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祭GALA 全演目感想&備忘録(1万字超え)

記憶が鮮明なうちに、メモやレポを読んだり、友人たちと話したりして思い出せた限りを、個人的解釈や調べたことなども含めてぶわーって書きます!!!
備忘録も兼ねているため、長くなるやろなと思ってたけど自分でも引くほど長くなった汗 細部までネタバレし放題なので気をつけてくださいね!

まず演舞場に入ると提灯や大きな鳥居にお出迎えされ、神社のお祭りにきた感じがします。はーわくわくする!

●オープニング 「GALA」(新曲・岩本さん振り付け)

もうね、最初にして最高潮!!!
シルエットから3人がかっこよくて、笛や太鼓の音色が神々しくて、台座に並んだ3体の御神体、お姿を現したもうたーー??!みたいな。龍神か鬼神か、特に岩本さんのつよつよ神っぷりがすごい。オーラえぐい。
「HAHA!Welcome to GALA!」的なことをグルーヴィーボイスで言われてとにかくぶち上がります。コシノジュンコさんとコラボした衣装が、舞台の照明を浴びるとよりかっこよくて、さすがすぎる。これを宮舘くんがコシノさんと作ったと思うと泣ける。

で、歌がかっこいいんですよ!!私は初見だと全ての新曲のなかでこの「GALA」が一番好きだった。アゲアゲ和ロックみたいな…諸行無常ロックみたいな(なにそれ?)とにかく超かっこいい!最後でも流れたから、ずっと体の中でGALAが踊っている。

歌い出しはふっかさん(友人の記憶)、私は宮舘くんがハイトーン歌い上げるとこで「ギャーーーー」になった記憶。三者三様の「シェイッキュアバディ!(Shake Your body!)」が良くて、とにかく舞台から放たれるパワーと歌で一気にGALAの世界へ引き摺り込まれます。さらに参拝客を見渡す神々の如く、左へ右へとせり出した台がゆっくり首を振り、それに合わせて左右から歌舞伎の蜘蛛の糸みたいに銀テープが脇からバーン!!て放出される。この演出もめちゃくちゃ神々しくて好きだった……

ツノ付きの獅子のようなカツラと着物を脱ぐと、背中にロゴの「タ」「ヒ」「リ」を背負った衣装へ。
さっきせり出していた部分が下がって、ラボの滑り台みたいに地上へ降りてくる。御神体から、現世のエンターテイナーへ!みたいな感じ?(個人の解釈です!)


●Dancing Floor(新曲・岩本さん振り付け)


一気にオシャレ80's ディスコな感じに!
もう、歌もダンスも THE 岩本照!!!て感じwww
少年隊っぽくて、目を合わせながら歌う3人がかわいい。
あんまり細かい記憶がないんですけど(え?)宮舘くんの胸板と腰つきがやっぱり最高だったなっていう…セクシーでした……あ!あと、花道にいってた、岩本さんがめっちゃ目でファンサしてました。笑

そしてそして、
最後に3人そろっての、台宙!!!!!
大感動(泣)
6人時代にやっていたのを映像で見る日々だったけど、いわだてがライブで壁使ってやってたりもしたけれど、今、デビュー5年目にして、生で、舞台でこれを見られる感動はひとしおでした。。。


●新世界(岩本さんソロ・振り付け)

私これめっっっっっちゃくちゃ好きで。
もう、めくるめく釈迦岩本タイム!!!!笑
細い鳥居にわけわからん絡み方(褒めてる)して出てくる岩本さん、良すぎだろ???!!もう絶対つよいよこの僧侶。現世でもあらゆる苦行を「全然疲れないっすね〜」とか言って笑顔でこなしてそう。ストイックというよりやんちゃ感が溢れてるのも、より最強さを醸し出している。GALAは神でこっちは仏みたいなオーラ。

黄金の曼荼羅や蓮の花、まわりを囲む修行僧という仏陀的世界なのに、座するソファは超洋風。最初にそのソファに鳥居で懸垂してからブワン!て飛んで着地するのつよすぎ!!
そこで静かに目を閉じてみたり、かと思えば涅槃みたいに寝そべってみたり、指の動きもめちゃくちゃすごくて、いや〜…岩本節…最高でしたね…

