過去と今を切り離す
子供たちが寝るときは、お布団で絵本を読んでから眠りにつくのが習慣になっている。
その日も絵本を読んで眠りにつこうとすると、いつもの様に腕枕を求められる。腕枕をすると、長男の首が非常に熱い。これは熱があるなと思い、計ってみると39.6度。保冷剤で身体を冷やし、様子を見ることに。
そういえば…楽しみにしているおやつタイムも無言で食べててあまり美味しそにはしていなかったし、夕飯の大好きな餃子もあまり食べず、ほとんど残していたな。
おやつを食べている時の長男の様子について、あれ?なんだかちょっといつもと違うなって感じてた。でも、気のせいかな。って事にした。そして、夕飯になった時も、またまた美味しくなさそうだし、なんだか食べるのが辛そうだなとも少し感じた。でも、いつものことでしょ。ってここでもあまり気にしなかった。
長男は食べるって言っても食べなかったり、お代わりしても一口でやっぱりいらないとか言ったりする。だから、あぁ、今日もまただ。って思って、私が感じた少しの違和感はなかった事にした。
私の感覚はあっていた。けれど、私はその感覚よりも、昨日も一昨日も同じだから、今日も同じでしょってあっさりと片付けてしまったんだ。
羊飼いと狼を思い出した。
毎回、毎回、狼が来たぞーって嘘をついていたから、本当に狼が来た時に助けてもらえなかったっていう話。
長男が嘘をついているわけではないけれど、内容は似ているなと思ったんだ。
長男が毎日、毎日、食べると言って結局食べなかった。
だから、私は長男は今日もどうせ食べるといつつ食べないんだろうな。と決めつけ始める。
そして、本当に食べたくなかった日を見落としてしまった。
過去と今を結びつけることはナンセンス。
自分の感覚を信じよう。もっともっと研ぎ澄ませよう。
今に生きよう。
過去を見て今を決めつけない。過去に引きずられるな。たとえどんなに同じことを過去に繰り返していたとしても。
過去と今を結び付けたくなった時は、未来を思い出そう。過去に囚われる今や未来は苦しい。
過去にとらわれずに今を生きよう。
訓練、訓練。
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