2018年ボカロ10選(+α)について

今晩は、昨年は8月からvocanoteを始め、偶然にも一ヶ月に一度の頻度で投稿していました。ゴケです。今年はリアルが忙しくなることもあり月一も更新出来ないと思います。投稿した際は暖かく見守って下さると嬉しいです。今年もよろしくお願いいたします。

新年明けて一発目のvocanote、今回の内容は#2018年ボカロ10選についてです。画像をバーン!って出すだけだとどうしてこの曲達を選んだか、また、その曲の感想とかがわからないためそれを補足的な形で書きたいなーと思ったので書きました。クリックしてくださった方へ「ありがとう」の気持ちも込めて+αとしてのUTAU、Cevio曲も二つくらい感想書きたいと思います。それではこの(↓)10選のツイートに沿って感想を書いていきたいと思います。自分語りや勝手な解釈が長々続きますがよろしければどうぞ!(私の文章は読まなくても曲は聴いて行ってね!)

紹介順は画像の順番と一部異なっているので悪しからず。(あと一部Pさんの名前が敬称略です)

1、ロキ/鏡音リン・みきとP

言わずと知れた有名曲。説明不要でしょう。みきとPという枠どころかボカロシーン全体としても2018年の代表曲となりましたね。
ボカロと人間(それも作り手であるP)がオリジナル曲を一緒に歌う、そんな動画は昔から無かった訳ではありませんでした。(パッと思いついたのはヒャダインこと前山田健一さんの「Choose me」だった…何年前から記憶更新されてないんだ…?)一応動画貼っときますわ


で、正直な話ですが、私そんなボカロと人間歌唱の動画、ほぼ興味ありませんでした。
よくツイッターとかで歌みた聴かないだの本人歌唱聴かないだの言っておりますがボカロと人間のデュエットも聴かないんですよね…。総じて人間歌唱が嫌いな訳じゃなくて多分そういうものなんだと思うんです。でもBUMP OF CHIKENの「ray」は大好きだしピコンさんの曲も聴くなあ…あれ…?(ガバガバ)

さてそれに加えて私、TLとかで過度に褒められている、評価されている、めちゃくちゃ嫌な言い方すると持ち上げられている、簡単に言うとべた褒め状態、この状態の曲を聴くのが本当に苦手な人間なのです。これはボカロ曲に限らず全てのジャンル、もの共通だし、確実に好きな曲でも苦手なのでこれもそういうことです。難儀な性質してるなぁ~(呆)
こういう時は時間が経ってTLのほとぼりが冷めかけた時に新曲を聴くのですが、私の場合ロキは投稿から約二週間聴かず置いておきました。結構置いてますね


そして約二週間経ち、ロキを初めて聴いた時の私のツイートです。

即落ち2コマ漫画か?
この曲の魅力は私が語るまでもなくもっと多くの方が魅力的なもっと文章で語っていると思います。ですのでこの曲の魅力を手短に、イントロから引き込まれるかっこいいサウンド、人間とボカロのあまりにも自然な掛け合い、リンちゃんの生き生きとした自然過ぎる声…がなってても自然なんですよね…そしてクる歌詞…一時期毎日の様に聴いてましたからね。

以上、ボカロと人間歌唱の楽曲聴かない人間である私が夢中になった曲でした。

あと蛇足ですが「死ぬんじゃねぇぞ お互いにな!!」に興奮しないイメソン厨おるんか?おらんだろ?失礼いたしました。

2、ジグソーパズル/まふまふ feat. 鏡音レン


歌い手出身Pの曲…とか言うつもりはありません。彼を「歌い手出身」という括りで語るのはナンセンスでしょう。時代錯誤です。ただ「お前の鏡音レンにやられるは思わなかった」と思わないではない…かな?
私は元々「IAちゃんを高速ロックで使うならまふまふの如く高音でキンキンにして潰せ!」が合い言葉であった私、彼のGUMIちゃんも潰して高音キンキンですよね、そこが良い。

まふまふさんは今年の鏡音曲として「ハローディストピア」を出しており、この曲ではレンくんは全体的に低音という訳ではありませんでした。Cメロくらい?そのCメロが一番好きです。一方、友達から貸して貰ったボカロアルバム「EXISTENCE」に収録されている「無神論者の慟哭」、この曲では低音レンくんが持ち味ではないかと思っています。(改めて貸してくれてありがとう)この曲を聴いて「低音レンくんいいな~」とか思っていました。
今回の「ジグソーパズル」、すごい低音レンくんが映えるんですよ曲に。最初はおとなしめ(※当社比)曲だな~くらいの感想だったんですけど何回か聴くうちにはまっていきました。聴けば聴くほどノリにはまっていく、Aメロ、特にBメロが好きなんです。その中でも「足りないのだ①足りないのだ②」のところ大好き。この①や②のところ嬉嬉として掛け声やりたい(そういう曲ではなくない?)