ご本人がパンフで「レゲエに合わせて読経するブーム」にヒントを得たってお話ししてたけど、本当にそんな感じで、神聖な世界観とやんちゃなグルーヴ、岩本さんの屈強なフィジカル、そして魂レベルの高さをすべて融合してパフォーマンスに昇華させた素晴らしいソロ曲でした。


●あの日の少年(深澤さんソロ)

はい!!みなさん!!きましたよ!!!
全深澤担いや全スノ担(私も)待ち望んでいた、バラード似合いすぎる深澤さんの儚くも美しい歌声を堪能するお時間ですよ!!!!!!!
星空に巻き戻っていく時計。輝く星の真ん中に座る深澤さん…すごく美しいのに消えちゃいそう!やだ!消えないで!!!()
手前と奥の幕に映像やリリックを映して、その真ん中に座って歌い上げる声がやさしくて、透明で、色が白くて、まつ毛が長すぎて…(双眼鏡)

でも、私がすごくいいなって思ったのが、そんな優しい歌声・空間なのに、歌詞がめちゃくちゃ負けず嫌いで、自らを鼓舞しているところです。「何万回でも挑め、挑め」「越えられない壁なんて存在しない」「まだまだいける」みたいな。ニュアンスですがそんな感じで。

私、ラボで深澤さんが「Movin' up」をプロデュースしたときに、実はめちゃくちゃ熱い人なんだなと思ったんです。すのちゅの企画で100枚目のシングルかなんかのタイトル大喜利したときも「まだまだいける」だった気がする。あんなのらりくらりな雰囲気でいて、現状に満足しない向上心や前に進む熱さがあるんだなって。まあそうじゃないと、岩本さんと共鳴しないし3人でこの熱量の舞台できませんよね。その、秘めたド根性がこの曲の歌詞にも出ているなと思いました。
あと、iDOMEでは「僕という名のドラマ」が好きだって言ってた気がするんだけど、それとも近いものを感じた。最年長で、いろんな悔しい思いを、誰より長くしてきた深澤さんは、ここまで歩んできた自分にすごく思い入れがあるんだなって勝手に思って勝手にクソデカ感情になりました(涙)
「今は自分の足で立っている」みたいなところで立ちあがって、宙に掲げた手が美しかったです…


●Moon(宮舘さんソロ)

はいきました、私が「最高…」って5回は口から漏れ出た激ヤバスーパー宮舘自己プロデュースタイムです!!!!!

てかその前に話したいんですけど、深澤さん→宮舘さんの空間演出のつなぎが最高でさ?!ふっかさんが日食?月食?みたいな、とにかく最後円を背負って終わるんですよ。そしてその輝くアウトラインがそのまま今度は、色気たっぷりに煙管をふかす宮舘さんを切り取る丸窓になるみたいな(伝われ)もう悲鳴ですよこっちは。
記憶を確かなものにしたくてレポ探したけど書いてる人あまり見つけられず…勘違いだったらすいません!!!

で、はい!!
激ヤバスーパー宮舘自己プロデュースタイムです!!!!!(2回目)
テーマが天才。衣装が天才。空間が天才。ダンスが天才。歌も天才。
まずその花魁っていうんですか、遊郭っていうんですか、和の女性的セクシーの場を洋のスーツで支配する宮舘さんって何者…??!てか煙管はずるいって!椎名林檎なんですか??ほんと好きありがとうね???!!!
ショート丈のジャケットも腰からヒップラインがよく見えて大正解です!!(泣)
髪を乱しながら、女性ダンサーを従えて妖艶に踊るお姿、格子窓のようなところからニヤッと笑って手を伸ばし、悩ましげに目を覆うお姿……あと女性ダンサーさんたち4人いるんですけど、そのひとりひとりと絡みにいくところも色気ダダ漏れで素晴らしかったですね…

滝沢歌舞伎FINALでも女性ダンサーを紹介するとこ好きだったんですけど、女性ダンサーと絡む宮舘さんってなんでこんなにもいいんでしょうね。紳士的かつ曲線的なボディラインや女性的な色気もあるからでしょうか。
歌もグルーヴィーでかっこよくて、ハイトーンもあればラップもあって、ダンスブレイクもあった。と思う!もうとにかく、魅せ方わかってる!!!オタクがみたいもの見せてくれてありがとう!!!泣 て感じです。

…という三者三様のソロ曲だったんですけど、それぞれのメンカラの空間への生かし方がすごく素敵で、ひーくんは黄色を黄金にきらめく釈迦ワールドに、ふっかさんは紫を星が輝く星空や宇宙に、宮舘くんは紅を妖艶でセクシーな和のデザインに。世界観・色彩としても全員素晴らしいソロ3曲でした。


●三武将(殺陣)

岩本さんが信長、ふっかさんが秀吉、宮舘くんが家康に扮して血で血を洗う演目!ジュニアの子たちもめっちゃ頑張ってた!
もう殺陣は相変わらず最高なんですけど、今回この三武将に扮することでキャラクターがひとつ乗っかっていて、それが史実のイメージとも解釈一致だったりで、すごくよかった!

