです!!

趣味シャベでは、「あんまり詳しくないから趣味って言わないほうが良いかな」、「詳しくないのに好きって言ったらにわかだと思われちゃうかも」という余計な心配は必要なし!!自由気ままにおしゃべりしながら、心のなかに閉じこめてしまった「趣味のタネ」をみんなで掘り起こしていきます。

趣味シャベだからこそしゃべれる思い

趣味シャベは、近くに座った方と「どんな趣味があると良さそう?」というテーマで2~3分程度おしゃべりすることから始まります。知り合いと一緒に参加してくれた方は席を移動し、はじめましての方と話してもらうようにしています。

場が温まったら、ゲストスピーカーによるおしゃべりタイム!ちなみに趣味シャベでは、ゲストスピーカーさんのことを「ゆるっとシャベル人」と呼んでいます。毎回3~4人のゆるっとシャベル人が、参加者さんの前で詳しくない趣味についてゆるっとおしゃべりしています。

ゆるっとシャベル人には事前に簡単なプロフィールをもらうのですが、「まっっったく詳しくないですが、ただただ『好き』という気持ちだけでしゃべります~♡」、「なんの知識もないのですが僕のねばねばに対する想い、聞いてもらってもいいですか?」などのコメントを添えてくださる方もいて、趣味シャベだからこそ話せるテーマを選び、参加を楽しみにしてくれてることが伺えます。

おしゃべりタイムが始まると、生粋のインドア派の女性が最近通い始めてドはまりしている「暗闇バイクジム」についてしゃべったり、とにかくねばねばした食べ物が好きという男性が「ねばねば」への愛を熱弁したり、町中華ならぬ「町蕎麦」が好きな男性がこれまで通ったお店の箸袋コレクションを見せてくれたり、「左官」のセットを持参して塗装を体験させてくれたりと、個性的な詳しくない趣味が勢ぞろい。

詳しくないから誰かに話したことはあまりないけど、好きな気持ちだけはめっちゃある!!そんな思いを爆発させて、個性的なスライドを作ったり、詳しくない趣味を実践したり、持参したアイテムを披露したり、皆さん熱量たっぷり、時間たっぷりおしゃべりしてくれます。そんな熱量に影響され、参加者さんが声を出してリアクションをしたり、優しい野次を飛ばしたりと、毎回このあたりからかなり和気あいあいとしたムードになってきます。

1人5分のおしゃべりタイムが終わった後は、参加者さんからの「もっと掘りたい」、「広げたい」と思った質問を受け付けます。漫画「島耕作」についておしゃべりした回は、意外と知らない島耕作の男らしい生きざまに触れた男性陣から、質問が止まらなくなったこともありました。

これまでゲストスピーカーの皆さんがしゃべってくれた趣味の数々は、趣味シャベHPご覧ください!

趣味のタネを掘り起こす

人の話を聞いていると、自分もおしゃべりしたくなるのが人間の性。しゃべりたくてウズウズしてきたところで、参加者の皆さんにも、詳しくないけど好きなもの「趣味のタネ」を、1つ紙に書き出します。その後近くの人と3~4人組をつくり、1人3分ずつ自分の趣味のタネについておしゃべりをします。この時に、聴く側の人には「その趣味に興味がある自分になりきって、普段の3割増しでリアクションをすること」というルールを設定しています。こうすることで、1人1人がより気持ちよくおしゃべりできるようにしています。

グループ全員がしゃべり終わったら、メンバーを変えて同じことをもう1周行います。おしゃべりタイムの3分はストップウォッチで測っていますが、タイマーが鳴ってもお話が止まらないことがほとんどです。「もうちょっとしゃべりたいのに…」という余韻が残るくらいの時間で、次の人にバトンタッチする仕組みにしています。

もっと聞きたい趣味のタネに投票

おしゃべりタイム後は、参加者の皆さんの「趣味のタネ」のなかから「もっと話を聴きたい」と思った1つ選んで投票してもらいます。投票が多かった上位3つの趣味を発表し、選ばれた人が興味を持ってくれた場合は、次回以降にゆるっとしゃべる人になって皆さんの前でおしゃべりしてもらうという循環が生まれています。

趣味シャベ終了後

趣味シャベが終わった後は、毎回ほとんどの方が、時間の許す限り+NARUでおしゃべりをしてから帰っています。1人3分の持ち時間で話しきれなかったこと、聞ききれなかったことなど、あちらこちらでおしゃべりに花が咲き、まさに「趣味シャベだなぁ」と思う空間ができあがります。この時間のおしゃべりから、意気投合して飲み友達になったり、+NARUで新たなイベントの企画が生まれたこともありました!

趣味シャベから生まれたイベントの一つが、Vtuberの生配信ドッキリイベント。趣味シャベに2度参加し、ゲストスピーカーもしてくれた参加者さんがVtuberであることが判明し、みんなで盛り上がっておしゃべりしているうちに、企画ができあがりました。

イベントの内容は、「3周年記念配信で急に視聴者が増えたら、相方はどんなリアクションするのかドッキリ」。普段は離れた場所に住んでいる相方さんと2人で週に1度の生配信を行っており、チャンネル登録者数は3人。記念生配信当日は、趣味シャベで知り合いになった方々が+NARUに集まり、配信の様子を見守りながら次から次へとコメントを書き込み、ドッキリ企画を盛り上げました。

趣味シャベの設計

6回目時点の趣味シャベの流れはご覧の通り。皆さんにたくさんおしゃべりをしていただけるよう、回を重ねるごとに少しずつ、イベントの構成を変化させてきました。

➀アイスブレイク
➁ゆるっとシャベル人によるおしゃべり
➂趣味のタネを書いてみる
④グループに分かれて趣味のタネについてシャベってみる
➄メンバーを変えて④をもう1度行う
➅もっと詳しく聞きたい趣味のタネに投票する
⑦身近にいるおもしろい人を思い起こしてみる

そのなかの一つが、②ゆるっとシャベル人によるおしゃべりタイム。第2回目までは1人あたりの持ち時間を10分に設定していましたが、ゆるっとシャベル人になるハードルを下げるため、そして後半のおしゃべりタイムで参加者の皆さんにたくさんおしゃべりしていただくため、2回目以降は1人あたりの持ち時間を5分へ変更しました。

日本橋と趣味シャベ

趣味シャベの最大の特徴は、とにかく参加のハードルが低いこと。家や職場が日本橋にありたまたま通りかかった方が、ふらりと+NARUに立ち寄ってそのまま趣味シャベに参加してくれたこともありました。

趣味シャベをきっかけに+NARUを知った方は、会員となって+NARUの他のイベントに通ってくれることも多く、日本橋の関係人口創出にもちょっぴりお力添えができているのではないかと思います。

趣味シャベの目的は、「好きなだけじゃダメなの!?」と言えずに胸の奥にしまい込み、日々のやるべきことに追われているうちに、埋もれてしまった趣味のタネをみんなで掘り起こしていくことです。
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やるべきことを頑張った1日の終わり。家族でも友達でも仕事仲間でもない、また会うかもしれないしもう会わないかもしれない誰かとおしゃべりすることで、思いがけない「好き」が芽生えて、あなたの人生が豊かになったら……。そんな思いで、これからも趣味シャベを続けていけたらと思っています。

なんてちょっぴりそれっぽいことを書きましたが、
「詳しくないけどとにかく好きなんだ!ハマってるんだ!!聞いてくれ!!」そんなパッションを持っているあなたは、ぜひ気軽に趣味シャベに遊びにきてください。
日本橋で、皆さんのご参加をお待ちしています!

文・写真/橋本彩香

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