ところでこの方のボカロ曲の歌詞、全部が全部好みど真ん中というわけでは無いのですが(好きなのもある)この曲の歌詞はなかなか好みなんですよね。なんでかしら…?

3、他人事の音がする  あめのむらくもP


早い話が一目惚れ改め一聴き惚れです。この曲聴いた時の私の心境「や~べ~~~新年明けて数日しか経ってないのにやべー曲来ちゃったよ、確実に年10選だわ」でした。
開放感があるサビ、キラキラしながら奥深さもある綺麗なメロディー、奏でられるGUMIちゃんの声、切なさも醸し出す歌詞…。サビで見られる様な音に合わせて緩急つけて奏でられる歌声が大好きなんですよね。

あめのむらくもさんの曲は「私、案山子」も大好きでちょっと悩みましたね…でも一聴き惚れを信じたいのでこちらの曲で。

4、ハグ  カンザキイオリ


カンザキさんは実は私的な歌詞の好みにムラがあるPさんです。正直歌詞が好きじゃない曲もあるんですが歌詞が好きな曲はとことん好き。あまり歌詞を「好きじゃない」と判断しない人間なので、歌詞が「好きじゃない」と「とことん好き」の境目に居るという、自分の中で希有な方です。なお曲は全体的に好きなので聴きます。(おい)
この曲はとにかく歌詞が好き。この縋り付く様な、どうにもならない様な歌詞に悲痛を叫ぶようなミクの声…。そんな心の内を冬のテイストや感傷的になりやすいもの悲しさをうまく取り入れて表現している曲だと思います。なぜか夏頃にハマりましたが。
まあ、こう書きましたが早い話

歌詞がど性癖ですありがとうございます!!!!!!!!

5、戯言の雑音  しとお


サムネの初音ミクさん、特にその「目」に心を射貫かれました。
こんな「サムネホイホイ」から動画をクリックしたところ、絵も曲も動画もど好みでしたね…。語りかける様に言葉をずっと吐き出してくれている、かと言って完全に寄り添ってくれている訳ではない、突き放している訳でもない。歌詞の語り掛けが絶妙だと思います。とにかく絵も含めてこの動画の初音ミクさんが好き過ぎます。

6、Empty  朝霧ヒロキ

歌詞の仄暗さ切なさ、キラキラした音、仄明るいメロディーと澄んだ可愛いらしい歌声…そのどれもがマッチしてて素敵です。三部作作品を含め一つの連続した物語を見ている様です。

とにかく「神聖」「静謐」という様な言葉が似合いますよね…この曲…。でも歌詞を読んでみるとむしろ「静謐」という言葉が似合ってしまうのが悲しい、「君」に生き生きとした生命力が失われているということですから。
この切なげで落ち着いた雰囲気を創り挙げるのはVY1の声質だからこそ、と思います。

7、ピースライト シガーマン  ユキトモ


ユキトモさんのIAちゃんが好きなんですよね~~~!私2017年の10選でユキトモさんのIAちゃん曲である「別れの歌さえ歌えないや」を選んだくらいです。この曲だけでnote1本書けるくらいに好き。歴代のIAちゃん曲の中でも十指に入るくらいに好き。ここは「2017年の曲を語るべき場所じゃねぇぞ!」って言われそうなのでこの辺で。最高の失恋ソングです聴いてない人は聴いて下さい。

「ピースライト シガーマン」の話をしますね。この曲は軽快なバンドソング、カラっとしているのでいい意味でサクっと軽く聴けます。つまり何回も何回も聴ける。かわいくもはっきりとした声質、凜とした姿でギターを抱えてジャカジャカ弾いてそうなIAちゃんの姿も思い浮かんできます。IAちゃんはいわゆる早口高速ロック曲に度々使われたり、その影響からか「IA ROCKS」といったロックサウンドに合わせる様なバージョンも出たりします。皆がIAちゃんとロックの調和を追求する中、このような可愛いかつIAちゃんの声質の伸びやかさも残しながらバックミュージックに負けて埋もれることも無くしっかりと伝わる、こんなジャカジャカロックサンドサウンドは理想型の一つなんじゃないかな、と思います。(イアちゃんの話をすると前述の「イアちゃんで高速ロックやるならまふまふの如くキンキンに潰せ!」が再発します。)