登場順に振り返ります。

①家康
臆病で優しかったイメージの家康らしく、最初は迫り来る刃におびえたり、迷ったり、布の中にくるまったり、なかなか刀を鞘から抜けない家康。かわいい。おびえた顔がかわいいよ。どうする家康。
でも、覚悟をきめて、刀を抜きます。そして覚醒!めちゃくちゃ強い!!!さっきまでおびえてたのどうした??!そりゃあ中身、宮舘涼太だもんな!!!という殺陣っぷり。笑

②秀吉
お調子者イメージの秀吉らしく、楽しそうにニヤニヤ笑いながら斬る。ニヤニヤ笑いながら斬る深澤さんなんて最高だと相場が決まってんですよね。あと余裕がすごくて、とんできた刃をふいって首でよけるところが死ぬほどかっこよかった。多分少年漫画だったら糸目のキャラクターだと思う(伝われ)後半、白旗を使って戦うのもかっこいい。そしてちょっとずつ余裕がなくなっていくのもいい。

③信長
さぞかし天下統一モードで来るかと思ったら、階段の中腹で、燃え盛る本能寺(多分)のなか巨大な明智光秀(多分)に、モニター越しにボコボコに殴られるところから始まる。意味わからないと思いますが見たらわかります。笑 でもそこからは強い強い!!宮舘くんおすすめの肩出すところのオーラすごい!!!
そして最後に再び階段にのぼり、自分が斬り落とした生首を見つめる背中の孤独な強さ、第六天魔王!!て感じ(?)でした。


というそれぞれの見せ場があり、3人が集結して、三つ巴の戦いへ。
ここだったと思うんだけど、岩本さんは花道にいて、ふっかさんはその隣の通路、宮舘くんはさらにその隣の通路を客席後ろの扉から歩いて舞台へ向かいます。1階席の人は誰かしらを近くで拝めると思います。

三つ巴の殺陣も激しくてかっこよかった〜〜〜〜
最後に信長が家康をドスッて刺すんですけど、
そのときの信長の笑みがやばい。
ひーくん!!!宮ちゃん刺しながらそんな楽しそうなお顔しないで!!いや、してください!!?(?)
で、腹に致命傷を負った家康は、息も絶え絶えに朽ち倒れた鳥居をのぼります。荒い息遣いとボタボタと落ちる汗が血のようでSANEMORIが蘇り、そこからまさか…!とは思いましたが、息をふっと吐き、奈落へ落下!!
こ、これは〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!去年ついぞ生では見れなかった仇討ちの階段落ち的なやつ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!(号泣)
まさかまさか見れると知らなくて本当に感激でした。ありがとう。泣

しかし、感激は止まらない。
落ちただけでは終わらないのが、GALAでした。


●Reincarnation(宮舘さんフライング)

先ほど落ちた奈落から、美しい白装束になってロープにつかまり、ふわっと上がってくる宮舘くん!ぎゃわーーー!!?発光してる!!!
これはまさか…そういう…?!と思って帰宅後演目名の意味を調べたら、
Reincarnation=生まれ変わり、転生
やっぱりか…!!家康くん、家康くんなのね…!!そのあとふっかさんも「家康くぅ〜ん!」て呼んでたもんね。わら

そしてこれが舘汁全開でおなじみの(?)ポールフライングです。
も、やばい。本当にえぐい。そりゃ汗も噴き出すよ。腕の力だけでそんな美しい姿勢をどうして保てるの??開脚とかできるの??足でポールをはさめる筋肉と体幹もすごくない??毎秒美しいのに、技を決める前のお顔は辛そうで(これが大好物な変態オタクでごめん)すごい力と集中力を要するんだなと思った。以前のキューブフライングも大変そうだったけど、棒1本になったぶんさらに難易度あがりまくってるはずで…えぐいて…命綱なかったよ…

