はじめましてゴールデンボックス ボードゲームアワードです
皆さん、はじめまして。
ゴールデンボックス ボードゲームアワード運営委員会です。
「また、新しい賞が現れたぞ!」と身構える方も多いかと思います。
この記事では、わたしたちの紹介と賞の在り方の説明、そしてノミネート作の発表をしますので、ぜひ肩の力を抜いて読んでください。
ゴールデンボックス ボードゲームアワードとは
ゴールデンボックス ボードゲームアワードは、ボードゲーム業界の健全な発展を目的に、デザイナーをはじめとした従事者を評価し、その活動を讃えるための賞です。
6名の運営委員会はデザイナーを中心に構成されており、運営委員会が声掛けを行って集まった約40名の準備会の会員もデザイナーが中心となっています。
受賞作は準備会の会員により推薦作を広く募集し、運営委員会にてノミネート作を選考し、会員による最終投票を行ったうえで運営委員会が決定し、授与します。
賞はぜんぶで7部門から構成されています。
その年を代表する、最も優れたゲームを総合評価したものを作品賞として表彰し、その他の6賞は、それぞれの要素を個別に表彰したものとなります。
スケジュール
第1回となるゴールデンボックス ボードゲームアワード2022のスケジュールは下記の通りです。
ノミネート作の発表
一般発表が遅くなりましたが、既に準備会の会員による推薦作の応募及び、運営委員会によるノミネート作の選考は完了しており、現在は準備会の会員による最終投票期間となっております。
今月末にも栄えある第1回の受賞作が決定となりますが、本記事では6部門のノミネート作を発表します(特別賞は、他部門に含まれないが特別に表彰するという立ち位置から、最終投票は行わず、運営委員にて選出とします)。
作品賞のノミネート作
その年を代表する、最も優れたゲームを総合評価し、表彰します。対象はそのゲームに関わったチーム全員となります。
・『Ostia(オスティア)』(うちばこや)
・『破宮の十重奏(デクテット)』(オーシャンフロンティア)
・『まちがいさがし開発課』(オインクゲームズ)
ゲームデザイン賞のノミネート作
総合的に優れたゲームデザインやディベロップメントを表彰します。評価対象はルールです。
・『OPEN(オープン)』(Brain Brain Games)
・『ゴジラ』(アークライト)
・『パチスロシミュレーター』(サイシュピール)
アート賞のノミネート作
ボードゲームの作品価値を高める魅力あるイラストを表彰します。評価対象はイラストです。
・『タロット・オブ・ノクタ』(おいしいたにし)
・『ナッツアゴーゴー』(itten)
・『破宮の十重奏(デクテット)』(オーシャンフロンティア)
グラフィックデザイン賞のノミネート作
ゲームを表現するタイトルロゴ、演出、優れたUIや視覚的表現を表彰します。評価対象はコンポーネント、パッケージ等、イラスト以外のデザインです。
・『キャット・イン・ザ・ボックス』(ホビージャパン)
・『Sapporo-1876-』(うちばこや)
・『頼りない魔法使い』(TITANHEADS)
プロダクション賞のノミネート作
優れたプロダクトの発売を実現したパブリッシャー、プロデューサー、編集者等を表彰します。評価対象は企画、ローカライゼーション、プロモーション等、製品化に関するものです。
・『ナッツアゴーゴー』(itten)
・『まちがいさがし開発課』(オインクゲームズ)
・『まっくらダンジョン』(文具ゲームズ)
ルールブック賞のノミネート作
ルールの文章や翻訳、DTPを含め、優れたルールブックを表彰します。評価対象はルールブックです。
・『ゴジラ』(アークライト)
・『ジャッジドミノ』(itten)
・『プラネピタ』(SzpiLAB)
この賞とロゴの意図について
ボードゲームというプロダクトそのものへの賞は多くありますが、ボードゲームの製作者そのものにクローズアップしたような賞はまだまだ少ないと思っています。ゲームデザイナーやアートワークを手掛ける方、編集作業やルールブックを作った方、ゲームのプロデュースをされた方、翻訳をされた方など、ボードゲームのクレジットに載るクリエイティブな作業をされている方はたくさんいます。
そういった方々の中からその年の優れた仕事をされた方を、同じように仕事をしている同業者、つまりボードゲーム製作者の投票で選ぶ事により、制作に関わる人のモチベーションの向上に繋がり、結果的にプロダクトとしてのボードゲームの魅力がより高まるのではと考えています。
映画におけるアカデミー賞や音楽におけるグラミー賞のようなイメージです。優れた作品を作ったクリエイターの業績を讃え、業界の振興を目的としています。
ボードゲームそのものに対する評価とは別軸で、その仕事内容に対しての評価を目指す賞を目指しています。
いわゆる内輪の賞と言ってしまうとそれまでですが、ゲームの面白さ以外の側面(もちろん面白さも含まれています)での評価についても試してみたいと思っています。もちろんうまくいくかはわかりません。
ただ、最初のスタートなので、周りに声をかけ参加を表明してくださった39人ほどのメンバーと運営を行う6名という形で小さくで始めてみました。ボードゲーム産業に関わっているのに声かけてもらってないよ、という方々、手が回っておらず申し訳ありません。
徐々にこの賞に関わる方を増やして探りながら進めていきたいと思っておりますので、何卒よろしくおねがいします。
また、ボードゲームを愛するプレイヤーの皆様に、ゲームを楽しむ時の視点を増やせるお手伝いができる賞になればいいなと思っております。
(運営委員長 朝戸)
運営委員会の紹介
委員長 朝戸一聖
副委員長 杉木貴文
運営委員 上杉真人、小野卓也、田中誠(50音順)
事務局長 秋山真琴
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