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万年ゴールドと考えるアイアン/ブロンズ/シルバー脱却法『第一話 低ランとエイム全能教』


多くのプロや芋レディ帯の強者はこう言います。

「エイムさえ鍛えればアイアン/ブロンズ/シルバーなんてすぐに上がれるよ」


僕はこの結論に NO!! を突きつけたいのです。

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こんにちは。

PCゲームにハマってはや一年、VALORANTはエピソード2のACT3から始めて、現在はゴールドで沼スタックしている現役高校教師系プレイヤーです。

ゴールドとアイアン/ブロンズ/シルバーに大差ないくせに偉そうに語るな!!と言われることは承知の上で、
それでも、アイアン/ブロンズ/シルバー帯で停滞している方たちの手助けになればと思い、メモを遺していきたいのです。僕自身は一般の平凡なプレイヤーであるが故に、そういった人たちにより近い目線で会話できると思うわけです。

さて、今回の記事は僕がこれから遺していくメモの序章ということで、冒頭の

「エイムさえ鍛えればアイアン/ブロンズ/シルバーはすぐに抜けられるよ」
という格言を否定するところから始めましょう。
もし高ランク帯の方でこの記事を見ている方がいれば、どうぞご指導ご鞭撻よろしくお願いしますね。

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「エイムさえ鍛えれば」構文への反論①


 まず第一に、「エイムさえ鍛えれば」といいますが、「エイム」はそう簡単に説明できるものではありません。

 そもそもエイムには種類があり、状況に応じて使い分ける必要がある(のちの記事にて解説)。
 加えて、そのエイムを無意識的に行うことができる状況というのが、「鍛えられた状態」である。

 この状態になるには、多くの年月を要します。
もちろん、鍛えれば鍛えるほど成長はするのですが、一定の段階まで成長すると、その成長速度はものすごく緩やかになるものです。
 プロの選手やストリーマーといった人たちは一部の天才的な感性を持つ人を除いて、マウス操作や目の動かし方に「経験値」を持っている人です。
 「経験値」がない人にとっては、その土台を日々の練習を通して築いていく必要があるわけです。

 この前提を無視して、いわゆる

「エイム全能教」

に入信してしまう人がいます。

 はっきり言いますが、時間の効率が非常に悪いです。『シルバー帯から抜ける方法』を検索してるような人は大抵、「すぐにでも」「シルバー帯を抜ける方法」を求めているはずです。

 大丈夫。あなたがエイムを鍛えたところで、すぐに到達できるのは良くて私がいるゴールド帯くらいのエイム力でしょう。
 「エイムを鍛えて」低ランク帯無双などというなろう系主人公状態になれるのは、ダイヤ以上の洗練されたエイムを持った時です。つまりはスマーフ、ということです。


「エイムさえ鍛えれば」構文への反論②

 でも、「エイムのおかげで同じ低ランク帯無双できた時もあるけどどう説明するん??」という人もいるでしょう。
 しかし本当にそれは「エイム」が良かったから、でしょうか。

 自分が複数キル無双した時の状態を思い返してみてください。
 「相手と自分について射線が一つしかない(他の方向から射線が通らない)」「相手が自分に気づいていない」「自分含め味方のスキルが入っている」「モク中」等の状況に一つでも当てはまりませんか…?

 当てはまった場合は、別にあなたのエイムが特段良かったというわけではなく、あなたの立ち回りが良かったから、なのです。

 ・あなたの身体の出し方が適切だから「相手と自分について射線が一つしか通っていない」。
 ・「相手が自分に気づかない」ようなアングルでエリア取りができている。
 ・「自分含め味方のスキルを」有効活用できている。
 ・「モク中」は相手から先見えするという特性をうまく利用できている.etc

 すべてあなたが行った「エイム」の前の行動があなたのキルの命運を決めていると言えます。
 僕含めて低ランクの人はこれをなぜか「神エイム」と呼び、見事に「エイム全能教」に入信してしまう傾向があるように思えます。
 そう、「なぜキルできたのか」という疑問に対して「エイムがいいから」と短絡的に考えてしまうわけです。…なんとなく自分の実力っぽくてカッコいいから。


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 この「なぜキルできたか」という部分を考えることは誰にでもできるはずなのに、なぜか人々は難しい「エイム」の方に関心が行きがちです。

 間違いなく、頭で考える『立ち回り』こそがVALORANTの真髄であり、低ランク帯脱却の近道でありましょう。
 僕はこれから書いていくこのnoteを通して、みなさんと一緒に考えながら、低ランク帯に蔓延る『エイム全能教』信者を回心させ、一緒に成長していきたいと思っています。


 読んでいただいた方、ありがとうございます。
よければ不定期で書いていくのでこれからもご覧くださいね。。。


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