え、ていうかさ、ソロ曲踊って殺陣もしこたまやって、階段落ちしてからの着替えてこのフライングを休みなしでやるってあの…体力…底なしすぎん??!私宮舘くんのこと、ずっとフィジカルモンスターだと思ってたけどスーパーウルトラダイナマイトフィジカルモンスターなんだなって思い直しました(脱帽)

そして最後は天高いところで美しくクルクルと回転してフィニッシュ…
会場全体が万雷の拍手とため息のような空気に包まれるなか、余韻もそこそこに秀吉くん(幽霊の姿)が井戸と一緒に迎えにきます。笑


●お化け屋敷

ここから、日によっては30分近くに及ぶ深澤さん主導の楽しいお時間!および、スーパーだてふか遅延行為タイムです。笑
以下は、私が入った日(4/11夜)の感想とレポです。

まだ余韻でくるくる回ってる宮舘さんに「家康くぅ〜ん!」て声をかけるふっかさん、息切れしながら「えぇ…??誰…??」て困惑する宮舘くん笑 
回りながらふっかさんが視界に入るときだけ「あ、なんかいる…」みたいになってるのが面白かった。笑
ポールから降りてくるけど、目が回ってフラフラ…と思いきや舞台上手で華麗にポーズを決め、薔薇が舞う。笑 ふーって愛の吐息を飛ばしたりもしてた。そして「まだ目が回ってるよ〜はぁはぁ…」とか言いながら急に背筋を伸ばし深澤さんのところへ。(深:「全然まっすぐ歩けてるじゃん!!!」)

ここからはもう宮舘さんの絶好調ボケまくりタイムです。レポのポストで書ききれなかった細かなところを箇条書きにします。

  • (い・ろ・は・す)みたいに「い・ど・み・ず」って書いてある水を一気飲み。相変わらず7〜8秒くらいで飲み干してました。

  • 深「汗、すっごい出てるけど大丈夫?」 宮「うん、舘汁100%✨」

  • 深「これね、すっごぉ〜い新鮮な井戸なの!」 宮「!!」(尻もち) 深「どこでそんなに驚いたの?!」 宮「すっごぉ〜い、ってとこ」 深「変わってるね?!」 宮「よく言われます、ちょっと変わってるって、よく言われます。ちょっとどころじゃない」 深「うん、知ってる知ってる!だいぶ変わってるよね!」←草 

  • 深澤さんの頭に刺さった矢が宮舘さんの頬をかすめて「ねえ、矢が危ない!!💢」

  • やっと井戸をのぞいてくれた宮舘くんの背中(おしり?)をふっかさんが押したらそのまま井戸を乗り越えていく宮舘くん「ナイスアシスト!」深「ちゃちゃちゃ」宮「え?アシストしてくれたんじゃないの?」深「してないしてない!」

  • ようやく井戸の中に入るけど、屈んで深さを表現しなきゃいけないのに直立して井戸に刺さってるみたいになる国王 深「浅すぎるから!それだと浅すぎるからっ!」宮「えぇ?」(すっとぼけ)

  • 深「今日いつもより長い」「ここ本当は30秒でいいんだから!」

もう、素のまんまで深澤さん相手に大暴れする国王と全てをレシーブする執事の図が余すところなく見られる時間です。笑 だてふか最高!
この間ずっとひーくんが「もお、長すぎ!」ってプンスコしながら待ってると思うとかわいいwwwww

やっとの思いで()宮舘くんを井戸に送り込んだ深澤さんは井戸ごと舞台上手へ移動して、お化けを手にしたジュニア(Go Go Kids?)紹介タイム。ふっかさんのいい先輩ぶり、後輩への愛が出過ぎていました!一反木綿の子、かわいいね。

そして漫談か怪談か、という感じのしゃべくりで日本の妖怪についてトーク。なんか途中でアヒル口でぶりっこしゃべりしてたのが笑った。その間に太鼓の先生とのおふざけ時間あり。笑 自分で盛り上げておいて「うるさーーい!」ってつっこむふっかさん、すごく楽しそうですね!

