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九条カレンのスイフトについて


こんにちは。Golden rabbitと申します。
どうも巷では自分の車の仕様について纏めて書き殴る行為が流行っているとの噂を聞きつけまして、私も流行りに乗ろうかと思います。

きんいろモザイクについて

最近は推しのVにお熱なことが多いですが、現在執筆時点できんモザのオタクを11年やらせていただいております。
鉄道で例えると気動車の減価償却が終わるくらいです。は???
この作品を追い始めたのが丁度中学3年生の頃でして、作中の彼女達の成長に合わせて私も年を重ね、青春を謳歌(?)してきました。
この辺りのお話を詳しく書いてしまうと文字数がどえらい事になりそうなので割愛させていただきます。
興味がある方はぜひ高校生までタイムリープしてご視聴いただくことを強くお勧めいたします。やれるもんならやってみな。

イラストの資料に使っているのでかなりボロボロです

丁度アニメ放映と同時期に作者の原悠衣先生が「Parade」という画集を出されたので、当時学生の私にとってはまぁまぁの大金だと感じながらも購入いたしました。
これがまぁ~~~、ページを開いてイラストを見た瞬間面喰いましてね。
当時感じたこの感動と素晴らしさは未だに言葉では表現できませんね。
よくわからん感情が昂りすぎて気づいたらぼくも絵を描き始めてました。

最初に描いたイラストです

作中で特にお気に入りの子が九条カレンです。
実は!私、途中から入ってくるタイプの5人目キャラが物凄く好きでして、、、
本当に言葉に表し切れないほど魅力的なので、これをまぁ~なんとかイラストで再現できないかと日頃試行錯誤しております。
これが本当に大変でして、いかんせん元があまりにも良すぎるものですから、ぼくの未熟な画力では到底その魅力をすべて伝えきれません。助けてくれ。

迫りくる痛車文化

そんな感じで学生時代を過ごしまして、社会人になってから通勤の足で車に乗るようになりました。
2019年頃、なんとなくTwitterを漁ってるとロスタの助手席にZⅢを3本積みする狂人のツイートが流れてきました。おやかたさんです。
思えば最初から狂ってたわね。
その方がなんか突然リアガラスにカッティングを貼ったりボンネットをラッピングし始めたんですよ。狂ってるね
その時は痛車なんて無縁の文化だと思ってたのですが、彼と会うたびに何故か痛車乗りの知り合いが増えていきました。恐ろしい話。

おやかたさんの痛車


痛車を始めることになった一番のきっかけは2023年の痛車天国へ見学に行った時。
この時箱ステのようなものを試しに作って配ってみたところ、配った方全員から「じゃあ後は貼るだけですね」とクソデカ を食らいました。こわ。んで地元に帰ってオタクと打ち上げに参加している時、そのうちの一人が「俺プロッター持ってるよ」と。

オイオイオイオイオイオイオイ今すぐカッティング作れるじゃねーか。

構想一日 制作一日 施工半日
貼っちゃいました。痛天3日後に。
あーあ。

爆速施工

ラッピングを貼ろう

カッティングを貼ってから暫く経ちまして、サイドにラッピングを貼る計画も進めました。
イラストは夏コミの表紙に描き下ろしたカレンを手直ししました。

事前に貼る想定の解像度で描いてました


このカレンのイラストは普段周りに屈託のない笑顔を振りまく彼女の印象とは少し違う雰囲気を出したくて、遠目に眺めていたらふと一瞬だけ目が合っちゃった!というシチュエーションで表情を考えました。
あまり見せない表情ということで、これを普段歩行者等に見られやすい助手席側ではなく、敢えて運転席側に施工してもらう事にしました。
普段はあまり目に入りにくく、対向車にはすれ違うほんの一瞬だけ目に入る為、いつもとは少し違う作らない素の表情である事をより強く感じていただけるかと思いまして。
何よりぼくが車に乗るときには毎回目を合わせられますから。やっぱり自分だけのトクベツ感が出て気分ぶちあがりますね。

カレン本人初登場。アニメ3話です。

カレンの本人初登場シーンは街中。
駅前のベンチで偶然座っているところを目撃される所から始まります。
私の乗る型のスイフトは所有される方がとても多く、街中でもかなりの頻度で走っている所を見かけますが、もしその中に一台だけ溶け込む九条カレンの痛車をあなたが偶然見つけたのであれば_______

