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Gold Cafe - 2021.04.25 来週のシナリオ分析

いつものように来週のGoldシナリオ分析を行う。

Gold:シナリオ分析

【日足チャート:Gold】

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日足チャートでみると、先月、Wボトムを形成、今月に入り、Wボトムの頂点を上抜けて、直近は、週足20EMA/SMA双方にタッチ、現在押し目形成途中に見える。
 現在の価格は、ちょうど、上昇トレンドライン上くらい。

【4hチャート:Gold】

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4時間でみると、Wボトム右下から上昇1波、2波、3波と3波目形成からの押し目に入ろうとしている。
3波目は、2波目下落幅の倍となる地点まで到達しているが、N波動の3波目上昇完成までは、少し届いていない状態。

昔、どこかで聞いた覚えがある、波の比率。エリオット波動研究の中のひとつだと思うが、上昇3波目の到達点について、
1) 第2波の幅の2倍の位置に到達する確率         :100%
2) 第2波終了地点から、第1波の幅と同じ幅上昇する確率 :70% (N波動)
3) 第1波終了地点から、第1波の幅と同じ幅上昇する確率 :50% (E波動)
と、学習した記憶がある。

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先週、この1)に到達し、次のターゲットは2) N波動完成であり、その次は3) Wボトムの幅分の上昇、を狙う、という形になる。

これは、2)や、3)の位置まで一気に上昇する確率のことを示している、と理解している。決して、永久に到達しない、という意味ではない。

このことから、今回のGoldでは、一気に到達するのは、1)までで、2)と3)は、一旦どこかで押し目をつけてから、と思っている。

Wボトムを形成し、その後、上昇トレンドが完成したときは、その後の上昇が、そこそこある場合は、Wボトムのネックラインを下抜けて押し目を形成する確率は相当低い、と考えられる。

このことを頭に入れておいて、Goldチャートの時間足を落として、来週を考える。

【1hチャート:Gold】

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1hチャートでみると、先週金曜日に、上昇トレンドラインにたっちして止まり、週足レベルでみると、週足始値 ≒ 週足終値にて、十字線状態で終了している。

月曜日以降、もし、この上昇トレンドラインを下抜けたら、おそらく日足Wボトムのネックラインを再下落地点(上図:下段にある水色水平線)とみて、短期では下落トレード、中長期は、その後の反発を考えるシナリオを考えておきたい。

逆に、月曜日以降、もしこの上昇トレンドラインを下抜けなければ、また上昇トレンドを維持したまま、N波動完成地点(上図:Hotpink水平線)をターゲットに、上昇に入る可能性がある。

週末終値が、どちらに向かってもおかしくないので、月曜日午前~欧州時間に、価格がどこまで推移するか、しっかり見極めたい。

日足チャートや4時間チャートをみて思うのは、1時間以下では、下落の3波目が形成されていないので、月曜日、午前~欧州時間の間、15分~1時間レベルの下落を形成し、日足MAタッチくらいから、再度上昇に入ると思っておくのがよい気がする。

 あとは、毎日のシナリオ分析で、5分~15分のチャートとあわせて検討したい。5分~15分レベルでの高値・安値の水平線が引けるので、そこいらで反発や停滞をしながら動いていく、と思って構えつつ、短期トレードを検討していきたい。

【15mチャート:Gold】

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基本路線は、一旦下落してから、再度上昇という形。

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こんな感じに構えておくようにする。


来週のドルストレートシナリオ

あわせて来週のドルストレートシナリオを考える。

ドルストレートの3割を占めるユロドルは、先週木曜日、欧州中銀政策金利発表後の下落が、1.2キリ番で折り返し、最終、上昇トレンド継続となった。

【日足チャート:EURUSD】

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こうなると、今年初めの日足高値まで上昇する、と考えられる。
もう、1.2キリ番を下抜けることはない、と想定する。

【日足チャート:GBPUSD】

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ポンドルを見ても、先週木曜日~金曜日と大きめの下落だったが、しかし日足でみると、ちょうど直前の上昇の半値押し、日足MAタッチと絶妙の押し目形成に見える。

こうなってくると、ユロドル同様、今年の最高値まで上昇してくると想定したい。日足レベルの波の比率をみると、先ほどGoldで分析した、1) 第2波の幅分上昇、2) 第2波終了地点から第1波の幅分上昇、のどちらにしても、日足直近高値の実体部~再高値の間に到達することになる。
 来週一週間では、到達しないかもしれないが、ユロルはキリ番1.20を損切り位置に、ポンドルは、先週最安値を損切り位置にして、買い方向のトレードを組んでもよい気がする。

月曜日朝~欧州時間開始までの間に、どのように動くか、見守りたい。

では、来週も頑張りましょう。

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