「井戸から出てくるお岩さん…」という説明からの、幽霊のお岩さん(岩本さん)登場。このへんはポストもしましたが、それぞれの頭に刺さっている斧と矢をいじっていると、井戸から幽霊の宮舘さんも登場。
宮「あの〜出前頼みました??」
深「いや頼んでないです!!」
宮「ここじゃないのか…??」
岩「長くなる、長くなる笑」
宮「長くする、長くする!!」←草
(照明が落ちる)
深「ほら!これスタッフも押してるっていってんだ!」
宮「いや、このまましゃべり続ければ…っ!!!」
遅延行為への情熱がありすぎる宮舘さんwwwwwww

井戸が光り、またこれをのぞかないと終わらないのに、永遠に結託してふざけ倒すだてふかと、「ねえ、早くしてっ!」「長いよぉ!」「気になるって言ってんじゃん!」ってプンスコするひーくんの図、からの
宮「ねえねえ、ひかる!スマイルスマイル♡」
最高だったwwwww
小ボケ深澤・大ボケ宮舘・ツッコミ岩本のトリオ良すぎ。

レポもいれたせいでかなり長くなりましたが、風のBGM(25分)が止んでなお終わらないコントを乗り越えてようやく話が進み、幽霊版VVV。この間ずっと床に倒れていたジュニアのみんな、お疲れ様すぎる。笑
VVVは相変わらず最高でした!
宮舘くんのハイトーン、演舞場でもきけるなんて〜♪


●祭①(歌舞伎パート)

ここまでですでにかなり胸いっぱい、笑いすぎて大変なんですが…
⚠️真のスーパー宮舘タイムはここからです⚠️
先ほどまでのコントが嘘のように、お囃子の方々の演奏が始まり、ピリッと引き締まる舞台。
あざやかなオレンジの地の着物に鈴を持って登場する宮舘くん。
能のような踊りを舞うのですが、レポなど頼りに調べたら「三番叟(さんばそう)」という大変おめでたいときに舞われる祝言の舞で、芸能の原点とも言われる、狂言のなかでも最高の格式をもつ演目だそうです。このサイトがわかりやすかったです。

宮舘くんの踊り、能や狂言に詳しくない私ですら腰の落とし方、所作、相変わらず本職と見まごう貫禄だったんですけど、今回は、なななんと、舞いながらお唄?口上?も一節うたってくれます!!もちろんプロの歌舞伎役者の方の発声にはまだまだなのかもしれませんが、そこに近づけようと太い美声でおうたいになる姿に超感動してしまいました……かっこよすぎ……

その詞も、調べたのですが多分これ↓

おおさえ おおさえ
喜びありや、喜びありや
我がこの処より他へはやらじとぞ思ふ


(ざっくり言うと、「この喜ばしい五穀豊穣の幸せを他へはやるまい=ずっと続きますように。」という意味だそうです。「喜びありや」だけ覚えてたので多分ですけど。)

そして3人で鈴を手に舞います。岩本さんは最初花道で踊り、深澤さんが袖からぴょんと飛んで出てくるのが身軽で素敵だった!袖をくるくるっと翻したりして、3人の息も合っててとても美しかったです!
これ以降、見得も切りまくり!!最高〜〜〜〜


●祭②(猪鹿蝶パート)

巨大な花札を立体的に立てた美術が美しい、猪鹿蝶のパートです!
下手から猪(ふっか)、鹿(だて)、蝶(ひー)。

ジュニアの子たちも桶?を手に出てきて、歌舞伎のように鳴り物に合わせた立ち回り。宮舘くん、様になりすぎており、SANEMORIの経験が生きまくっている!!!と感動。そして途中から狐のお面をかぶり、狐のような構え・狐拳のような戦い方に!

私この、狐宮舘がGALAのTOP3に入るくらい好きで!!!🦊😭♡(顔見えてないのに)

お面被った瞬間に伸びていた背筋が狐のように丸まり、狐のおてての構えになるのがかわいすぎる!!!もう完全に狐!手前で顔をクシクシやったり、飛んだり跳ねたりして敵を翻弄、顔をカタカタ揺らしながら一周回る動きもすごい妖怪的で好きだった。お面を外して後ろ手に持った時は、また背筋が伸びたり。そこの型(かた)の演じ分けよ!!!