ラッピングのデザイン

デザイン制作に関しては黒縁WORKS様に依頼しました。
私は本格的なラッピングの痛車制作は初めてでしたので、最初の打ち合わせでうまく熱意をお伝いし切れず、デザイン制作に大変苦労をお掛けしてしまいました、、、。本当にありがとうございました。

いただいたデザイン案

デザインは主にアニメ1期EDに使用された中塚武さんの「Your Voice」がモチーフになっています。
カレンの周りの花束はアニメ きんいろモザイクの声優ユニット名「Rhodanthe*」にちなんでローダンセの花を採用していただきました。
こちらの花は私の描きおろしです。
敢えて本来の花の色ではない黄色を被せることで、カレンのテーマカラーに合わせつつ、歌詞に出てくる“名もない花”と掛け合わせられてます。
また、花束にいくつか蕾を混ぜることで“今はまだちっぽけな蕾だから”という歌詞にあわせ、作中での彼女の更なる成長を予感させています。
随所にさりげなくトーン調のドット柄が施されており、原作が4コママンガの作品である事が読み取れます。
大胆にアーチを描く3本のラインは、それぞれ金、青、白と重なり、ボディの赤も加えてユニオンジャックのベースカラーと合わせてあります。
私の1番のお気に入りは背面のチェック柄。
「カレンのイメージに合うかも」との事で合わせてくださいましたが、Rhodanthe* Music Festival 2022 『大感謝!!』での衣装の裏地にもチェック柄が使われておりましたので、迷いなく採用させていただきました。

大感謝!!の衣装

“Karen Kujo”のロゴに隠した「*」のマークとも合わせて、さりげなくRhodanthe*を感じられる素晴らしいデザインにしていただけました。

このデザインのアイデアに関しては、殆どがさかもち先生の考案でした。
私が打ち合わせの際に上手く伝えられなかった部分も含めてとても解像度の高い物を作っていただけたので大変感謝しております。
全ての要素に意味を持たせる制作方法に大変感銘を受けまして、この後の私のイラスト制作や車作りにも少しずつ取り入れるようになりました。

車の仕様について

経緯


ここからがこの記事の本題に入っていきます。
現在の仕様に至るきっかけですが、2023年秋のひめたま前夜祭にてとある酔っ払い3人組からの猛攻撃を食らいました。

「社外アクスルを組め」

アクスル?なんだそれは??????????
どうもトーションビームを構成する部品の一つらしく、丸ごと取り換えることで理想のオフセット、キャンバー、車高が手に入るらしい。
全然知らなかったです。ほんと。
そして極めつけはさかもち先生から

「“九条”カレンの痛車なんだから“9J”のホイール履かなきゃダメでしょ~!!!」

未知のサイズ来たぞ?入るわけないだろ。スイフトに。
と思いつつ調べたんですがどうやら実例はいくつかあるらしい。

何より、“九条”カレンの痛車なのでスイフトで“9J”履いちゃいました~!っていうのがもうあまりにもバカすぎて。

会場を後にし、舗装の悪い北関東道でバンパーリテーナーと切磋琢磨するタイヤの音に耳を塞ぎながら、ひとまずはアクスル購入の算段を立てようかと考え始めました。

アクスルについて

この祭りの一週間後、なんと奇跡的にJ-LINEのアクスルを手放される方が現れました。
このアクスルのスペックが
・オプションのプレミア“ ゴールド ”カラー
・オフセット“ 9 ”mm短縮加工
・キャンバー5度

奇抜な色です

9Jのホイールが丁度すっぽり入る設定の上にカラーと短縮加工の数字にとてつもない運命を感じました。因みにカレンは5頭身でして、、、
やはりですね。ここまでくると、もうこじつけでも良いのでパーツにも何か語れる要素を与えたい。
フォロワーさんに仲介してもらい即決でした。ちょろすぎ
かくして9Jカレン計画が本格的に始動した訳です。

ホイールについて

一番難儀したのがホイール選びです。
やはりただ9J履きました~、では押しが弱いです。
ホイールにも何か意味を与えたい。
候補は6本スポークベースのデザインで絞ることにしました。
声優ユニット、Rhodanthe*のメンバーが6人である事と*のデザインを掛け合わせようと考えた訳です。
最終的に行き着いたのはRPF1、今年に入って新発売したSBCカラーでした。
RPF1のSBCカラーは設定のあるオフセットが限定されており、17インチでは9J+22から太いリム幅とオフセットしかありません。ぶっちゃけランエボが履くサイズです。俺の車エボかもしれん