8、平均的ボクら/ぷろぺら feat. 初音ミク


散々「自分に誇れるものは無い」、「劣っている」とか言っていたって心の中では「平凡」で、「平均」で居たい。正直口では劣ってるとは言いながらも心の内では自分は劣等生では無い、平均だ、と思って居る人って多いのではないでしょうか。何を隠そうか、私です。
この曲はそんな「平均的」な人のお話。とにかく歌詞がグサグサ刺さる。「特に目立つ行動もしないし」「決して頭も悪くないし」「先生からの言葉は「マジメナセイト」」
………全部が全部ではないけど思うところがない訳では無い。むしろ刺さる。
だからと言ってグサグサと刺して終わるわけではない。この曲では「奇跡を待っている」で締めくくられている。この毎日が劇的に変わるとは思わないけど、それでもちょっと希望も思わせる。派手ではなくしんみりと盛り上げ情緒を醸し出すメロディーもあり、聴いた後しんみりとした感傷だけではなくどこか暖かい様なものも残して去って行く、そんな歌だと思います。

9、アイソテーゼ・ハートレス/wyiroha feat. 初音ミク&GUMI


最初に断りを入れておきます。自分は既存の好きなものに似ているものを「〇〇に似てる!」で好きになる人間です。そのためその様な発言で不快を催す方は申し訳ないですが続けます。
私は現実逃避Pことwowakaさんの曲が好きなんですけど、それに加えて「wowakaっぽい」曲も大好きなんです。「wowakaの系譜」って私が勝手に使っているんけど、まあつまりwowakaさんの魂を感じさせる様な曲。昨年に入ってもいくつもその様な曲は聴いていました。その中で私が一番好きになったのがこの曲です。
最初はサムネを見て「おっ!」ってなって動画をクリックしたのですけど、まずイントロから好き…ってなっちゃいましたね。「wowaka」に通じたものを感じさせつつも「自分」の音やミクGUMIの声…すっかり惹かれてしまいました。
2018年で一番好きな曲はこの次の曲なんですけど、次点は?って言われたらこの曲です。ミクやGUMI以外のボーカロイドの使用、wowakaっぽいね!で片付けてしまうことが決して出来ない曲の投稿などこれからもwyirohaさんに注目していきたいと思います。

10、アイリスが咲く頃に/群咲たくみ feat. 初音ミク


2018年ボカロ曲の中で一曲選べって言われたらこの曲です。2018 年ボカロ1選です。初めて聴いた時に「あっ、今年はこの曲だな」って思いました。この曲の好きなところをまとめたツイートを貼ります。

本当に素敵なんですよこの曲、とりあえず一回聴いて下さい。大好きです。

・おまけです(短いのであくまで「おまけ」として読んでください)
まずUTAU曲から

1、水時計  natural


カラっとしたリズム良しオシャレサウンド、テトさんときりたんの声の違いも引き出せるテンポ良い歌声、素敵でした。
この曲でnaturalさんを知ったのですが、どの曲も素敵ですね。特にテトさんらUTAUの持つ声の強さが全面に出ていて魅力的です。

2、More than Virtual  神尾けい


10月10日に投稿されたテトさん曲。キラキラポップEDMなサウンド。曲からも詞からもテトさんへの愛が伝わってきます。投稿文「出会ってくれてありがとう。」ってなんだよ…見てる我々も泣いちゃうだろそんな事言われちゃったら…

続いてCeVIO

1、ガリレオ・コンフリクト  茸きのこ


なんだこのクオリティ!?クオリティたっか!たっか!
イントロから滲み出るオシャレさ、ONEちゃんの凜とした声、緩急、完全に「歌ってる」…。メロディーも切なさも感じさせながらぐっと開放させるようなサビ、Cメロでためてからのラストサビは爽快です。
クオリティー高いしか言えねぇや…

2、パウダー  Sagishi


淡々とした読みあげ、スッと耳に入ってくる韻、でも入ってくる歌詞や音はダーク、そんなこちらに語りかけてくるような曲です。緩急もつけずに淡々とこちらに語りかけていく様子はもはや恐怖と言っても過言では無いのですが、寧ろこのささらさんの声に惹きつけられます。目を離せなくなる。(この場合耳かな)
正直聴いてて不安定な気持ちになります。でもそこが魅力です。このnote書くために初めてPV見たのですけれども、動画から受け取るメッセージが強いですね…。


以上です!思ったより長くなって自分が一番驚いています。今年は去年ほど暇では無い日々を過ごすと思いますが、現在進行形で沢山いい曲に出会って行きます!次のvocanoteは未定です。また投稿した際はよろしくお願いします。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!!

ちなみに余談ですがこの内容のnote、本当は1月7~10日くらいで出す予定でした。おかしいですね、本日は何日でしたっけ…

#vocanote