この話を興奮しながら歌舞伎オタクの友人に話したところ、「それはおそらく『狐忠信』という演目を参考にしているだろう」と瞬時の返答。持つべきものは歌舞伎に詳しい友達ですねぇ〜。
『狐忠信』という演目は【子狐の化身で、鼓の皮になった親を慕い佐藤忠信の姿になって現れ、その鼓を持つ静御前を守る】というなんとも健気でかわいいストーリー。調べたらドンズバのはなかったんですが他ならぬ團十郎さんが過去のABKAIでその一部を演じてらっしゃるのが出てきました。ご興味ある方はぜひ→🎬

そしていわふかも二人で立ち回りをしたあと、ひーくんはひょっとこ、深澤さんはおかめをかぶって、スーパーいわふかラブコメサービスタイムに🫶笑

ここの何がいいかって、おかめ澤さんがお丸さんを彷彿とさせる黄色いお着物を羽織ってくるんですよね。そうなるとひょっとこは新吉の生まれ変わり…??と思うのですが、そこはひょっとこ。おかめに大胆にバックハグとかしてアプローチするも、全然相手にしてもらえず、小石を蹴ったり指ツンツンしたり、絵に描いたようなスネアクションwwww中身が岩本さんだからなおかわいいwwwwそんなの気にしないおかめは、お面の上からリップ塗ったりビューラーでまつ毛あげてたりするパントマイムがめちゃくちゃ最高だったwwwww
でもちょっとほだされたおかめが、「しょうがないわね」って感じで(?)ひょっとこの背中に背中を合わせにいく。想いが通じたか…!というところでヌッと間に狐が現れて、「おい、いちゃいちゃしてんじゃねえよ」とばかりに割って入ります。ここも超〜〜〜好きだった〜〜〜

あのさ〜ここ見て思ったんだけど、この3人ってノンバーバルで(しかも表情も隠れた状態で)つまり体の動きだけで、感情を表現するのめちゃくちゃ上手い。特にひーくん!さすがシルバニアを愛し、筋肉とも会話する男だよ(?)なんかディズニー見てる気持ちになったもんな途中。こういう言語を超えた表現力、海外でも絶対ウケると思う!


●祭③(盆踊りパート)

かぶっていたお面を屋台にかけた3人。掛け声に手拍子、一気に楽しい雰囲気になり、盆踊りへ!
ここですっごく楽しそうな顔になる宮舘くんがかわいすぎる〜〜〜!!!だてふかがおててにぎにぎするのもここですからね!見たい方はお見逃しなく!櫓にのぼって扇子をくわえて見得きったり、とても素敵でした。

さあそして、まさかの、
宮舘くんから踊りをレクチャーされて一緒に踊れるコーナー
です!!!!!!!!!
レポをほどほどにしか漁ってなかった私はこんなのあるって知らなくて、もうテンションさらに爆上がり。宮舘くんの教え方…上手…Kawaii…爽やか…踊りのお兄さんじゃん…… てか滝沢歌舞伎ではほぼフリートークもなかった宮舘くんとしゃべってる…(※しゃべってはいません)

そして本番いくときに、「ミュージック、クモォン!」を聞けました笑 実際のスピードが想像の5倍くらいで焦る私(と、隣のうーちゃん)こんなに一緒にお祭り参加気分になれるなんて楽しすぎた…!

そして場を盛り上げに盛り上げた宮舘さん、扇子を華麗に開き、あおぎながらゆっくりと花道へ。そこで何かを見つけます。

見つけたのは鬼のような、般若のような面。手に取ると吸い寄せられるように、食われるようにとでもいいましょうか。顔に面が張り付き、明らかに何かにのっとられるように暴れて、そして魂がぬけたように一回落ちる。
そのあとは完全にコントロールされてるかのような立ち方で、舞台に向かって「フッッ!」と血?赤い液体を吹きつけて(?)去る。

この一連めちゃくちゃ鮮明に覚えています。
なぜかというとシンプルに動きがめちゃくちゃ癖に刺さ…いや、好きだったからなんですよ!()
さっきの「体だけで表現するのが上手い」がここでも発揮されてて、お面をしているのにもがき苦しんでいるのがわかり、何かに魂が乗り替わられたのがわかる。こんな場つなぎひとつでも、宮舘くん……好きだ……!!!にさせてくる自担、最高です。

そしてこの面が、次の演目へとつながるわけですね。


●変面

なんか今年触覚(?)がめちゃくちゃ長くてかわいかった!!そして相変わらず洗練された技を魅せる岩本さん。安定感半端ない。
変面を8枚?9枚かな?やったあとにはレーザーと戯れるようなパフォーマンス。これもすごくかっこよくて素敵だった!レーザーを手に持って棒みたいに振り回すのとか、どうやってるんだろ…すごかったな。