RPF1 SBCカラー

九条カレンの愛用するパーカーのデザインはイギリス国旗の8本線ベースとは違い、縦軸のラインが無く6本線がベースとなってます。
これをRPF1のスポークの本数、特徴的なスポークデザインをカレンのパーカーの白と赤のラインに見立てられないかと考えました。
思いついた時、我ながら流石にキモすぎて口角が職場の天井に刺さりました。

カレンのパーカー

RPF1の純正エアバルブは本来青色ですが、こちらは黒色に取り替えホイールナットも黒色に合わせてあります。この2色の組み合わせはカレンのヘアピンのカラーをイメージしました。事前に知り合いの何人かにこの話をした時、全員からキモいとの評価を頂きました。キモくないよ!!!!!!!!!!!!!!

そして極めつけはこれ。
きんいろモザイクを知らない方向けに解説いたしますが、Rhodanthe*のメンバーは当初5人でした。
その後、諏訪彩花さんがサポートメンバーから正式にメンバーへ加入し6人ユニットになったという経緯がございます。

Rhodanthe*ロゴの*部分も
メンバーの人数に合わせて枚数が増えます


RPF1は6本スポークに見えるデザインであることから、以前履いていたクロススピードCR5の5本スポークホイールから履き替える事で、Rhodanthe*メンバーが途中加入により5人から6人に増えた事を表現しました。

流石にいきなり9Jの攻めたオフセットのホイールを買う勇気は無かった為、偶然同じオフセットの57DRを持つアリスくんから、ご厚意で一時的にホイールを拝借いたしました。大変助かりました、、、、

お借りしたホイール
ホイールナットはクローム塗装のモノに
ここでもちゃっかりヘアピンカラー

リアのカッティング

話は少々遡りまして、今年のお台場痛車天国に合わせてリアガラスのカッティングの張替えを行いました。
理由は単純で「何かご報告がしたかったから」「思ったよりいい感じに描けたので貼りたくなったから」です。
名前部分のロゴデザインだけ黒縁WORKS様にて以前制作して頂いたものを流用し、残りは全て自分で制作、施工いたしました。もうやりたくない

施工前にリアワイパーを撤去

このイラストを描いたきっかけは、昨年12月に有楽町で催された「超・きんいろモザイク展」の展示物。その中にきららファンタジアのクリスマス衣装を纏った九条カレンのイラストのパネルがありまして。見事に一目ぼれしちゃったんです。もうとっくに惚れてるんですけどね

スタンディも買いました

勝手に「カレンといえば舌ペロ」との認識をもっていたのですが、この舌ペロはほかのイラストとは方向性が違う!!!!!あざとすぎる!!!!!!!ウワァァァァァァァァァァァァァァァ(横転)

シチュエーションは、放課後に二人きりの教室で

という事で、なんか気づいたら描いちゃってました。
ついでに指ハートもさせました。
写真を撮る時に自分の手も指ハートして一緒に写すとお揃いだね♡チュッ
リアガラスに貼るということで、後ろから振り向くようなポージングにしました。
カッティング痛車はどうしても単調になりがちなので、ハートマークのシートの色を1つだけ赤色に変えて、見た目に少しアクセントを加えてみたりしています。
最初の施工直後に大雨が降ったので所々剥がれてしまい、度々予備のカッティングからパーツを切り出して貼りなおしてます、、、

おわりに

さて、こうして書き出していると次々溢れ出るきんモザ愛でまだまだ語り足りない気分ではございますが、ひとまず現仕様の解説はこの辺りで切り上げようかと思います。
きんいろモザイクの作品自体の動きは2022年のRhodanthe*のファイナルライブを以て一区切りとなってしまいましたが、その後も定期的に展示や特設ショップが開かれるなどまだまだ熱冷めやらぬ作品です。
特にここ1~2年の間に、私を含めまして次々ときんいろモザイクの痛車が増え、なんと今年のお台場痛車天国にて団体展示を行うまでに至りました。
痛車イベントできんいろモザイクの名を刻めたことはとても誇らしく思います。

この先暫くは仕様変更等はお金をすべて使い切ったので考えておりませんが、また少しずつきんモザ・カレンの要素をカスタムに反映していければと考えております。
そして、いつの日か「モザフェス同窓会」が開催された際には、満を持してこの車で現地参戦させて頂こうと思いますので、何卒開催の前向きな検討をお願いします__________

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