しぐさの技術 荒木しげる
一生懸命仕事していてもちゃんと評価してもらえない、
相手との意思疎通がうまくできない、
プレゼンで必要以上に緊張してしまう、
面接でいつも落とされてしまう…。
そんなときは、言葉(バーバル)に原因があるとは限りません。
容姿、声、表情、受け答えのタイミング、会話のおもしろさ、知識、服装、ジェスチャー…
人の印象はさまざまな要素がありますが、自分の考えや感情を的確に表現できなければ、相手に誤った印象を与えてしまいます。
そういった誤解を生み出さないためには、自分のカラダをイメージ通りにコントロールする能力が必要です。
本書では、
◎自分の思い通りに伝える「身体コントロール」
◎相手との力関係を左右する「ステイタス・コントロール」
など、言葉に頼らず、状況にマッチした「質の高い立ち居ふるまい」をする
「ノンバーバル(非言語)コミュニケーション」の実践ノウハウを、
元プロ・パントマイムアーティストで研修講師の著者が教えます。
◆会話+アクションのテクニック「ステイタス・コントロール」とは?
さらに、自分の置かれた状況や人間関係にマッチしたしぐさやふるまいで、
相手の信頼を獲得する「ステイタス・コントロール」のテクニックを初公開。
ステイタスとは、外見や職業、しぐさ、その他の状況が絡み合って決まるもの。
人に命令したり、自信を持った言動はステイタスが高く、
謝ったり、相手に同調したり、優柔不断な言動はステイタスが低いと言えます。
本書では、コミュニケーションの優劣を決める6つのステイタス・コントロールを紹介。
【1】 ステイタスを上げて、信頼を勝ち取るテクニック
【2】 ステイタスを下げて、「気がきく人」をアピールするテクニック
【3】 ステイタスを大きく変化させて、インパクトを与えるテクニック
【4】 ステイタスのシーソーゲームで、相手のふところに入るテクニック
【5】 ステイタスの磁石の効果で、トラブルを回避するテクニック
【6】 ステイタスを競い合って、相手の興味を引き寄せるテクニック
タイトルとは中身が若干乖離しています。
こういうときに、こういうしぐさをすればいいという具体例は殆どありません。
人間が2人集まると、そこに【ステイタス】が生じ、
どっちが上で、
どっちが下か、
勝手に決まります。
背が高いほう
声が大きい方
態度がでかいほう、
美男美女、
面白いほう、
どっちとなくステイタスが決定してしまうので、そのステイタスに沿って行動しよう。
そして、笑いがおこるは、そのステイタスを無視して、
下の者が、上の者に尊大な態度をとったり、
上の者が、下の者に敬語をつかったり、
ステイタスが崩れるときに笑いがおこると書いてあります。
目新しいこと書いてはなくて、普段わたしたちが無意識にやっていることを、
言語化した本です。
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