さらにさらに、変面を外すだけではなく、最後に同じ動きでつけたのがびっくりした!どういう原理?!ますます変面が謎に包まれたぜ…


●演舞

宮舘プロデュース感溢れ出る、デニムの衣装にお着替えして最後の演舞。宮舘くん、刀投げをしていました!また見れてうれしい。泣
そして3人、これでもかってくらい、アクロバットをしてくれる!!宮舘くん、打点が高い!!こんなにクルクル回るSnow Manが見られるのうれしすぎて、だてふかがクロスで美しいバク転を披露した時は泣きかけました。。

ちょっと順序があやふやなのですが、ここではハンモックのエアリアルのようなフライングにも挑戦。いわふかが支える布を使って、宮舘くんが体幹を見せつけるポーズを披露したり、ふっかさんがいわだてのハンモックへ滑り移ったり、体に巻きつけたハンモックを滑り落ちたりと、見ているこちらもヒヤッとするような、筋力と集中力を必要とするパフォーマンス!
ふっかさんが序盤不安定だったというレポを見かけましたが、私が見た回はしっかり成功していましたよ!

ていうかさ、ここまで読んでいただいた方はわかると思うんですけど、死ぬほど出ずっぱりだった宮舘くんが最後の最後にこれをやる体力、すごすぎませんか???いやもちろんすごいのは3人ともなんだけど、後半パートでコアを担う活躍ぶりからの、まだこれ。やばい。情熱と体力が底なしだよ……GALA中に10万回くらい惚れ直しました……

そしてさらに雨が降りしきるなか、踊って踊って、組曲を彷彿とさせるレベルで激しく踊り切って、幕。すんげえって……


●エンディング「風」(新曲)

まずエンディングに至る前に、例年のようにひーくんが新橋演舞場へお越しの皆様にご挨拶してくれるアナウンスが流れて、「わ〜今年も聴けた♡」と思っていたら、今年はなんとだてふかも続けてアナウンス。この、新橋演舞場の音響を通して宮舘くんの天の声を聞ける日がくるなんて、感動…本当に誰が特別でもなく、この3人で力を合わせて、想いを等しくして作り上げたんだなって、ここでも染み渡りました。

そして、ベージュのタキシード衣装に身を包んだ3人が歌う新曲「風」。3人の爽やかで優しくて美しい歌声が心地いい。とか言いながらちょっとこの曲のメロディとかの記憶がほとんどないんですけど(え?)いい曲だったのはたしか!あとここでも宮舘くんが美しい高音を響かせていたような気がします。濡れ髪で大団円、というのが滝沢歌舞伎を引き継いでいて好きでした…!エンドロールのチーム感も、よかったなあ〜〜

で、さ。
で、ですよ。
最後の最後まですごいなあって思ったのが、このGALAの締め方ですよ。
この祭どうやって〆るん会ですよ。

最後は、岩本さんの「それではみなさま、御手を拝借〜」からの、一本締めです。天才。マジで天才。何が天才かって、それで観客みんなパンッと手を合わせる形になるわけですね。その瞬間に音もドンッ!ってなって、照明も落ちて、開幕前にあったでっかい鳥居がまた目の前に現れるわけです。

これがどういう気分になるかというと、最初にこの神社に参拝しにきた自分が、神様3人に出会って、めくるめくエンターテイメントの世界に迷い込んで、パワーを浴びまくって、最後にパンッと現実に戻ってくるような、そういう感覚になるわけです。ぜんぶ本堂に手を合わせている間に見た夢かな??みたいな。いや私だけかもしんないけど。笑 
私はそう思って、「天才…!」になった。そういう意味では作品として軸がしっかりしていて、すごくクリエイティブ力が高いし、はあ〜〜楽しかった〜〜〜!!!!(ディズニーランド帰り)みたいな気分で、なかなか世界観から抜け出せなかったです。

●終わりに

「僕たちは、この作品を大事に育てていきたいと思っています」っていうひーくんの言葉に、来年以降もまた会えるのかなって胸が高鳴りました。てかこんな素晴らしい作品、未来永劫やってほしいし、世界にも広がってほしい。たくさんの人に見てほしい。GALAというパワーとエンタメを浴びてほしい。

やりたいこと、見せたいことがこれでもかと詰まった舞台を、ドラマ撮影中に仕上げた3人にはひたすらに脱帽です。本当にすごい。
またGALAワールドに迷い込む日が、とても楽しみです。